■5月からはじまる出願書類作成に対応。『志望理由書・自己推薦書の書き方』
いわゆる「年内入試」と呼ばれる「学校推薦型選抜・総合型選抜」は、23年度には大学入学者の半数以上が利用し、今後も拡大が見込まれています。
年内入試は、出願時に志願者の意欲や適性を記した志望理由書や自己推薦書を提出することが特色で、選考上でも重視されます。これらの出願書類作成に5月ごろから着手する受験生が多い一方、これまでの実績や進学・卒業後のビジョンを深堀りする内容に、どこから手をつければ良いか戸惑う方も多く見られます。
そこで本書は、これらの出願書類を「要するに何を書けばいいのか」といった原点から説明します。河合塾で小論文を担当する著者が、全国の校舎から集めた300名分の志望理由書や自己推薦書を分析・検討し、内容に反映させました。説明に加え、学部や系統にあわせた46の作成例や13の読者向け書き込みノートを用意。読者が何を書けば良いか具体的にイメージし、手を動かせるように工夫しています。これから志望理由書や自己推薦書を書く方に、道しるべとなる1冊として好評発売中です。
■現代文講師が授業ノウハウを惜しみなく投入!『評論用語 絵じてん』
本書は、評論文で頻出の用語を受験生が「腑に落ちる」形で理解できることを目的につくられました。21年から始まった大学入学共通テストは、前身の大学入試センター試験と比べ、各教科で問題ページ数が大きく増加。この傾向は今も続き、読解力重視の方向性が読み取れます。多量の問題文をすばやく読み解くカギは語い力であり、頻出の用語を正しく理解・記憶することが求められています。
そこで本書は、「具象」や「抽象」、「帰納」や「演繹」など100を超える頻出用語を一つ一つ「絵」を使って、読者の「腑に落ちる」ように説明しています。これらの絵は、著者の現代文講師が日々の授業で板書しているものにさらに工夫を加えたもので、生徒のわかりやすさをとことん追求した珠玉の内容です。
1月の刊行以来、本書は河合出版ホームページでの検索数が1位になるなど*大きく注目を集めています。入試対策はもちろん、大学での学習や社会に出てからも十分役立つ、一生使える知識となります。
*2024年3月の国語参考書・問題集カテゴリで検索数トップ
入試のあり方や問われる内容が大きく変わる中、受験生の参考になるこれらの書籍を貴媒体でご紹介いただければ幸いです。
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