【オートファジーとは】
オートファジーとは、酵母、植物、ヒトを含む動物など、多くの生物に備わっている、細胞内の分解・リサイクルのシステムです。東京工業大学 大隅良典栄誉教授はこのオートファジーのメカニズムの発見により、2016年のノーベル生理学・医学賞を受賞されました。近年の研究からオートファジーは神経変性疾患、2型糖尿病、腎症、感染症といった多くの重要疾患の抑制、さらには寿命の延伸や老化の抑止にも働くことがわかり、大きな注目を集めています。
奈良県立医科大学では、オートファジーによる抗老化の研究に重点を置いて研究を促進させるため、2024年4月1日に「オートファジー・抗老化研究センター」を学内に設立いたしました。今回はそのお披露目の意味で下記の日程と場所にて、センターの設立記念キックオフシンポジウムを開催します。
日時:2024年4月1日(火) 10:00~13:10(開場9:30)
場所:奈良県コンベンションセンター 天平ホール
(奈良県奈良市三条大路1丁目1-691-1)
今回はオートファジーのメカニズム解明への寄与で2016年にノーベル生理学・医学賞を受賞された大隅良典教授にも登壇いただきます。
【プログラム】
開会挨拶 :細井裕司 奈良県立医科大学理事長・学長
来賓挨拶 :山下 真 奈良県知事
趣旨説明 :中村修平
オートファジー・抗老化研究センター センター長
奈良県立医科大学 生化学講座 教授
「オートファジー・抗老化研究センターの目指すもの」
基調講演 :大隅良典
2016年ノーベル生理学・医学賞
東京工業大学 細胞制御工学研究センター 栄誉教授
「35年に亘るオートファジー研究を振り返って」
特別講演1:吉森 保
大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻
総合ヘルスプロモーション科学講座 特任教授
「哺乳類オートファジー研究:黎明から飛翔へ」
応援メッセージ:今井眞一郎
ワシントン大学医学部発生生物学部門・医学部門 教授
テオドール&バーサ・ブライアン 卓越教授
「オートファジー・抗老化研究センター設立の寄せて」
特別講演2:中村修平
オートファジー・抗老化研究センター センター長
奈良県立医科大学 生化学講座 教授
「オートファジーによる寿命・老化の制御」
特別講演3:杉江和馬
オートファジー・抗老化研究センター 副センター長
奈良県立医科大学 脳神経内科学講座 教授
「オートファジーと神経筋疾患:臨床応用の可能性」
全体質疑:大隅良典教授、吉森 保教授、中村修平教授、杉江和馬教授
閉会挨拶 :嶋 緑倫 奈良県立医科大学 副学長/医学部長
もともとオートファジーにご興味のある方も、何だろうと思う方も是非お越しください。
特に、企業で今後の研究や商品・サービス開発の糸口をお探しの方には、とても有用なシンポジウムの内容となっています。ぜひともお越しください。
MBTコンソーシアム
奈良県橿原市四条町840番地
奈良県立医科大学 研究推進課内
電話:0744-29-8853
http://mbt.or.jp
公立大学法人 奈良県立医科大学 研究推進課 担当:阪田
奈良県橿原市四条町840番地
電話0744-29-8853
一般社団法人 MBTコンソーシアム 担当:塩山、中山
奈良県橿原市四条町840番地
電話0744-29-8853
関連URL : https://naramed-autophagy.jp/