株式会社Essay(本社: 東京都北区 代表取締役: 江連千佳)は、“おかえり”ショーツを販売するフェムテックブランド「 I _ for ME(アイフォーミー)」を事業譲渡いたしました。
⚫️社会価値を生み出す事業を継承するソーシャルM&A®︎
本件は、弊社代表の学生起業家としてのウェルビーイングや新たなキャリアの形成と、女性特有の課題に寄り添った“おかえり”ショーツの販売を行うフェムテックブランド「I _ for ME」を継続することの両立にマッチした、経済成長とソーシャルグッドの両立を目指す「GOZEN(ゴゼン)」(運営:株式会社drapology、CEO:布田尚大)にFAとしてご協力いただき、ソーシャルM&A®︎を実施いたしました。
<株式会社Essay代表取締役 江連千佳より>
3年前の国際女性デー、“おかえり”ショーツは、女性たちのこころもからだも解放するリラックスウェアとして誕生しました。販売を開始して以来、多くの方に手に取っていただき、本当に嬉しく思っております。
1年ほど前、健康上の理由から、“おかえり”ショーツの生産継続が困難な状況に陥り、やむを得ず事業を廃業する方針を立てておりました。そのような状況でも、“おかえり”ショーツをご購入いただいた皆様から、多くの再販を望むお声をいただきました。その声に応えたいと考え、販売を継続する方法を模索した結果、事業譲渡に至る運びとなりました。“おかえり”ショーツおよび I _ for MEは、新たな運営会社のもと、前に進んでいきます。ぜひ新たな旅路に祝福をいただけましたら幸いです。
<株式会社drapology CEO 布田尚大氏より>
社会的意義が高い本ディールのサポートができ、大変嬉しく思います。GOZENは本ディールに2つの理由でコミットしました。
1つ目は“おかえり”ショーツのプロダクトとしての優秀性です。パターン・縫製・色味、全てに高い機能性を有します。ともすると理念先行でプロダクトの完成度がなおざりになってしまう事例も散見される中、”おかえり”ショーツのモノとしての素晴らしさに魅了されました。2つ目はブランド継続による社会的投資収益率の観点です。起業が一般化する中、始めることから継続することの重要性が高まっています。江連さんが限りある学生時代の大半を注がれた”おかえり”ショーツ事業のソーシャルインパクトの可能性をM&Aで最大化したいと考えました。“おかえり”ショーツ事業と江連さんの今後の活動を心から祝福します。
⚫️ショーツによるデリケートゾーンへの締め付け感など女性特有の悩みに向き合い開発
ショーツなしではけるリラックスウェア、”おかえり”ショーツは、従来の女性下着のデザインによるデリケートゾーンの締め付けを解決するフェムテック商品として開発されました。2020年10月にクラウドファンディングで126名から70万円以上もの支援を受けて商品化し、東京都からの創業支援を受け、2021年の国際女性デーに自社ECサイトでの販売を開始しました。
販売以来、”おかえり”ショーツは、「マツコ会議」や「anan」を初めとした多くのメディアで話題を呼び、ご妊娠中の方やそのパートナー、車椅子をお使いの方など、当初の想定を超えて多様なお客様の元にお届けすることができました。また、本事業は東京都が主催する「Tokyo Startup Gateway 2020」ではファイナリストに選出、世界学生起業家アワードでは日本大会3位受賞など、女性のウェルビーイングに貢献する社会性の高いものとして評価されております。
⚫️「フェムテック」の健やかな発展を目指して
海外では、フェムテックの市場において、倫理的懸念が発生していることが指摘されています(Jacobs & Evers, 2023) 。約三年間、”おかえり”ショーツを通してフェムテックに従事する中で、このような懸念は日本でも発生しうるという危機感を抱きました。このような背景を踏まえ、株式会社Essayは、フェムテックの社会的影響についての調査および研究を行い、日本のフェムテック市場の健やかな発展に貢献できるよう、挑戦を続けて参ります。
■株式会社Essayについて
株式会社Essayは、「違和感をカタチに、幸せを多様に」をミッションに掲げ、声になっていない女性の課題をプロダクトやサービスにすることで社会に問題提起するソーシャル・ビジネスに取り組む会社です。
代表取締役 江連千佳
2000年東京に生まれる。津田塾大学総合政策学部4年。2021年、ショーツをはかないリラックスウェア、”おかえり”ショーツの販売会社として株式会社Essayを起業、代表取締役に就任し、現在に至る。HPVワクチンフォローアップ接種の署名活動など、女性のウェルビーイングにまつわるアドボカシー活動にも従事。また、起業の経験を踏まえ、フェムテックの社会的影響についてアカデミックにも取り組み、研究は学会発表で受賞するなど評価を受けている。2024年4月より東京大学大学院学際情報学府で引き続きフェムテックについて研究予定。
■本件に関するお問い合わせはこちら
担当者:江連千佳
電話番号:0804342195
メールアドレス:ellen.iforme@gmail.com
関連URL :