デザインスタジオwe+は、株式会社 島津製作所とともにイタリア・ミラノで開催されるミラノデザインウィークに出展し、2024年4月12日(金)~ 4月21日(日)の10日間、ミラノ中央駅エリアにあるDROPCITYで「WONDER POWDER(ワンダーパウダー)」と題したエキシビションを開催します。
島津製作所が、we+を迎えて2022年から始動した、粉末の可能性を模索するリサーチプロジェクト「WONDER POWDER」。これまでさまざまな素材を粉末化し、水中での動きの観察や科学的分析、感性と論理双方のアプローチから粉末が魅せる美しさを探究し、このたびミラノデザインウィークで発表する運びとなりました。
プロジェクト名と同名を冠した本展では、これまでの研究成果として、リサーチの一部とインスタ レーションを展示。新たな視点で粉末の「美しさ」を捉えることを試みます。
開催概要
タイトル:WONDER POWDER (ワンダーパウダー)
開催日時:2024年4月12日(金)- 21日(日)
開館時間: 12日(金)18:00 –
13日(土)- 21日(日)11:00 – 19:00
会場:Dropcity Tunnel 44 (住所/ Via Sammartini, 20125 Milano)MAP
特設サイト
<日本語>
https://www.shimadzu.co.jp/research_and_development/design_strategy/milan/
<英語>
https://www.shimadzu.com/research_and_development/design_strategy/milan/
主催者:株式会社島津製作所
リサーチ&デザイン:安藤北斗・林登志也・桃 / 青木陽平・関口愛理・猪上気広・黄綺樺(we+)、竹川諒・杉江智哉・長谷部臣哉(Shimadzu Design)
素材分析:株式会社島津テクノリサーチ
テクニカルデザイン:日下部理
エンジニアリング:佐藤駿次
グラフィックデザイン:庄司竜郎
写真:林雅之
動画:村瀬健一
コーディネーション:金森裕貴子、合田紘子
協力:東洋アルミニウム株式会社
コンセプト
鉱物から絵の具が生まれ、小麦はパンになった。
人類は古くから、固形物を砕き粉末にすることで、素材の可能性を広げてきました。粉末化は、人類にとって最もプリミティブな加工方法のひとつです。粉末にすることで素材が扱いやすくなり、使い道が広がることはもちろん、固形の状態では決して見ることのできなかった表情やふるまいに出会うこともあります。
WONDER POWDERは、そんな粉末の可能性に魅せられた島津製作所とデザインスタジオwe+によるリサーチプロジェクトです。2022年に始動した本プロジェクトでは、粉砕したさまざまな素材の粉末について、水中での動きを観察するだけでなく、島津製作所の分析機器を用いて科学的に分析を行い、感性と論理双方のアプローチから粉末が魅せる美しさを探究してきました。
本展では、これまでの研究成果として、リサーチの一部とインスタレーションを展示。新たな視点で「美しさ」を捉えることを試みます。
関係者プロフィール
we+
リサーチと実験に立脚した手法で、新たな視点と価値をかたちにするコンテンポラリーデザインスタジオ。林登志也と安藤北斗により2013年に設立。 利便性や合理性が求められる現代社会において、見落されがちな多様な価値観を大切にしながら、自然環境や社会環境と親密な共存関係を築くオルタナティブなデザインの可能性を探究している。デザイナー、エンジニア、リサーチャー、ライターといった多彩なバックグラウンドやスキルを持つメンバーが集い、日々の研究から生まれた自主プロジェクトを国内外で発表。そこから得られた知見を生かし、R&Dやインスタレーション等のコミッションワーク、ブランディング、プロダクト開発、空間デザイン、アートディレクションなど、さまざまな企業や組織のプロジェクトを手がけている。
Dezeen Awards 2022 / Emerging Design Studio of the Year Public Vote(英)、FRAME Awards 2023 / Furniture of the year(蘭)、Wallpaper* Design Awards 2022 / Best Elements of Surprise(英)、EDIDA 2019 / Young Designer of the Year Nominee(伊)、日本空間デザイン賞金賞等受賞多数。 作品は、Vitra Design Museum(独)に収蔵されている。
島津製作所
京都に本社を置く、創業149年の精密機器メーカー。1875年の創業以来、社是「科学技術で社会に貢献する」、経営理念「『人と地球の健康』への願いを実現する」のもと事業活動を続け、分析・計測機器や医用機器、産業機器、航空機器など多様な製品をグローバルに提供。それらは医療や食品、マテリアルや環境・エネルギーといった幅広い分野に貢献している。 2023年4月には、「世界のパートナーと共に社会課題を解決するイノベーティブカンパニーへ」を基本方針とする3か年の中期経営計画をスタート。「人の命と健康」(ヘルスケア領域)、「地球の健康」(グリーン領域)、「産業の発展、安心・安全な社会」(マテリアル、インダストリー領域)への貢献を通じて、プラネタリーヘルス(人と地球の健康)を追求していく。
Shimadzu Design(総合デザインセンター)
https://www.shimadzu.co.jp/research_and_development/design_strategy
島津デザインは、島津製作所の製品外観やUI、コミュニケーション、調査、評価等も含めた幅広いデザイン活動を行う部門。1958年に中央研究部意匠研究室を発足して以来、「世の中にまだないものでも、たった一人のためでも、それが人々のためになるのであれば、やってみる」という創業者から受け継いだものづくりへの信念を原点に、デザイン活動を行っている。
<島津製作所> 本展開催に関するお知らせ
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