所得、投資、貯金だけじゃない、人生も社会も豊かにするお金の授業、開講!
本書は元ゴールドマン・サックス金利トレーダーの田内学氏による、小説仕立てのマネー論です。「いかにお金を増やすか」という資産運用の話ではなく、「お金の本質・経済のしくみ・働くことの意味」について、予備知識なしで、楽しみながら平易に学べる内容となります。
田内氏は、東京大学を卒業後、資本主義の「中心」とも言えるゴールドマン・サックス証券株式会社で、16年間金利トレーダーとして従事した後、現在は「お金は偉くない。そして経済は、お金でなく人を中心に考えるとよくわかる」をモットーに、金融教育家として様々なメディアで発信を続けています。一見難しい経済の問題の本質を、身近な例から中高生でもわかるように解説してくれると定評があります。
グランプリ受賞に寄せて、田内氏は次のようにコメントしています。
「社会に意味を与えてくれるのはお金ではなく人です。お金の大切さよりも人の大切さを知る本を作りたいと思いました。今回の受賞で僕の思いを広げるチャンスをいただき、大変嬉しく思っております。この本を薦めてくださった全国の書店員のみなさん、そして投票してくださった読者の皆さん、本当にありがとうございました。」
著名人の方からも多くのコメントをいただいております。
糸井重里氏 推薦(ほぼ日 代表取締役社長)
「お金はすごい。しかし、お金に負けるな!」
和田孫博氏 推薦(灘中学校・灘高等学校前校長)
「本当に素晴らしい本。多くの若者に読んでほしい」
長谷川京子氏 推薦(俳優)
「お金に振り回されないための本。子どもにも読ませたい」
宮台真司氏 推薦(社会学者)
「お金で『できないこと』を教えてくれる傑作。良く生きたければ、読まなきゃダメだ」
■『きみのお金は誰のため』概要
出版社 : 東洋経済新報社
発売日 : 2023/10/18
ISBN : 978-4492047354
体裁 : 四六版・並製・250ページ
東洋経済公式ストアサイト 商品ページ
https://str.toyokeizai.net/books/9784492047354/
Amazon 商品ページ
■あらすじ
主人公・佐久間優斗は中学2年生。両親は地元で小さなトンカツ屋を営んでおり、裕福な家庭ではない。将来の夢は見つかっていないが、たくさんお金を稼いで、みんなから評価される仕事をしたいと考えている。大学進学を控えた、歳の離れた兄がいる。
ある大雨の日、優斗は、ひょんなことで知り合った投資銀行勤務の七海とともに、謎めいた屋敷へと入っていく。そこにはボスと呼ばれる大富豪が住んでおり、「この建物の本当の価値がわかる人に屋敷をわたす」と告げられる。その日からボスによる「お金の正体」と「社会のしくみ」についての講義が始まる。
■目次
プロローグ 社会も愛も知らない子どもたち
第1章 お金の謎1:お金自体には価値がない
第2章 お金の謎2:お金で解決できる問題はない
第3章 お金の謎3:みんなでお金を貯めても意味がない
第4章 格差の謎:退治する悪党は存在しない
第5章 社会の謎:未来には贈与しかできない
最終章 最後の謎:僕たちはひとりじゃない
エピローグ 6年後に届いた愛
■著者プロフィール
田内 学(タウチ マナブ)
金融教育家
1978年生まれ。東京大学工学部卒業。同大学大学院情報理工学系研究科修士課程修了。
2003年ゴールドマン・サックス証券株式会社入社。以後16年間、日本国債、円金利デリバティブ、長期為替などのトレーディングに従事。日本銀行による金利指標改革にも携わる。
2019年に退職してからは、佐渡島庸平氏のもとで修行し、執筆活動を始める。著書に『お金のむこうに人がいる』(ダイヤモンド社)、高校の社会科教科書『公共』(共著、教育図書)、『10才から知っておきたい 新しいお金のはなし』(監修、ナツメ社)などがある。『ドラゴン桜2』(講談社)、『インベスターZ 番外編「人生を変える!令和の投資教育」』(コルク)でも監修協力。
お金の向こう研究所代表。社会的金融教育家として、学生・社会人向けにお金についての講演なども行う。
著者SNS
Twitter https://x.com/mnbtauchi?s=20
Instagram https://www.instagram.com/tauchimnb/
note https://note.com/mnbtauchi/
※著者の経歴については、以下の記事にて詳しく解説されています。あわせてご参照ください。
東洋経済オンライン
「父は中卒蕎麦屋」格差に直面した息子の驚く顛末
関連URL :