スイスを拠点とするClimeworks社は、大気中から二酸化炭素を分離回収する直接空気回収（DAC）技術（大気から排出ガスを直接濾過し、地下に永久貯蔵するようなものだと想像してください）を採用しており、二酸化炭素除去の最前線で活躍しています。この独創的な手法は、ブライトリングが排出量削減に向けてすでに実施している戦略を補完するものです。
ブライトリングは時計業界で最も早くClimeworks社の高品質炭素除去技術を採用した企業であり、単なるDAC技術の枠を超えて同社が展開する新たなサービス、ClimeworksSolutionsの最初の顧客でもあります。Climeworks Solutionsには、空気中のCO2回収に向けたさまざまな工学的ソリューションおよび自然を活用した解決策がそろっています。
ブライトリングが採用するのは、Climeworks独自のDAC技術と強化された耐候性です。今回の提携について、ブライトリングのジョージ・カーンCEOは「Climeworks社は、我々が『Squad on a Mission to do Better（より良い行動を使命とするスクワッド）』として具体的な行動を起こすうえで、欠くことのできないパートナーです。当社の影響の及ぶ範囲で気候変動に立ち向かうことは、世界規模でのネットゼロ達成を目指す重要な足がかりとなるでしょう」と述べています。
ブライトリング社のサステイナビリティ担当グローバルディレクター、アウレリア・フィゲロアは、「当社はClimeworks Solutionsの優れた炭素回収ポートフォリオから恩恵を受け、Climeworksは当社の支援により先駆的かつ必要不可欠な技術の拡大スピードを加速する。つまり、これは本当の意味でのパートナーシップなのです。今回のパートナーシップにより当社は、CO2回収量を数千トンから数百万トン、そして数億トンに拡大するという、Climeworks社の重要な使命の一翼を担うことになるのです」と補足しました。
Climeworks社の共同設立者兼共同CEO、ヤン・ヴルツバッハー氏もこの考えに同調し、「ブライトリング社のサステイナビリティ・ジャーニーの一助となることができて嬉しく思います。当社のソリューションをご活用いただくことで、ブライトリング社はラグジュアリーの新たな基準を打ち立てるだけでなく、今後何世代にもわたる前向きな変化を促していくことでしょう」と述べました。
ブライトリングは、持続可能なラグジュアリーへの大胆な取り組みの一つとして、100％リサイクルPET製のウォッチボックスや、トレーサブルゴールド、責任を持って調達したラボグロウン ダイヤモンドの使用を続けています。また、自社に課す基準をサプライヤーにも拡大して適用しています。環境および社会的影響に基づいて企業を選定し、気候、水、生物多様性に好影響を与える地域のプロジェクトに共同出資しています。
さらにブライトリングは、気候変動への対処に向けた全面的な戦略も実行しています。ブライトリングのCO2削減ロードマップは、SBTi（科学と整合した目標設定）が検証し、最も野心的である企業ネットゼロ基準をクリアしています。ブライトリングはそのバリューチェーンを通して、世界各地の利害関係者と共に、2032年までにパリ協定の目標に合わせた絶対的な排出量の削減を達成するという、明確で期限のある計画を策定してきました。
今回のClimeworks社との提携によって排出量正味ゼロ（ネットゼロ）への歩みを加速させ、より良い行動を掲げる当社の使命を果たすべく新たな一歩を踏み出すことにつながります。
ブライトリングについて
1884年に設立されたブライトリングは、スイスを代表する時計メーカー。近代のクロノグラフを発明し、ナビゲーションツールウォッチのパイオニアとなった革新的な企業です。現在もカジュアルで包括的かつサステナブルな高級ブランドとして、世界で260以上のインダストリアルロフトにインスパイアされた店舗を展開しながら、新境地を開拓しています。ブライトリングのコレクションは空、陸、海へのあこがれを追求し、ブランドの確立されたモダンレトロスタイルを貫いています。すべてのムーブメントがCOSC認定クロノメーターであることは、その卓越した品質を証明しており、ブライトリングはマニュファクチュールキャリバーを製造する数少ない独立系時計メーカーの1つです。ブライトリングは現在、より良い素材、より良い製造、より良い包装、エンドツーエンドのトレーサビリティにより、素晴らしい製品と体験を生み出すという使命を遂行しております。伝統的な時計製造と最新の最もサステイナブルなイノベーションが共存しているブライトリングは、長い歴史を誇りながらも同時に時代の先端を行く企業です。
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