2024年3月30日東京発:国際エクスプレスとロジスティクスのグローバルリーダーであるDHLは、フォーミュラE世界選手権のオフィシャルロジスティクスパートナーとして、今年で10年目を迎えます。DHLは、持続可能なロジスティクスを提供し、海上・陸上輸送などを含む複合一貫輸送ソリューションを活用し、フォーミュラEの物流効率を最大化しています。
さらに、過去3シーズンにおいて、バイオ燃料の使用に大きな焦点が当てられ、その結果、陸上および海上輸送などから発生する温室効果ガスの排出量が大幅に削減されました。この取り組みは次シーズン以降も継続され、近い将来、持続可能なロジスティクスソリューションの追加導入が予定されています。これは、DHLとフォーミュラEの「Together Green」プラットフォームの一環であり、DHLのイエローとフォーミュラEのブルーが融合し、より環境に優しい未来を目指しています。
DHLは、40年にわたるグローバルなモータースポーツの経験を生かし、世界中の都市で開催されるレースにおいて重要な役割を担っており、世界初のオール・エレクトリック・モータースポーツ選手権において不可欠な存在となっています。2014年フォーミュラEの創設以来、レースの実現をロジスティクス面で支え、これまで、フォーミュラEの感動とサステナブルなメッセージをモータースポーツファンにお届けしてきました。
イタリアと日本のDHL グローバルフォワーディング モータースポーツチームの緊密な連携により、国際輸送と国内輸送を一括して手配し、日本に出入りするすべてのレースカーと装備の通関手続きをスムーズに行います。モータースポーツチームの使命は、輸送のみではなく、トラック輸送、書類管理、現場での調整、すべての臨時輸送の監督など、様々な責任を担っています。
DHLグローバルフォワーディング モータースポーツ部門 イタリア ヘッドのマヌエラ ジャンニは、「フォーミュラEの貨物を持続可能な方法で輸送する重要な役割を担えることを誇りに思います。フォーミュラEのエキサイティングなレースに必要不可欠なすべての貨物を円滑に輸送する一方で、輸送にかかる二酸化炭素排出量削減というコミットメントは揺るぎません。フォーミュラEとともに、モータースポーツ・ロジスティクスにおけるより環境に優しい未来への道を切り開いていきます」と述べています。
DHLグローバルフォワーディングジャパン株式会社 代表取締役社長のカールステン ミカエリスは、「モータースポーツ・ロジスティクスで40年以上の経験を持つ当社は、輸送・通関に精通したエキスパートを配し、次の開催国に繋げられるよう、安全、柔軟かつ迅速な輸送を行っています。大変多くのフォーミュラE ファンがいる日本初開催での輸送をサポートすることを大変嬉しく思います」と述べています。
DHLジャパン株式会社 代表取締役社長のトニー カーンは、「このたび、気候変動と闘いEVの普及促進を目指すフォーミュラEの、日本での初開催をサポートできることを大変誇りに思います。よりグリーンな未来を目指して、フォーミュラ Eとビジョンを共有するDHLは、輸送業務への電動車両の導入や物流施設のカーボンニュートラル対応など、サステナブルなロジスティクスの実現を目指し、今後も努力を続けてまいります」と述べています。
今シーズンは、東京での初開催を含む世界10都市で開催される16のレースで構成されます。DHLが今シーズンに輸送する距離は、98,000km以上にのぼる見込みです。この長距離輸送には、レースカー、バッテリー、充電器、放送機器、マーケティングおよびホスピタリティ関連資材など、1レースあたり約400トンの貨物が含まれます。
これらのロジスティクスの支援に加え、DHLは日本においても、電動車両の導入や、物流施設における二酸化炭素排出量の削減を実施しており、また、お客様とのワークショップや、持続可能な航空燃料(SAF)や船舶用燃料(SMF)を利用した輸送サービス「GoGreen Plus」の提供を通じて、脱炭素化への取り組みを進めています。
DHLは、グリーンな輸送ソリューションを目指し業界でいち早く、ロジスティクス企業として初めて、2021年までに2007年比で炭素効率を30%向上させるという、測定可能な炭素効率目標を設定しました。この目標は前倒しで2016年に達成されました。2017年、DHLはさらに大きなサステナビリティ目標として、2050年までにロジスティクスにおける二酸化炭素排出量ネット・ゼロの達成を目指した「ミッション2050」を宣言しました。この「ミッション2050」を達成するため、ラストマイル配送車両60%の電動化などを含むよりクリーンなロジスティクスを2030年までに実現するため、2021年に70億ユーロの投資を発表しました。
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