Believe は、2005年に設立された、フランス・パリ に本社を置く世界有数のデジタル音楽会社です。急速にデジタル化が進む音楽業界の中で、自社開発テクノロジーそしてデジタルと音楽の専門家チームへの両側面への投資を続け、 Spotify、YouTube、Apple、Amazon、Meta、Bytedance/TikTokなどの主要なデジタルサービスと強力な⻑期的パートナーシップを築いてきました。Believeは世界中のインディペンデント・アーティストとレーベルに寄り添い、彼らのキャリアの成長と成功のためにこれまでにない表現活動の場を提供して参りました。2023年3月、日本法人Believe Japan合同会社(ビリーブジャパン)を設立し、日本でのサービスを開始しました。
本カンファレンスでは、 Believeグローバルミュージックヘッド兼ヨーロッパ社長Romain Vivien(ロマン・ヴィヴィアン)ならびに、Believe APAC社長Sylvain Delange (シルヴァン・ドランジェ)が来日し、日本法人設立後、初めて日本の公の場でグローバル視点でのBelieveの戦略等を発表。また、今回は、作家・音楽産業専門コンサルタントであり、日本の音楽ストリーミング時代の到来を提唱してきた榎本幹朗氏をモデレーターに、株式会社キズムル代表取締役CEO今井一成氏をゲストとして招き、日本のデジタル音楽を先導してきた第一人者の視点からもBelieveの市場参入について語られました。
まずは榎本氏と今井氏によるセッションからカンファレンスはスタート。お二人が音楽ストリーミングの提唱を始めた2012年頃よりも以前から世界の音楽のデジタル化に取り組んでいるBelieveの日本での可能性について、当時の音楽業界の動向とデータを交えながら説明しました。ストリーミング時代が到来し急速にデジタル化が進む日本の音楽業界を支援するという同社の志を強く賞賛し、セッションを締めくくりました。
続いて、Believeの経営陣がステージに登壇。まずはグローバルミュージックヘッド兼ヨーロッパ社長であるロマン・ヴィヴィアンから、改めてBelieveとそのミッションについて説明しました。その上で、他の音楽会社と異なる点について、一つは「デジタル化する音楽業界の中、独自のデジタル専門知識と世界中にいるチームの継続的なトレーニングに重きを置いてきました。おかげで、現在ではアジアとヨーロッパの多くの市場でリーダーシップを発揮することができています」と、“デジタルファースト”である点を述べました。また、デジタルとデータを活用してアーティストの成長を支援する方法を理解することで、国内外の主要なデジタル音楽パートナー(DSP)との長期的なパートナシップを築いている点についても触れ、音楽業界の未来についてのビジョンを語りました。Believeの核となるのは「公平性、透明性、敬意を持って音楽の未来を形作るというミッション」だと説明。Believeの目指す先について聞かれると、「アーティストとレーベルの“デジタルチーム”となり、デジタルプラットフォーム上のツールを最大限に活用してアーティストが自身の可能性を理解するための手助けをしていくこと」だと述べました。アーティストとレーベルの育成に最適なサポートチームに投資し、アーティストの収益を最大化するために、「発見」と「オーディエンスの開発を強化」することを優先事項としていること示しました。
アジア太平洋地域で10年以上Believeに携わってきたシルヴァン・ドランジェからは、同地域について「アジアにおいてBelieveは何年にも渡りストリーミング側だけでなく、ソーシャルメディア、ローカル、そしてそれ以外の主要なデジタルサービスと強力なネットワークとパートナーシップを構築してきました。今まさに、この長期的な実績を日本のアーティストとレーベル、そして音楽業界全体の成長のために還元する準備が整っています」と見解を述べました。Believeはアジア太平洋地域において、過去10年間で7億ユーロ以上のロイヤリティを現地の音楽業界へ還元してきました(APACプレミアムソリューションのみ、日本を除く)。
Believe Japan代表の小川エリカは、ローカルな視点から、アーティストやレーベルが成功するために今の日本市場に欠けているものについて、「多様性」と「自立性」と明言し、セルフプロデュースを得意とする海外にならい、“インディペンデント性”を研ぎ澄ますことが大事だと語りました。世界50カ国に拠点を持ち、世界中のトレンドのデータを集約するBelieveを、「日本と海外をつなぐ存在」となっていきたいと日本展開の野望を意気込みました。
最後に、「日本のアーティストの海外への輸出機会」について、榎本氏より聞かれると、小川は「日本の音楽市場は“眠れる巨人”であり、大きな可能性が眠っている」と語り、日本のアーティストの成長機会について期待を寄せました。シルヴァンからも、「日本のストリーミングの普及率は、人口の半分であり、人口動態が同程度の国よりも低いです。日本が他の市場と異なる行動をとる必要はないと確信しており、デジタルが生み出す機会を受け入れるべきです」と、日本の音楽業界の未来を見据えて力説し、会を締めくくりました。
【Believeミュージックビジネスカンファレンス 開催概要】
■イベント名称:Believeミュージックビジネスカンファレンス
■日時:2024年3月19日(火) カンファレンス 14:30〜16:00
懇親会 16:00〜17:00
■登壇者:Believe グローバルミュージックヘッド兼ヨーロッパ社長 Romain Vivien(ロマン・ヴィヴィアン)
Believe APAC社長 Sylvain Delange (シルヴァン・ドランジェ)
Believe Japan 代表 小川エリカ
作家・音楽産業専門コンサルタント 榎本幹朗(えのもと みきろう)
株式会社キズムル代表取締役CEO 今井一成(いまい かずなり)
■オフィシャル素材
本イベントのオフィシャル素材は、下記ドライブよりダウンロードいただけます。
≪本件に関する報道関係者のお問い合わせ先≫
BelieveミュージックビジネスカンファレンスPR事務局(株式会社サニーサイドアップ内)
担当:藤村(080-3438-5671)
E-MAIL:believe_pr@ssu.co.jp
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