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クリニック専門のCFOとは?
「CFO」とは「Chief Financial Officer」の略で、最高財務責任者を指します。
彼らは、会社の財務戦略を策定し、お金の管理のプロフェッショナルとして活躍しています。実際、多くの中小企業やベンチャー企業では、外部からのCFOが経営のサポートをしています。しかし、クリニックの世界ではこのようなCFOの役割を果たしている人はまだ少ないのが現状です。
では、クリニックCFOは、具体的に何をするのでしょうか?
端的に言えば「ドクターが外注したサービスに対する、連携と第三者としての監視」を行っています。税理士はクリニックの税金の計算や決算書の作成、税務対策の提案を行いますが、CFOはそれ以外の部分、特に資金運用や資産形成、資金管理に関してサポートします。
そのほか、税理士やファイナンシャルプランナー、開業コンサルタント等と連携し、医療法人化を進める際の財務コンサルティングや、ライフプランニングに関するアドバイスを行うことで、全方位的な財務管理を支援しています。
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なぜ、ドクターと税理士の間でミスマッチが起こるのか?
ドクターと税理士との間でミスマッチが生まれる理由は、税理士とドクターの間にある「情報の格差」です。この関係は、ドクターと患者の関係に似ています。
開業時、たいていの院長は、クリニックの会計、税務や税理士業界の知識をほとんど持ち合わせていません。なぜなら、多くのドクターは、税理士と仕事をした経験がないからです。
開業後、院長は税理士にさまざまな疑問や相談を持ちかけることが増えます。しかし、税理士がその疑問や相談に対して適切に答えられない場合、院長の不満は増大します。特に、クリニックの収入が増えると、経費に対する質問や節税の提案が求められるようになります。しかし、税理士がこれに対して適切な対応や提案を行えない場合、院長は税理士の資質やその選び方に疑問を持つようになるのです。
この問題の背景には、税理士の選び方や評価の方法が不明確であること、また、税理士事務所の規模や知名度だけでなく、「実際の担当者の能力や経験」が重要であるにもかかわらず、それが重要視されていないことが挙げられます。
大手の税理士事務所でも、担当者の経験や能力には大きな差があり、運悪く医療関係に明るくない担当者が当たってしまった場合、ミスマッチの原因となることが多く存在します。
本書では、そのようなミスマッチを避けるために、税理士を選ぶ場合の「5つのチェックポイント」も紹介しています。
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本書のポイント
・著者は、コロナ禍以降、集患・増患に悩むドクターへ効率的な解決策を提案しており、そのノウハウを一冊に凝縮しています
・クリニック経営の成否を分ける「税理士選びのポイント」を掲載しました
・税制や情勢の変化が激しい現代の、「ドクターのライフプランに沿った財務管理手法」を事例とともに網羅しています
▼こんな方におすすめ
・クリニック経営に悩む院長
・開業を前に税理士選びを考えるドクター など
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著者紹介
三橋 泉(みつはし・いずみ)
DLSパートナー株式会社代表取締役。
1997年の開業から現在に至るまで、ドクターからのあらゆる経営上の相談を「ドクターのためのかかりつけ医」として、多角的な視点からアプローチをかけ、解決策を提案している。これまでに相談を受けた数は2000を超え、開業時から医療法人化までさまざまなフェーズのドクターからの依頼が今も殺到している。
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書籍情報
『最小の労力で最大の財産を生み出す クリニック経営4つの原則』
著者:三橋泉
定価:1,738円(本体1,580円+税)
体裁:四六判 / 304ページ
ISBN:978-4-295-40920-5
発行:株式会社クロスメディア・パブリッシング(クロスメディアグループ株式会社)
発売日:2024年2月2日
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