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異なる2つのスタイルで挑む、今演奏したい作品
フランス語で「星」を意味し、世界の最高峰パリ・オペラ座のトップにも冠せられている「エトワール」。
その名にふさわしく、きら星のごとく居並ぶ若手のなかでもひときわ輝くピアニストを紹介してきたシリーズが、劇場開館30周年を機に大きく展開します。
装いを新たにした「エトワール・シリーズ プラス」ではピアノに限らず、様々な楽器で活躍する劇場厳選の気鋭アーティストが「リサイタル」と「室内楽」と異なる編成で意欲的なプログラムに挑戦します。
記念すべき一人目には、2019年ミュンヘン国際音楽コンクール チェロ部門において日本人として初めて優勝、実力と華やかさを兼ね備え、近年ますます多岐にわたる活動に目が離せないチェリスト佐藤晴真を迎えます。
5月のPart.1では「無伴奏チェロ」、11月のPart.2では前田妃奈(ヴァイオリン)、中 恵菜(ヴィオラ)、佐藤卓史(ピアノ)を共演に迎え「ピアノ四重奏」を予定しております。佐藤晴真の可能性と才能を感じていただける2公演となること間違いありません。
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佐藤晴真 コメント
今回演奏させていただくのは、違う時代背景、そして違う国にルーツを持つ作品たちです。
調性を全てハ短調で統一し、作品それぞれの個性、ひいては作曲家がそれぞれ描こうとしたハ短調に対する重みやその奥に隠したエレガンスを、よりダイレクトに感じていただこうという挑戦のプログラムです。バッハの無伴奏チェロ組曲の中でも僕が最も愛する第5番から始まり、ファンタジックでどこか懐かしい響きのクラム、そして重厚な和声とストーリー性が際立つブリテン。この素晴らしい音楽を、ぜひ会場で一緒に味わうことができれば幸いです。
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公演概要
◎公演名=彩の国さいたま芸術劇場開館30周年記念
エトワール・シリーズ プラス 佐藤晴真(チェロ)
Part.1 無伴奏チェロ・リサイタル
◎日時= 2024年5月25日(土)15:00開演
◎会場= 彩の国さいたま芸術劇場 音楽ホール
◎曲目= J. S. バッハ:無伴奏チェロ組曲第5番 ハ短調 BWV 1011
G. クラム:無伴奏チェロ・ソナタ
B. ブリテン:無伴奏チェロ組曲第3番 作品87
◎チケット(全席指定)=正面席 4,000円、バルコニー席3,000円 U-25*(バルコニー席)1,500円
*U-25・・・公演時、25歳以下の方対象/ご入場時、要身分証明書。
※バルコニー席はステージが見づらいお席です。予めご了承ください。
◎チケット取り扱い=
■SAFチケットセンター
・電話 0570-064-939(10:00~18:00/休館日を除く)
※一部IP電話からは、ご利用いただけません。
・インターネット「SAFオンラインチケット」https://www.saf.or.jp/t/
■窓口
・彩の国さいたま芸術劇場(10:00~18:00/休館日を除く)
・埼玉会館(10:00~18:00/休館日を除く)
■プレイガイド
・イープラス https://eplus.jp
・チケットぴあ https://t.pia.jp
◎お問合せ= SAFチケットセンター 0570-064-939
◎託児サービス
0歳6か月以上の未就学児に対して託児のご予約を承ります。
(本公演への未就学児の入場はご遠慮いただいております)
【託児お申し込み先】
株式会社明日香
お電話又は問合せフォームへご連絡ください。
[電話] 0120-165-115(予約受付:土・日・祝を除く10:00~17:00)
[問合せフォーム] https://ws.formzu.net/dist/S8221706/
※お子さま1人につき2,000円の負担金をいただきます(料金を改定いたしました)。
※公演1週間前の17:00までにお申し込みください。
※定員になり次第、締め切らせていただきます。
主催=公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団
後援=一般社団法人日本チェロ協会
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佐藤 晴真 (チェロ) Haruma SATO, cello
実力・人気を兼ね備えた若い世代を代表するチェリスト。2019年、長い伝統と権威を誇るミュンヘン国際音楽コンクール チェロ部門において日本人として初めて優勝して、一躍国際的に注目を集めた。18年には、ルトスワフスキ国際チェロ・コンクールにおいて第1位および特別賞を受賞している。ほかにも全日本学生音楽コンクール第1位および日本放送協会賞、日本音楽コンクール第1位および徳永賞・黒柳賞、ドメニコ・ガブリエリ・チェロコンクール第1位、アリオン桐朋音楽賞など、多数の受賞歴を誇る。
バイエルン放送響をはじめ国内外のオーケストラと共演を重ねており、室内楽公演などにも出演して好評を博している。テレビ、ラジオ番組にもたびたび出演。18年、ワルシャワにて「ショパンと彼のヨーロッパ国際音楽祭」に出演。19年には、本格デビューとなるリサイタル公演を成功裡に終える。
20年11月には、名門ドイツ・グラモフォンよりデビューアルバムとなる『The Senses~ブラームス作品集~』をリリースし、第13回CDショップ大賞2021クラシック賞を受賞。21年11月には、セカンド・アルバム『SOUVENIR~ドビュッシー&フランク作品集』をリリース。23年4月には、サード・アルバム『歌の翼に~メンデルスゾーン作品集』をリリースし、話題を集めている。
これまでに、林良一、山崎伸子、中木健二の各氏に師事。ベルリン芸術大学では、イェンス=ペーター・マインツ氏に師事。
13年東京都北区民文化奨励賞受賞。15年ヤマハ音楽振興財団奨学生。16年度東京藝術大学宗次特待奨学生。18年ロームミュージックファンデーション奨学生。江副記念リクルート財団第52回奨学生。20年、第18回齋藤秀雄メモリアル基金賞、第30回出光音楽賞受賞。21年度文化庁長官表彰に選出。22年、第32 回日本製鉄音楽賞受賞。
使用楽器は宗次コレクションより貸与されたE.ロッカ1903年。
写真クレジット:Seiichi Saito
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