株式会社徳間書店(東京・品川区、代表取締役社長:小宮英行)は、『図解 令和自衛隊大全 「隊」格大改造 「防衛力抜本的強化」の深層』(https://www.tokuma.jp/book/b644259.html)を2024年3月29日(金)に全国書店にて発売いたしました。
2024年自衛隊は「抜本的強化」を目標にこれまでとは違う防衛力を強化に挑みます。国防の範囲をサイバーなど「新領域」まで拡大。スーパーイージスの建造開始、イギリス・イタリアとの新型戦闘機共同開発など、日本列島周辺の安全保障環境の緊張激化に合わせた「強化」が行われる元年になります。
これまで置き去りにされてきた人事面や職場環境の改善まで踏み込んだ「抜本的強化」の全容をヒゲの隊長・佐藤正久氏が徹底解説。現職自衛隊員だけではなく、入隊を希望する人たちに知ってもらいたい「令和自衛隊」のすべてを明らかにします。
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本書の内容
日本は価値観の違う3つの核保有国に囲まれた、世界でも稀にみる危険な場所に位置する国だ。ところがロシアがウクライナに侵略戦争を起こした。中国は台湾統一に向けて武力行使も辞さない構えを見せ、その弟分である北朝鮮は、ミサイルを撃ち続けている。
こうした中でイスラエル- ハマス戦争が勃発した。
地球儀規模で俯瞰すればヨーロッパ、中東、極東アジアの3カ所の地政学的リスクが上がってしまったのである。その原因がアメリカの外交・安全保障姿勢だ。オバマ政権時代には対中国を正面とするリバランスが行われた。バイデン政権は継承したが、逆に地政学リスクが拡大してしまっている。
そのアメリカは2024年11月に大統領選が予定されている。どちらが勝つにせよ、拮抗する。内政は外交の延長で、その内政が分断するのだから、アメリカの外交の停滞が予想されている。
この状況の中で起こっているのが「戦争の形」の変化だ。かつて戦場は軍人が活動する場所だったが、現在では軍と民間の境界線が曖昧になってしまっている。サイバー、電磁波、宇宙に戦域が拡大したこと。ドローンやAIなど民間技術を軍事転用する兵器が増えていることが大きな原因だ。
こうして整理していくと、自衛隊にはこれまでにない高範囲で多様な役割が要求されていることがわかるだろう。
国防は当然のことだが、国際社会の一員として海外のリスク対応。陸・海・空といった既存の戦域ではない「新戦域」での防衛。また民間と協力した上での、技術開発、防衛装備品開発などである。
もはや既存の自衛隊ではなく、「新自衛隊」とでも言うべき劇的改革を組織面や装備面などあらゆるところで行わなければならない時代がやってきたのだ。
そこで岸田政権は「安保3文書」の改定を閣議決定。これに従って、防衛予算を大幅に増額した。その予算を使って変化を遂げているのが2024年の現実である。
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書誌情報
書名:図解 令和自衛隊大全 「隊」格大改造 「防衛力抜本的強化」の深層
著者:佐藤正久
発売日:2024年3月29日(金)
定価:1980円(税込)
判型:四六判
ページ数:232ページ
ISBN:978-4-19-865813-7
発⾏:徳間書店
商品ページ:
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