ドコモは、未来を担う子どもたちの成長をサポートすることは企業の社会的責務の一つと考えており、これまでにも芸術・文化・学術・スポーツ事業、また社会貢献活動を通じてさまざまな取組みをしてきました。日本のあらゆるものが高品質のネットワークでつながる基盤をつくりあげてきたドコモが、その基盤づくりの過程で協働してきた地域社会や協賛などのパートナーとのつながりを活用して子どもたちにさまざまな「体験」の機会を提供する取組みが「ドコモ未来フィールド」です。「夢や目標を持つ子どもの減少」や「体験格差」という子どもを取り巻く課題を背景に、子どもたち一人ひとりが、夢や将来を考えるきっかけづくりをしていきたいと考えております。
当日は、全国の多数の応募の中から選ばれた小学1~6年生の子どもたちと保護者が参加し、当日試合が行われるピッチ上で現役コーチやOB選手からサッカーを教わる特別な体験やサッカー上達のための最新の技術を用いた「AIキック診断」「REAXION®※ギア体験」、子どもたちをサポートする保護者に向けた“ジュニア世代のサッカー選手にとって必要な栄養“について学ぶ食育セミナーを実施。さらにOB選手とのランチや一流プレイヤーと交流する時間や、アナウンス体験・ピッチ挨拶・フラッグベアラーなど、プロの舞台を間近に体験することができる企画を実施しました。
※「REAXION」は株式会社スマートスタートの商標です。
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午前の部の様子
参加する子どもたちは緊張の中、当日試合が行われるNACK5スタジアム大宮のピッチに向かうと、大宮アルディージャの現役スクールコーチやOB選手たち10名が温かくお出迎え。選手たちとの記念撮影のあとにウォーミングアップを終えると、早速サッカー教室を開始しました。パスやシュート練習をしながら、止める・蹴るといった基本的な動作の中で細かく意識することやシュートの極意など、講師陣からの熱い指導を受けました。その中で、近年プロアスリートも採用する、ランダムに点灯する複数のLEDランプを用いて、最先端の動体視力・反射神経などを向上することができるビジョントレーニング「REAXION®ギア」の体験や、一人ずつキックのフォームをカメラで撮影し、姿勢や体の動かし方、キック力などをAIを用いて分析し、今後のトレーニングに活かすためのアドバイスをまとめる「AIキック診断」も実施。教わったことを実践しながら、診断結果を楽しみに待ちます。
子どもたちがサッカー教室をしている間、保護者の方々に向けて、公認スポーツ栄養士 小嶋 理恵子さんを講師に「ジュニア世代のサッカー選手にとって必要な栄養」についてセミナーを実施しました。専門的な知見から子どもたちの夢をサポートする保護者のために、必要な栄養素やカロリー、補食の活用といった貴重なアドバイスを受けて、参加者のみなさんも真剣な表情で聞き入り、熱心にメモを取る姿もみられました。
今回のイベントを通じて、子どもたちの特別体験だけでなく、それを支える保護者にとってのプロフェッショナルなフィールドも披露されました。
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午後の部の様子
昼食では公認スポーツ栄養士 小嶋 理恵子さん監修のもとつくられた、ドコモ未来フィールドオリジナルのお弁当を、大宮アルディージャOB選手6名も交えて一緒にいただきました。お弁当をいただきながら、選手たちの「今日は何時に起きたのか?」といった質問から、「サッカーはどれくらいやってるのか?」など雰囲気を和ませながら、午前中のサッカー教室を振り返りアドバイスをくれる場面も。談笑を交えて楽しく食事を摂ることの重要性とともに、普段の練習や試合と同様、食事をトレーニングの一環として捉えて真摯に向き合うプロ選手の姿に、子どもたちはたくさんの刺激を受けていました。
昼食を終えると別室にてトップチーム選手への質問時間へ移行。子どもたちからは「強いシュートを打つにはどうしたらいいのか?」「どうしたら相手のボールを奪えるか?」「苦手なヘディングを克服するためには?」などといった質問が飛び出し、一握りの人しかなれないプロ選手ならではのサッカー上達へのアドバイスを熱く語っていただきました。
また昼食での休憩時間を利用して、当日選ばれた子どもたちによるアナウンス体験を実施。試合に向けて早くも会場入りしているサポーターに向けて、ドコモ未来フィールドの完全オリジナル原稿を子どもたちが読み上げるという貴重な体験になりました。
さらにピッチ上にて出場選手たちをハイタッチでお出迎えをして、ピッチレベルでウォーミングアップを見学した後、試合開始前のセレモニーに臨みました。1万人を超える満席の観客を迎えたスタジアムで、「フラッグベアラー/キックインセレモニー/ピッチ挨拶/マスコットベアラー」などの大役に子どもたちの緊張も高まります。
選手たちがいつも浴びている歓声やチャントが響くピッチ上で、参加する子どもたちは堂々とセレモニーを実施し、その大役を立派に果たしました。
その後は観客席に戻り松本山雅FCとの試合を観戦。自分たちが指導を受けた広大なピッチ上を、90分間走り続けてプレーする選手たちにボルテージは最高潮。試合は惜しくも0-2で大宮アルディージャが今季初の敗戦となってしまったものの、参加した子どもたちからは、「プロサッカー選手になりたい!」「もっとサッカーを頑張りたくなった!」 など、自分のめざす夢へのを想いを、さらに強める機会となりました。
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「ドコモ未来プロジェクト」について
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ドコモ未来フィールドについて
「ドコモ未来フィールド」は、未来へ歩き出す子どもたちにワクワクする経験の場をつくることで、子どもたちを応援していくプロジェクト「ドコモ未来プロジェクト」の中で、「ドコモ未来ミュージアム」「ドコモ未来ラボ」と並ぶ3つの舞台の一つです。子どもたちが、さまざまなプロのセカイを体験できる機会を創出し、大切な学びや夢をみつけてもらうためのプロジェクトです。これまでにNHK交響楽団やサッカー・大宮アルディージャ、ボクシングの井上尚弥選手&大橋ボクシングジムなど、さまざまなジャンルのプロのセカイを体験できる場を提供しております。
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大宮アルディージャについて
電電関東サッカー部として1969年に創部。NTT関東サッカー部と改称したのち、1998年に現在のチーム名となった。Jリーグには1999年から参加している。アルディージャとは、「リス」を意味するスペイン語で、大宮市(現さいたま市)のマスコット的存在であるリスのように、地域に密着した愛される存在となることを願ってつけられた。エンブレムにもリスが配され、堅い守備力・バランスを意味するリスの尻尾に見立てた盾形に収めた。ボールから伸びる5本のストライプはスピードに乗った攻撃力を表現するとともに、シマリスの背中の模様、5街道の一つ中山道が大宮市内(現さいたま市)を走ることも同時に表現している。
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