2月9日に公開された話題の映画『一月の声に歓びを刻め』の監督である三島有紀子さんがNHKカルチャーで講演をされます!
代表作に『しあわせのパン』『繕い裁つ人』『Red』『幼な子われらに生まれ』がある三島有紀子監督。
今回、映画の公開を記念して、ここでしか聞けない、とっておきの監督とのシネマナイトを開催します!
映画ってどうやって作るの?このシーンはどうやって生まれたの?キャスティングの裏話、映画への想いなど…映画を既にご覧になった方も、これからご覧になる方も、既に見たけどもう一度見ようと思っている方も、みなさんぜひご参加下さい!
講座後半では、監督と直接対話できる時間も予定しております。「一番印象に残っているシーンは?」「何度も録り直して撮影に苦労したシーンは?」「キャストの方とどんな打ち合わせをしたの?」などなど、実際に映画をご覧になってから講座をご受講いただくとより深く楽しんでいただけます。映画の感想を監督に直接伝えることが出来る、贅沢なシネマナイト。ぜひ皆さんのご受講をお待ちしております。
■事前質問募集中(2/21〆切)
※ぜひ、映画をご覧になってから質問をお願いします!
■あらすじ
北海道・洞爺湖。お正月を迎え、一人暮らしのマキの家に家族が集まった。マキが丁寧に作った御節料理を囲んだ一家団欒のひとときに、そこはかとなく喪失の気が漂う。マキはかつて次女のれいこを亡くしていたのだった。それ以降女性として生きてきた“父”のマキを、長女の美砂子は完全には受け入れていない。家族が帰り静まり返ると、マキの忘れ難い過去の記憶が蘇りはじめる……。
東京・⼋丈島。⼤昔に罪⼈が流されたという島に暮らす⽜飼いの誠。妊娠した娘の海が、5年ぶりに帰省した。誠はかつて交通事故で妻を亡くしていた。海の結婚さえ知らずにいた誠は、何も話そうとしない海に⼼中穏やかでない。海のいない部屋に⼊った誠は、そこで⼿紙に同封された離婚届を発⾒してしまう。
⼤阪・堂島。れいこはほんの数⽇前まで電話で話していた元恋⼈の葬儀に駆け付けるため、故郷を訪れた。茫然⾃失のまま歩いていると、橋から⾶び降り⾃殺しようとする⼥性と出くわす。そのとき、「トト・モレッティ」というレンタル彼⽒をしている男がれいこに声をかけた。過去のトラウマから誰にも触れることができなかったれいこは、そんな⾃分を変えるため、その男と⼀晩過ごすことを決意する。やがてそれぞれの声なき声が呼応し交錯していく(公式映画HPより)
■三島有紀子監督プロフィール
大阪市出身。18歳からインディーズ映画を撮り始め、神戸女学院大学卒業後NHKに入局し「NHKスペシャル」「ETV特集」「トップランナー」など市井の人々を追う人間ドキュメンタリーを数多く企画・監督。03年に劇映画を撮るために独立し、東映京都撮影所などでフリーの助監督として活動、ニューヨークでHBスタジオ講師陣のサマーワークショップを受けた後、『しあわせのパン』(12年)、『ぶどうのなみだ』(14年)とオリジナル脚本・監督で作品を発表。撮影後、同名小説を上梓した。企画から10年かけた『繕い裁つ人』(15年)は、第16回全州国際映画祭で上映され、韓国、台湾でも公開。その後、『少女』(16年)を手掛け、『幼な子われらに生まれ』(17年)では第41回モントリオール世界映画祭で審査員特別大賞、第41回山路ふみ子賞作品賞、第42回報知映画賞監督賞など、国内外で多数受賞。その後、『Red』(20年)、短編『よろこびのうたOde to Joy』(21年『DIVOC-12』)、『IMPERIAL大阪堂島出入橋』(22年『MIRRORLIAR FILMS Season2』)を発表。2023年コロナ禍での緊急事態宣言下の感情を記録したセミドキュメンタリー映画『東京組曲2020』公開。力強く美しい映像の力を信じ、永続的な日常の中の人間にある軋みを描きつつも、現代の問題を浮かび上がらせ、最後には小さな”魂の救済”を描くことを信条としている。(公式映画HPより)
講座名:『一月の声に歓びを刻め』公開記念 三島有紀子監督と語り合うシネマナイト
講師:映画監督 三島 有紀子
受講形態:NHK文化センター青山教室での受講/オンライン受講
開講日時:2024年2月26日(月)19:00~20:30
受講料金(税込):
【青山教室での受講】 NHK文化センター会員 4,576円/ 一般(入会不要)5,269円
【オンラインでの受講】NHK文化センター会員・一般(入会不要) 3,300円
主催:NHK文化センター青山教室
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