今治里山スタジアムは、サッカーの試合がある日もない日も、365日多様な人々が集まるインクルーシブな心の拠り所を目指しています。このイベントは、非試合日における里山スタジアムの新たな賑わい創出を目指すユニークな取組として企画しました。
参加者には、ピッチ上で行われるお茶会で、試合日の熱狂とは異なる凛とした空気感の中で、日本独自の芸道や文化を通じた自然との調和を体験していただきました。
また、弊社社長をはじめ、複合福祉施設の利用者、FC今治高校の新入生など、多様なバックグラウンドを持つ8名の方々にご参加いただき、里山スタジアムの新たな魅力の発見やコミュニティの強化、多様な価値観への理解を促進する場として交流いただきました。
「みたて講座」@今治里山スタジアム ホームロッカー
参加者はそれぞれ、並べられた茶わんの中から、自分が心惹かれるものを選びました。そして、その茶わんを眺めながら、その茶わんを選んだ理由や、そこから浮かびあがるストーリーを共有することで、互いの価値観を学び合いました。
今治里山スタジアム ピッチ上にて「里山茶会」
ピッチのど真ん中センターサークル付近にござを引き、お茶会がスタート。参加者は、自分が選んだ茶わんに、アスリート陶芸家/遠州流茶人である山田翔太氏にお茶を点てていただき、ピッチ上で、お茶を楽しみました。
——- 参加者の声 ——-
殆ど初めての方ばかりなのに「感動で満たされた特別な一体感」を感じたお茶会でした。
それまで知らない人だったはずなのに「他人ではない」ような不思議な親近感を味わいました。
「ピッチの上でのお茶会」 あり得ない、素晴らしい機会をいただきましたことを心から感謝いたしております。(経営者)
参加するまでは茶道のことを詳しくは知らなかったので緊張しましたが、参加者の方々とコミュニケーションをとっていく中で、緊張も和らぎ、日本の伝統文化を身近に感じることができました。また、ピッチの上というすごい場所、空間が、とても新鮮で、いい経験ができました。
ものなどと長く対峙することによって、真の美しさなどが知れたり、それらをほかの人と共有しあうことで、様々なことに気づけるので、これからの高校生活でもいえることだと思いました。(高校生)
普段サッカーで盛り上がるスタジアムで、自然の音に包まれて静かな時間を過ごすことの非日常を存分に味わいました。少し立ち止まることで、モノの見方や感じ方はまるで違うこと、またそれが他人とも違うこと、そんな当たり前に、改めて気が付ける時間だったと思います。かつて山だった里山スタジアムで、自然と一体になれた気がしました。(FC今治サポーター)
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