北陸から工芸の魅力を発信する取り組み「GO FOR KOGEI」第5回の開催が決定しました。2020年に開始し、これまでに工芸を、それと隣接する現代アート、アールブリュット、デザインなどとともに横断的に紹介することで、豊かで広がりをもった姿として提示してきました。昨年は富山県の富岩運河沿いを会場に作家26名の作品展示と国際シンポジウムを行い、開始からのべ14万人以上に来場いただきました。
今年は岩瀬エリア(富山県富山市)と東山エリア(石川県金沢市)にて開催。ものづくりが古くから受け継がれてきた北陸にて 「くらしと工芸、アートにおける哲学的なもの」をテーマに、作品展示のほかさまざまなイベントを開催することで、現代における新たな工芸を
発信していきます。
■□■□■ 開催概要 ■□■□■
タイトル|GO FOR KOGEI 2024
テーマ|くらしと工芸、アートにおける哲学的なもの
会 期|2024年9月14日(土)–10月20日(日)[37日間]
会 場|富山県富山市(岩瀬エリア)、
石川県金沢市(東山エリア)
主 催|認定NPO法人趣都金澤、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁
総合監修・キュレーター:秋元雄史(東京藝術大学名誉教授) より
GO FOR KOGEI 2024では、アルチザン、クラフトマン、デザイナー、アーティストが集まり、素材、技法、用途、表現といった近代工芸の特徴に改めて着目して、今日の多様な工芸と隣接するアートを紹介します。会場は、昨年からの継続となる岩瀬エリア(富山市)に、新たに金沢市の東山を加えて、二つのエリアで開催します。美術館のようなニュートラルな場所とは異なり、伝統的な町並みが残る両エリアでは、昔ながらの暮らしが営まれています。そこに今日的な工芸、アートを差し込むことで、普段とは異なるまちの姿を見せることができるでしょう。
岩瀬エリアでは、町並みや風景を生かしたサイトスペシフィックな作品を鑑賞し、地元の日本酒や食などを楽しめる場所と共に、ゆったりした旅の気分を味わうことができます。また、東山エリアでは、作品展示のほか2021年に実施した「工芸×デザイン 13人のディレクターが描く工芸のある暮らしの姿」をもとに発展させた、「もの」と「こと」が織りなすイベントを開催し、「工芸、アートにおける哲学的なもの」と言える深みを提示していきます。
これらの体験を通して、現代の生活における工芸とアートの新たな意味と価値をつかみ取ることができるでしょう。暮らしの中の、光、雨、匂い、音など、雑多な時間の中に存在する工芸は、単なる装飾物を超えてまちに溶け込み、社会と関わりを持つ事物として現れて、新たな価値と意味を加えていきます。
プレスリリースDLはこちらから
https://prtimes.jp/a/?f=d80771-6-59d0fce8caad2844d4b74bf27499253e.pdf
関連URL : https://goforkogei.com