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勝ち抜く企業をつくる〝新任マネジャーのバイブル〟。ロングセラー第3版
本書は、中間管理職の「世界初の入門書」として大反響をいただいた『はじめての課長の教科書』の第3版です。初版が2008年に、第2版が2014年に出版されています。これらに対し、今回、全体で約4万5千字の大幅加筆を施した新版です。
初版発売以来、新任の課長さんをはじめ、マネジャーを目指す方、中間管理職を育てたい経営者の方、さらに学校や病院、NPOなど、さまざまな組織の方にお役立ていただきました。日本国内に加えて、韓国、台湾、中国でも翻訳出版され、長く、広く読まれて、累計20万部を突破しました。
また、本書への反響をきっかけに、全国の企業で本書を元にした企業研修が行なわれるようになり、書店店頭には「課長本ジャンル」ができるほど、充実するようになりました。類書がたくさんある現在でも、本書は「新任マネジャーのバイブル的テキスト」としてご活用いただいています。
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課長は組織のキーパーソン。日本企業独自の強み
欧米発のマネジメント理論は、組織を「経営者vs従業員」の構図で捉える中で発達してきました。従業員はあくまで従業員にすぎず、それを中間管理職と末端社員に分けて考えるという発想はほとんどありません。
中間管理職は日本企業独自の「強み」です。「課長」には欧米のマネジメント理論では説明しきれない役割があり、独自のスキルが必要です。
中間管理職の中でも「課長の仕事」は、他の中間管理職の仕事よりも難しく、かつ重要です。課長は組織の「情報」と「人」を活性化するキーとなるポジションだからです。
「課長の仕事」は、課長になってからできるようになればいいものではありません。「課長の仕事」を引き受けることができる人材であることが証明できなければ、課長に昇進することはできないのです。
現在、課長として活躍されている方、課長に任命されたばかりの方、そして、いつか課長になりたいと考えている方に、ぜひ読んでいただきたい1冊です。
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時代の変化に合わせて大幅加筆
本書では旧版の内容を大幅にアップデートしました。
高齢化によって企業のありかたや経営の急所は変化しています。その部分を新章「人類史上かつてない高齢化を乗り越えるために」として追加しました。
日本な人類史上かつてないレベルで高齢化しています。超高齢化社会となる日本には、これから様々な社会課題が生まれます。同時に、世界のゲーム市場(約26兆円)の3倍という巨大な市場(約77兆円)が、日本国内だけで立ち上がることになります。
新章では、この高齢化をどのように乗り越えていくべきかを3つの視点で考えていきます。
また、成功する課長をファンクショナルアプローチで調査分析し、第2版で追加された章「活躍する課長が備えている5つの機能」では、新たに「課長アセスメント」として誰でも採点しやすいコンピテンシーリストが加わりました。
これによって、本書全体の話題が、さらに実務で使いやすく、自己評価にも活用しやすくなりました。
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旧版に寄せられた読者の声
・課長というポジションで「何ができるか」「何をすべきか」「志を抱くことの大切さ」を学びました。
(45歳 男性)
・とても勇気づけられました。この本は全国のサラリーマンのバイブルだと思います。(39歳 男性)
・ このような詳細な管理職向けのマニュアルはなかった。業種を問わない点も高く評価できる。(40歳 男性)
・人との関わりの大切さを学びました。仕事にも子育てにも役立つ内容で、すぐに実行したいと思います。(40歳 女性)
・多くのビジネス書を読んできましたが、本書はとても理解しやすく、久々に良書と出会えました。日々の業務と重なり、たいへん勉強になりました。(39歳男性)
・管理職への指示指導にブレが出ないよう買いました。色々改めなければいけない所が見つかりました。(47歳男性)
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書籍概要
【目次】
第1章 課長とは何か?
1 課長になると何が変わる?
2 課長と部長は何が違う?
3 課長と経営者は何が違う?
4 モチベーション管理が一番大切な仕事
5 成果主義の終わりと課長
6 価値観の通訳としての課長
7 課長は情報伝達のキーパーソン
8 ピラミッド型組織での課長の役割
9 中間管理職が日本型組織の強み
第2章 課長の8つの基本スキル
スキル1 部下を守り安心させる
スキル2 部下をほめ方向性を明確にする
スキル3 部下を叱り変化をうながす
スキル4 現場を観察し次を予測する
スキル5 ストレスを適度な状態に管理する
スキル6 部下をコーチングして答えを引き出す
スキル7 楽しく没頭できるように仕事をアレンジする
スキル8 オフサイト・ミーティングでチームの結束を高める
第3章 課長が巻き込まれる3つの非合理なゲーム
ゲーム1 企業の成長を阻害する予算管理
ゲーム2 部下のモチベーションを下げかねない人事評価
ゲーム3 限られたポストと予算をめぐる社内政治
第4章 避けることができない9つの問題
問題1 問題社員が現れる
問題2 部下が「会社を辞める」と言い出す
問題3 心の病にかかる部下が現れる
問題4 外国人の上司や部下を持つ日が来る
問題5 ヘッドハンターから声がかかる
問題6 海外駐在を求められる
問題7 違法スレスレの行為を求められる
問題8 昇進させる部下を選ぶ
問題9 ベテラン係長が言うことを聞かなくなる
第5章 課長のキャリア戦略
戦略1 自らの弱点を知る
戦略2 英語力を身につける
戦略3 緩い人的ネットワークを幅広く形成する
戦略4 部長を目指す
戦略5 課長止まりのキャリアを覚悟する
戦略6 社内改革のリーダーになる
戦略7 起業を考えてみる
戦略8 ビジネス書を読んで学ぶ
第6章 人類史上かつてない高齢化を乗り越えるために
視点1 介護が企業の生産性を破壊する
視点2 日本最後の成長産業としての高齢者市場
視点3 みんなで年齢差別を突破する
第7章 活躍する課長が備えている5つの機能
機能1 組織長としての正当性=個の力
機能2 指示を受け、指示を出す=経営情報の翻訳
機能3 報告を聞き出し、報告する=現場情報の翻訳
機能4 社内外の個人や組織との連携
機能5 部下育成と業務効率向上=組織力の向上
【著者情報】
酒井穣 Joe Sakai
株式会社チェンジウェーブグループ(旧リクシス) / 創業者・取締役
医療AI推進機構 / Outer Director
特定非営利活動法人NPOカタリバ / 理事
プロ野球選手会 / 顧問
過去に、事業構想大学院大学・特任教授や、新潟薬科大学・客員教授などを歴任している。
1972年、東京生まれ。慶應義塾大学理工学部卒。Tilburg 大学 TIAS School for Business and Society 経営学修士号(MBA)首席(The Best Student Award)取得。同 TIAS School for Business and Society の25周年記念においては、スクールの発展に寄与した25人の VIP の中の1人に選出されている。
商社にて新事業開発、台湾向け精密機械の輸出営業などに従事。後、オランダの精密機械メーカーASMLにエンジニアとして転職し、2000年にオランダに移住する。2009年に帰国し、フリービット株式会社(東証プライム)の取締役(人事・長期戦略担当)を経て、2016年9月に株式会社チェンジウェーブグループ(旧リクシス)を創業する。
『あたらしい戦略の教科書』『ビジネスケアラー 働きながら親の介護をする人たち』『ビジネスパーソンの父が子どもたちに伝えたい21世紀の生き方』(以上ディスカヴァー)他、著書多数。
印税寄付プログラムChabo!参加著者。
【書籍情報】
タイトル:『第3版 はじめての課長の教科書』
発売日:2024年2月23日
刊行:ディスカヴァー・トゥエンティワン
仕様:四六判/384ページ
ISBN:978-4-7993-3016-6
定価:1980円(税込)
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