生まれつき骨が脆く骨折しやすい先天性の難病を抱えながら、これまでに40カ国を旅し、ヨーロッパの現地企業で働く車椅子生活者が立ち上げたプロジェクト「Lo Sfidante」(イタリア語で「挑戦者」の意)。オリーブ農家のサステナビリティと向き合う中でイタリアのオリーブ農家と協力して初出品したオリーブオイル「ポッジョ・ガレット」が、OLIVE JAPAN® 2023国際オリーブオイルコンテストで銀賞を受賞しました。これを記念して、CAMPFIREにてクラウドファンディングを3月3日(日)より開始しました。
車椅子生活で育まれた好奇心
体育の時間は見学することが多かった小学生時代、私は家と小学校の往復という狭い生活圏で日々を過ごしていました。外の世界を知ることに喜びを覚える原体験は、中学1年生の時。同級生が車椅子を押して隣町の駄菓子屋に連れて行ってくれるようになり、生活範囲が少しずつ広がっていくことが嬉しくて、もっと遠くへ行ってみたい、という思いが強くなりました。大学生の時に1年間のアメリカ留学。卒業後は日本の会社で働きながら海外旅行を重ね、海外転職でアイルランドに移住しました。
挑戦者の想いと共に
「Lo Sfidante」は、情熱を持って何かに挑戦し続ける人を応援したいという想いから生まれました。イタリアの友人に料理を振る舞ってもらった際に食べたオリーブオイルの味に感動したのがきっかけで、オリーブ農家の後継ぎであるイヴァンと出会い、オリーブ農家が直面している困難に問題意識を持つようになりました。食物の供給者である農家のサステナビリティは、私たち消費者にとっても自分ごと。まずは課題の認知と美味しいオリーブオイルの感動を広めたいと考え、日本の食卓に最高品質のオリーブオイルを届ける挑戦を始めました。
オリーブ農家の大いなる挑戦
過去10年でイタリアのオリーブ農家の30%以上が廃業を余儀なくされ、その減少数は加速傾向にあります。しかし、イヴァンの家族はイタリア中部のチヴィテッラ・ダリアーノで、先代から受け継いだオリーブ農家を守るため、大いなる挑戦を続けています。
「ポッジョ・ガレット」は、愛情を込めて育てたオリーブからつくる最高品質のイタリア産エキストラバージンオリーブオイルです。農家の主人であるイヴァン自身が生化学者であり、オイルの品質には徹底的にこだわっています。
初挑戦での受賞
OLIVE JAPAN®は、日本オリーブオイルソムリエ協会が主催する、アジア最大のオリーブオイルコンテストです。今年も世界24ヵ国から702本が出品され、珠玉のオリーブオイルがひしめく中、「ポッジョ・ガレット」は初挑戦で堂々の銀賞を受賞しました。
「Lo Sfidante」は、この受賞を機に、イヴァンのオリーブ農園と共に、より多くの人々に最高品質のオリーブオイルを届ける挑戦を続けていきます。
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