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3月5日（火）、ミラノから帰国したYOSHIKIが記者会見を実施。先月開催されたミラノコレクションでデビューを飾った自身のハイファッションブランド MAISON YOSHIKI PARISに関して、凱旋帰国後早くも新たな展開を発表した。

会見では、MAISON YOSHIKI PARISのデビューとなったコレクション映像を、全編初公開。YOSHIKIが芸術家として作り出す圧巻の世界観に、会場は釘付けとなった。

ミラノコレクションのショー全編映像は、現在MAISON YOSHIKI PARISオフィシャルサイトで視聴できる。https://www.maisonyoshikiparis.com/

なお、今晩中にハイクオリティ版の映像も同サイトにて公開される。

ステージに登壇したYOSHIKIは、様々な質問に回答。MAISON YOSHIKI PARISについて問われると、「最大の舞台で自分のブランドがデビューできたことは感無量です。MAISON YOSHIKI PARISのコンセプトは、ジェンダーレス、サステナブル、アップサイクル、エッジが効いていること。元々X JAPANでデビューした時から音楽とビジュアルでの見せ方をアウトプットしてきたので、ファッションをすることは自分の中では自然な流れだと思っています」とコメントを寄せた。

さらに、本ブランドの構想については、「10年前から構想はあったのですが、5年前のFashion Week TOKYOの際にYOSHIKIMONOのショーのために世界中から素晴らしいメンバーに集まっていただき、そこから具体的にMAISON YOSHIKI PARISは始まりました」と回答。また、デビューショーが世界中のメディアから絶賛されていることについて、「素晴らしいメンバーが集まってくれたおかげです。世界の名だたるレジェンドが僕のチームに入って支えてくださったので、このような結果が出せたと思っています。僕も常に学び、アドバイスをいただきながら進めました」と語った。

会見の最後にYOSHIKIは、「音楽業界は、AIの進歩によって数年後に大きな変革が訪れると思っています。それは映画業界も同じでしょう。もちろんファッション業界も変化すると思います。だからこそ、アーティストは自身のライフスタイルをブランド化してファンの皆さんと共有していくスタイルに変化すると思っています。アメリカでは既にそういった流れが起きています。僕がX JAPANとしてデビューした際も、業界が大きく変わる時期でしたが、そのときと同じように時代が猛スピードで変化していくんだろうと。構想には長い時間を懸けましたが、このタイミングで一気にデビューさせていただくことを決めました」とエンターテインメント業界の未来と自身の考えを真摯に述べた。

また、ショーで使用した楽曲の中には、YOSHIKI自らが制作した新曲もあり、さらにファッションデザイナー、ミュージシャンである藤原ヒロシ氏との共作も、このショーで使われていたことが明かされた。長年の友人だった藤原氏とは昨年フランスで偶然再会し、今回のコラボレーションに至ったという。

今回のデビューコレクションを、米VOGUEは、「グラマラスさとドラマティックが共存する圧巻のデビューとなった」と絶賛したほか、米WWDは、「YOSHIKIのクリエイティビティの核心とも言える煌びやかな美学とシンクロしている」と賞賛。また、米New York Magazine/The Cutは、「YOSHIKIからはデザイナーとしての堂々たる自信が感じられた。彼の多才ぶりを思えば驚くことではない」と高く評価しており、さらに、英FAB UK、英Reuters、Reuters Asia、仏Madame Figaro、仏Fashion Network、また日本でもVOGUE JAPAN、Numero TOKYO、ELLE JAPON、WWD JAPAN、FASHIONSNAPなど、多くのメディアがニュースとして取り上げている。そんな「MAISON YOSHIKI PARIS」は、今秋に開催されるファッションウィークにも参加する予定。「MAISON YOSHIKI PARIS」の動向に世界中からの注目が集まっている。

なお、MAISON YOSHIKI PARISのコレクション主要アイテムである、ウェア、アクセサリー、スニーカーは公式オンラインショップで展開され、5月初旬に予約販売をスタートし、9月初旬に配送を予定している。

さらにYOSHIKIは、現地時間4月16日に米ドジャー・スタジアムでピアノパフォーマンスを行うことも発表。

ドジャー・スタジアムは、アメリカのカリフォルニア州ロサンゼルスにある野球場で、日本人選手としては、大谷翔平選手や山本由伸選手などの注目選手も所属するメジャーリーグドジャースの本拠地。その会場で当日行われる、ロサンゼルス・ドジャースvs.ワシントン・ナショナルズ戦にて、YOSHIKIがアメリカ国歌をピアノで演奏することとなった。また本試合は「ハローキティ・ナイト」と題され、ハローキティが始球式に登場する。

なおYOSHIKIは、ハローキティの50周年を記念した公式グローバルソングを手掛けることが決定している。