レアメタルは、自動車や電子機器、通信機器などあらゆる製品に不可欠の元素を示し、なじみのない金属元素の総称として最も一般化した言葉であります。だが、明確な定義がないことから、科学者のほとんどを困惑させてきました。レアメタルという言葉を日本に持ち込んだアルム出版社がレアメタルの概要と歴史を解説します。
経済産業省(当時の通商産業省)のレアメタル政策は、石油ショックを経た日本の経済安全保障であるほか、さまざまな材料業界の要望に応じ47元素を選抜して行った共同プロモーション「レアメタル47」と呼べるものです。プロデューサーがまだ売れていない芸能人の卵たちを集め、共通のアイドル活動を通じ、馴染みのあるグループ名を肩書きとして売れる芸能人をめざす坂道グループのプロモーション活動に極めて似ています。経済産業省は政策プロデューサーとして「レアメタル」という言葉を普及させた一方、卒業できた元素はなく、いくかの元素が新たに加わり、47以上の元素が「レアメタル47」として残っています。
今後のレアメタルは、カーボンニュートラルの実現する元素が注目を集めるほか、ウクライナ戦争で新冷戦に移行する中、西側諸国で重要度を増す日本の立ち位置を語ります。注目のレアメタルとして、車載LIB(リチウムイオン電池)、電動化、半導体、電子・電池、航空機・軽金属、工具、鉄鋼、触媒、セラミックスと9つの分野について解説します。
1)セミナーテーマ及び開催日時
テーマ:レアメタルの概要と注目市場 ― 車載LIB、電動化、半導体、電子・電池材料、航空機・軽金属用途の原料市場
開催日時:2024年4月17日(水)13:30~16:30
参 加 費:44,000円(税込) ※ 資料付
* メルマガ登録者は 39,600円(税込)
* アカデミック価格は 26,400円(税込)
講 師:吉竹 豊 氏 レアメタル専門メディア・アルム出版社 代表 「週刊レアメタルニュース」「年刊工業レアメタル」 編集長
【セミナーで得られる知識】
レアメタルの主要元素の市場動向や、今後の社会・経済情勢に基づいた注目元素の動向。
レアメタル全般の概要・歴史や、経済産業省など所管官庁によるレアメタル関連の経済政策
※本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。推奨環境は当該ツールをご参照ください。後日、視聴用のURLを別途メールにてご連絡いたします。
★受講中の録音・撮影等は固くお断りいたします。
2)申し込み方法
シーエムシー・リサーチの当該セミナーサイト
https://cmcre.com/archives/119098/
からお申し込みください。
折り返し、 視聴用のURLを別途メールにてご連絡いたします。
詳細はURLをご覧ください。
3)セミナープログラムの紹介
1 レアメタルの概要
1.1 レアメタルとは何なのか
1.2 マイナー元素がレアメタルにとどまる理由
2 レアメタルの歴史
2.1 アルム出版社によるレアメタルという言葉の輸入(1950年代〜1970年代半ば)
2.2 経済産業省のレアメタル政策(1970年代半ば〜1990年代初め)
2.3 冷戦崩壊とグローバル経済(1990年代初め〜2010年代)
2.4 カーボンニュートラル対応と新冷戦(2010年代〜)
3 注目のレアメタル分野
3.1 車載LIB材料 リチウム(Li)、ニッケル(Ni)、コバルト(Co)
3.2 電動化材料 レアアース(RE)、シリコン(Si)、アンチモン(Sb)
3.3 半導体材料 半導体シリコン(Si)、ガリウム(Ga)、ヒ素(As)
3.4 電子・電池材料 タンタル(Ta)、ニオブ(Nb)、ゲルマニウム(Ge)、ベリリウム(Be)、酸化チタン(TiO₂)、ジルコニア(ZrO₂)、電解二酸化マンガン(MnO₂)、インジウム(In)、カドミウム(Cd)、ビスマス(Bi)、セレン(Se),テルル
(Te)、ニッケル(Ni)
3.5 航空機・軽金属材料 チタン(Ti)、ニッケル(Ni)、コバルト(Co)、タ
ンタル(Ta)、マグネシウム(Mg)、金属シリコン(Si)
3.6 工具材料 タングステン(W)、モリブデン(Mo)、コバルト(Co)、タンタ
ル(Ta)
3.7 鉄鋼材料 モリブデン(Mo)、バナジウム(V)、ニオブ(Nb)、ニッケル
(Ni)、クロム(Cr)、マンガン(Mn) 、シリコン(Si)
3.8 触媒材料 白金族金属(PGMs)、金(Au)、銀(Ag)
3.9 セラミックス材料 ジルコニア(ZrO₂)、酸化チタン(TiO₂)
4)講師紹介
【講師経歴】
1978年 福岡県福津市生
2005年 レアメタル専門メディアのアルム出版社に入社。以降はレアアース、リチウム、アンチモン、ニッケル、タングステン、モリブデン、インジウム、ガリウム、チタン、ジルコニウム、タンタル、ニオブなど数多くのレアメタル市場で調査を行う。
2018年 編集長に就任
【活 動】
30ほどの元素のレアメタル市場調査、レアメタルの資源市場を中心としたコンサルティング・講演会
5)セミナー対象者や特典について
※ 本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。推奨環境は当該ツールをご参照ください。後日、視聴用のURLを別途メールにてご連絡いたします。
★ 受講中の録音・撮影等は固くお断りいたします。
【セミナー対象者】
レアメタル元素を用いた素材・部品・最終製品を開発する研究者
製造・販売・取引する民間企業の担当者
☆詳細とお申し込みはこちらから↓
https://cmcre.com/archives/119098/
6)近日開催ウェビナー(オンライン配信セミナー)のご案内
〇高周波対応プリント配線板(PWB)作成に求められる回路形成・材料技術
開催日時:2024年3月26日(火)13:30~16:30
https://cmcre.com/archives/110746/
〇分離プロセスの工業装置へのスケールアップノウハウおよびカーボンリサイクル評価法
開催日時:2024年3月27日(水)10:30~16:30
https://cmcre.com/archives/120766/
〇グリーン水素社会のため水電解の現状、動向及び展望
開催日時:2024年3月28日(木)13:30~16:30
https://cmcre.com/archives/115502/
〇EVにおける車載機器の熱対策
開催日時:2024年4月9日(火)10:30~16:30
https://cmcre.com/archives/118954/
〇架橋ポリオレフィンのマテリアルリサイクル技術の最先端
開催日時:2024年4月9日(火)13:30~15:00
https://cmcre.com/archives/119043/
○GFRP&CFRPのリサイクル技術の動向・課題と回収材の用途開発
開催日時:2024年4月10日(水)10:30~16:30
https://cmcre.com/archives/119788/
○リチウム2次電池の循環使用 -車載用を中心に-
開催日時:2024年4月11日(木)13:30~16:30
https://cmcre.com/archives/120736/
〇EVにおける超急速充電の課題と対応
開催日時:2024年4月12日(金)13:30~16:30
https://cmcre.com/archives/120722/
〇アルカリ水電解の開発状況・課題と国内外の動向
開催日時:2024年4月15日(月)13:30~16:30
https://cmcre.com/archives/120752/
〇微生物によるカーボンリサイクル
開催日時:2024年4月16日(火)13:30~16:30
https://cmcre.com/archives/119634/
☆開催予定のウェビナー一覧はこちらから!↓
https://cmcre.com/archives/category/cmc_all/
7)関連書籍のご案内
(1)世界のレアメタルリサイクル 最新業界レポート
https://cmcre.com/archives/108906/
■ 発 行:2023年1月31日
■ 定 価:冊子版 180,000 円(税込 198,000 円)
セット(冊子 + CD) 240,000 円(税込 264,000 円)
★ メルマガ会員:定価の10%引き!
■ 体 裁:A4判・並製・267頁
■ 編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ
ISBN 978-4-910581-35-4
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