食育は「家庭毎」から「社会全体」へ
「食育」という言葉は、1896年に石塚左玄が「体育、知育、才育は、すなわち食育也」と造語したのが始まりと言われています。
当時医師であり、陸軍薬剤館として活躍していた石塚左玄は以下、食の6つの教えを説いていました。
①家庭での食育の重要性
②命は食にあるという考え
③人は穀食動物である
④一物全体
⑤地産地消
⑥バランスのある食事、食事は偏らずにバランスよくなんでも食べる事が大切である。
2005年に成立した食育基本法(現在では農林水産省、文部科学省、厚生労働省などが推進)では、食育を「生きる上での基礎であり、知育、徳育、体育、の基礎となるべきもの」と定義しています。
現在の具体的な施策は、学校や保育所などにおける食育の推進、食文化の継承の為の活動支援、地域における食生活の改善の為の取り組みの推進など、食育の概念に変化は殆どありません。しかし時代の変化と共に現代では「家庭」から「地域」へと、その役割を社会全体で担う方向性へ変化が見られます。
食育を「家庭毎」から「地域毎」へ移行している背景の1つとして、女性の社会進出があげられます。
これまでその役割の殆どを女性が担ってきましたが、共働き世帯は現在68.8%を占めるに至っています。
※出典みずほビジネスパートナー2022/10/31
家庭の役割が多様化した事で、これまで自然に行われてきた親から子へ紡ぐ「食文化の継承」は、日本全体で育む過渡期を迎えていると言えるでしょう。
食文化の継承
日本には美しい四季があり、四季折々の独自の文化が育まれてきました。
代表的な五節句も多様性の現代にそぐわない部分に賛否有りますが、伝統や文化は国際社会に生きる子ども達の土台となります。また知る事で選択肢も増えます。当社(株式会社吉椿 代表取締役 納谷百合子)の食育通信教材はぐきっずでは、遊び学びワークに五節句を取り入れています。
食育通信教材はぐきっずに期待する事
なぜ今教育の現場で「食育」が必要なのか、という理由は多方面から様々に言われています。当社(西東京市 株式会社吉椿 代表取締役 納谷百合子)は、これまで3000名以上(延べ人数)の子ども達と対面形式で食育講座を実施してきました。
その経験から、飽食の現代における課題は1人1人が食を選ぶ力をつける事であると考えています。
食にかける「時間」や「お金」が十分に確保できる家庭は少ないかもしれません。飽食の現代。成長期に必要な栄養バランスや今何を食べているかを知る事で、現状で最良の食物を摂取する機会を得られます。その為、自ずと淘汰され食料自給率UPを実現する為には、子ども達の体験による学び欲も必要です。
文部科学省によると、教育の課題は学力特に読解力の低下、青少年の自然体験の減少、体力の低下、外国人の子どもの教育、特別支援教育の他、食育の推進においては偏食や朝食欠食など子どもの食生活の乱れ、肥満傾向の増大など健康への影響や栄養教論を中核とした学校・家庭・地域の連携による食に関する指導の体制整備が必要、とあります。
株式会社吉椿(代表取締役 納谷百合子)が展開する食育通信教材「はぐきっず」の食育キットは、食育を手軽に導入する事で子どもの五感を刺激する為、多感覚相互作用により学び欲を高め、食育に留まらず学力の底上げにも期待ができます。
キットの一例
お醤油仕込みキット、ラムネ作りキット、しいたけ栽培キットなど
短期間で完成する物から、時間の必要な物など様々ご用意しています。
※一部季節限定あり
キットは準備する物が少なくて済むように充実した内容となっており、レジュメや説明動画付きです。
多忙を極める教育現場に、誰もが体験できる本格食育キットは教具として活用できると期待しています。また学校や幼稚園などの教育機関へ出張講座を実施し、先生方の負担を支える事も当社(株式会社吉椿 代表取締役 納谷百合子)では可能です。
当社がその後に見る夢
知る機会を得た子ども達は大人になり、自分で食を選ぶようになります。
時に添加物を摂取する事もあるでしょう。時に時間を優先しなければならない時もあるでしょう。時にお金を優先しなければならない時もあるでしょう。しかしその際、自分が何を選んだか、知って食べる事で、次の機会に身体に優しい食事を選ぶ選択肢も広がります。そうして日本の食料自給率及びGDPの向上に繋がり、食卓から笑顔の輪が広がる事を夢見ています。
実現に向けた現在の取り組み
現在個人向けサービスとして展開している食育通信教材はぐきっずは、多忙なご家庭の遊びや日常のイベント、コミュニケーションツールとして北は秋田県から南は長崎県にお住いの皆様にご利用いただいています。
子育て支援施設などでの対面講座の実施、自社EC及びイベントなどでのキットの販売を行っています。
#April dream
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株式会社吉椿(きっちん)
代表取締役 納谷 百合子
mail kitchen.kichitsubaki@gmail.com
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