H&Mは5月6日(月)、世界的スターたちが一堂に会する年に一度のファッションの祭典であるメットガラ に参加し、H&Mのインハウスデザインチームの手掛けたカスタムルックを身に纏った豪華ゲストらとともにレッドカーペットに登場しました。
H&M Studio(ストゥディオ)などのコレクション・デザインを担当する本デザインチームは、ニューヨークのメトロポリタン美術館コスチューム・インスティチュートにて開催される特別展のテーマ「Sleeping Beauties: Reawakening Fashion(眠れる美:ファッションの目覚め)」および、公式ドレスコード「The Garden of Time(時間の庭)」をヒントに、1947年にスウェーデンでファッション・ブティックとしてスタートしたH&Mのアーカイブを遡りました。
1940年代後半から1950年代のファッションの楽観主義とウルトラ・フェミニンさを生かし、デザインチームは自然界にインスパイアされたソフトでロマンチックな色合いの、ドラマチックな装飾を施したルックを現代風にアレンジしました。
5月9日(金)から9月2日(月)まで、ニューヨークのメトロポリタン美術館のコスチューム・インスティチュートにて開催される本特別展おいて、2017年に発表されたH&Mコンシャス・エクスクルーシブ・コレクションの革新的な2つのルックが、歴史的に重要な約50点の作品とともに展示されます。
オーガニックシルク、ビスコース、リサイクル・ポリエステルで作られた淡いピンクのドレス、およびリサイクル・ポリエステルで作られたラッフル・マキシドレスらからなる2つのルックは、ファッションが自然界と感情的なつながりを持つことができることを体現するような作品となっています。
「メットガラは文化的に大きな意味を持つ催しであり、H&Mがオーダーメイドファッションができることをアピールする場でもあります。今年のテーマによって、私たちはH&Mの豊かな伝統にインスパイアされたモダンで唯一無二のデザインを創り出すことができ、ゲストたちはそれを見事に着こなしてくれていました」H&M ウィメンズウェア部門長兼クリエイティブ・アドバイザー、アン=ソフィー・ヨハンソン(Ann-Sofie Johansson)
「私のメットガラでのルックは、いつもとても直感的です。テーマに寄り添うのも好きですが、他の人たちから際立つ自信を持ち、完全に自分らしくありたいといつも思っています。私の人生における特別な瞬間を記念するルックになりました」 アジョア・アボアー(Adwoa Aboah)
【来場者および衣装について】
Awkwafina (オークワフィナ) は、H&M(へネス・アンド・マウリッツ)の始まりである 「Hennes(へネス)」のウエディングドレスをそのまま使用した特注のガウンを着用しました。贅沢なクリーム色のシルクジベリンを使用し、チューリップスカートのシルエットにハイスリットが施されているほか、オフショルダーのネックラインには、ビーズとラインストーンで繊細なデイジーの装飾が手刺繍されており、刺繍入りのポーチ・バッグがコーディネイトのアクセントとなっています。
Paloma Elsesser (パロマ・エルセッサー) は彫刻的な意味を持つ特注のツーピースを着用しました。トップスは、3Dプリントと電鋳加工を施したメタリックのボディスをオキシドグリーンに仕上げたオーダーメイド製で、Michael Schmidt Studios(マイケル・シュミット・スタジオ)がロサンゼルスで製作し、3Dプリントされたカラーリリーの花があしらわれています。またボディスはシャンパン色のシルク・タフタのスカートと合わせ、バブルの裾をヒップの低い位置でゆったりと着こなしています。
Quannah Chasinghorse (クアナ・チェイシングホース) の纏うバレリーナ丈のシルエットは、咲き誇る花の爆発的なパワーを表現しており、その色合いは彼女の故郷であるアラスカの州花に敬意を表しています。ガウンは、ピュアシルクサテンのガザールにチュールのクリノリンアンダースカートを合わせたもので、過ぎ去った優雅な時代を思い起こさせます。クアナはビーズと房飾りの花柄のベルトとイヤリングでコーディネートしました。
Adwoa Aboah (アジョア・アボアー) は、現代的な女性らしさを象徴する特注のツーピースを着用しました。トップは燃えるような赤のシルクオーガンジーのケープレットで、花びらのようなチュールのフリルが、ラインストーンが繊細に刺繍されたブラレットの上にあしらわれています。赤いシルク・タフタのボリュームのあるバブルヘムスカートと合わせ、この魅力あふれるドレスにエフォートレスでモダンなエッジを加えています。
Hari Nef (ハリ・ネフ) は、クリーム色のタフタに半透明とマザー・オブ・パール調のスパンコールを重ねた、昔ながらの豪華さを感じさせる特注のコラムガウンを着用しました。ウエストをキュッと絞ったシルエットと、モダンなリキッドオーガンザの光沢を放つクリームタフタのリボンが、時代を超越したロマンスを引き立てます。
Stefon Diggs (ステフォン・ディグス) は、力強いショルダーと誇張されたラペルのダブルブレストブレザーにワイドレッグのパンツを合わせた、リラックスしたテーラリングを象徴するカスタムスーツを着用しました。ミッドナイトブルーのクラッシュド・ベルベットにルレックスを散りばめ、流れるような質感を表現したブレザーは、深いV字で胸元が露わになり、ルーズなシルエットがアスレチックとエレガンスを融合させています。
来場者の写真はこちらからもご覧いただけます。
URL:https://about.hm.com/content/hmabout/groupsite/en/gallery/events.html
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