写真提供: 廣瀨翔
■ Local DAO構想とは
Local DAOは、デジタル村民によって自律的に運営される共同体です。地域住民とデジタル村民が協力し、地域の課題解決や新たな価値創造に取り組むことで、持続可能な発展を目指します。現在は、旧山古志村をモデル地域として推進しています。
このNFTとローカルの組み合わせによって生まれた新たな共同体の形を「Local DAO」と定義し、その概念を確立するために活動してきました。旧山古志村での第一弾Local DAOの開始から早くも2年が経過し、その間、このLocal DAOが、今後の地域コミュニティの在り方として社会に定着するか否かを探求してきました。このLocal DAOが単なる「ファーストペンギン」の特殊解にとどまらず、日本や世界中のローカルコミュニティで応用可能な汎用解となり得るかを実証するため、次のステップに進んでいます。
-
【新たな地域発表】Local DAO構想が生み出すネットワークと新しい地域の在り方
https://note.com/cryptovillage/n/nb0370649202f
■ 新しいLocal DAO候補地の紹介
今回選出された2つの地域は、豊かな自然と文化を持つ魅力的な場所です。各地域のチームが公開した地域の紹介記事を以下に掲載していますので、ぜひご一読ください。
1. 長野県天龍峡 -雄大な自然景観を誇る景勝地
長野県に佇む自然の楽園、天龍峡。その美しさは、荘厳な渓谷と澄んだ清流によって彩られています。四季折々の表情が魅せるこの地は、訪れる者を心から虜にします。緑豊かな景観、岩肌の断崖、そしてそこに流れる天竜川のせせらぎ。歩けば歩くほど感じる自然との共鳴。天龍峡は冒険心をくすぐるトレッキングコースや、心静かに自然と向き合う散策路が広がります。
かつて日本有数の観光地として多くの人々を魅了した天龍峡も、時代の変化と共に様々な課題に直面しています。近年では、高齢化や交通網の変化によって観光客が急減し、地域全体が疲弊している状況です。観光に生かされ、観光によって疲弊していくというジレンマが存在します。こうした状況を受け、天龍峡チームは、地域住民と共存できる持続可能な新しい観光モデルを新たに再定義し、天龍峡の魅力を再発信していくことを目指しています。
【天龍峡チームからのコメント】
「長野県天龍峡は、新時代の観光として消費される観光地から共創する故郷を目指して、LocalDAOの候補地へ手をあげさせていただきました。観光地としての在り方を問われる過渡期にある天龍峡。同じような問題を抱えた地域は日本各地に存在するのではないかと考えています。この問題の1つの解を、新しい観光を関わってくださる皆さまと共に創り上げられるよう取り組んでいきます。約100年前の先人たちが築き上げた観光を時代の変化に応じて進化させることで、100年先も天龍峡が多様な人々を巻き込み、すべての人を豊かにしていく。そんな未来を一緒に迎えに行きましょう。」
-
「新時代の観光」消費する観光地から共創する故郷へ
https://note.com/cryptovillage/n/nc754a3b34df7
2. 宮崎県椎葉村 – 伝統文化が色濃く残る山村
九州山地に位置する椎葉村は、深い森と清流、そして古くから受け継がれてきた伝統文化が息づく美しい村です。国の重要無形民俗文化財である「椎葉神楽」は、五穀豊穣を願い神々に舞を捧げる神事として、村のアイデンティティを象徴しています。
しかし、近年深刻な担い手不足が村を悩ませています。人口減少の影響は伝統文化にも及び、神楽を舞える若者が減少し、その継承すらも危ぶまれています。「人口減少がもたらすもの、それは未来へのあきらめなのだと痛感しています。」椎葉村チームの村上氏は、このままでは村を維持できない深刻な現状を語ります。この地で培われてきた神楽を始めとする伝統文化は村の精神そのものであり、それが失われることは、村としての拠り所を失うことと同義です。人口減少という大きな課題に直面した椎葉村チームは、それでもこの村に踏みとどまり、新たな未来を描こうとしています。
【椎葉村チームからのコメント】
「椎葉村チームは、この村を、そしてこの国をも蝕む人口減少という病に真正面から向き合います。若年人口の減少と流出が止まらず、未来へのあきらめが無自覚に漂う中で、日本三大秘境と呼ばれてきたこの村のDNAをどうやって後世に伝えていくのか。それは地域をもう少しだけ開き、デジタル村民の「フルサト」となることから始まると考えます。山、森、湧水、それらすべてに神が宿るという世界観の中で先人が培ってきた暮らしの術とその精神性は、現代においては生きる力として求められているはずです。既存の組織や仕組みにすがることなく、生殺与奪を自分たちの手に取り戻す。そんなたくましい未来を共に描きましょう。」
-
不治の病「人口減少」に、NFTは特効薬となるのか?
https://note.com/cryptovillage/n/n3e50e7110184
【ネオ山古志村(旧山古志DAO)兼山古志住民会議代表竹内春華氏からのコメント】
「NishikigoiNFTとLocal DAOが奏でる協奏曲は、単なる地域活性化の取り組みを超え、情報化社会における新たな共同体の姿を提示しています。それは、物理的な距離や背景を超え、「志」で繋がる人々が織りなす、ボーダーレスなコミュニティ像です。地域住民とデジタル村民による”私たちのクニ”が日本や世界中に誕生することを楽しみにしています。」
■ コミュニティ投票の概要
投票日時
今回選定された2つの候補地を、正式な拠点とするかどうかを問うコミュニティ投票を開始いたします。投票はNishikigoi NFT保有者が参加可能で、投票期間は2024年4月30日(火)から6月10日(月)までです。
投票方法
Nishikigoi NFT保有者は、分散型投票プラットフォーム「Snapshot」にて投票を行うことができます。投票結果は6月11日(火)に発表予定です。
投票用のURLおよび投票手順は、以下の記事に載っていますので、あわせてご覧ください。
https://note.com/cryptovillage/n/n9718db1d7266
※なお投票権利は上記、Snapshotが確保された2024年4月24日以前にNishikigoi NFTを保有している方のみが対象となります。
今後の展望
今回のコミュニティ投票の結果に基づき、Local DAOの新たな拠点となる地域を決定いたします。決定後は、地域住民とNishikigoi NFT保有者との協働によりLocal DAOを運営していきます。
■ 最新情報の発信について
本NFTに関する最新情報は公式TwitterおよびDiscordより発信されます。ぜひフォロー・参加をお願いいたします。
Twitter(英語):https://twitter.com/nishikigoiNFT
Twitter(日本語):https://twitter.com/yamakoshiMTG
Discord:https://discord.gg/4fXUX7QMSM
■ 株式会社クリプトヴィレッジについて
株式会社クリプトヴィレッジは、新潟県長岡市山古志を拠点とするweb3企業です。Nishikigoi NFTの発行やLocal DAO構想の推進を通じて、テクノロジーとローカルをつなぎ、各地に残る多様なコミュニティと文化を支えていきます。
■ 会社概要
-
会社名:株式会社クリプトヴィレッジ
-
所在地:新潟県長岡市山古志虫亀3327
-
資本金:600万円(資本準備金を含む)
-
代表取締役:林 篤志
-
取締役:髙瀬 俊明
-
設立年月日:2023年3月23日
-
事業内容:
– Local DAOの立ち上げ及びマーケティング支援
– 地域・企業・行政・支援者のマッチング・共創支援
■ 問い合わせ先
株式会社クリプトヴィレッジ
広報担当
hi@crypto-village.xyz
関連URL :