子育てをしながら仕事との両立に悩むママは多いのではないでしょうか。総務省の調査によると2021年の「雇用者の共働き世帯」は1,177万世帯。共働きはもはや珍しいことではありません。
そこで今回、『cocone(ココネ)』のクレイクリームシャンプーでおなじみの株式会社はぐくみプラス(本社所在地:福岡県福岡市、代表取締役:山村昌平)は「仕事と家事・育児の両立」について、働くママ101名にアンケート調査を実施しました。子育てをしながら働くママの本音に迫ります。
調査概要
「仕事と家事・育児の両立」アンケート
アンケート対象: 共働きの20〜50代の子育てママ
調査方法: インターネット調査
調査期間: 2024年4月11日~2024年4月22日
調査地域: 全国
有効回答数:101名
(内訳)
・年代:20代 12名、30代 48名、40代 26名、50代 15名
・就業形態:正社員40名、パート・アルバイト35名、契約社員8名、その他17名
調査機関: Lancers
アンケート結果サマリー
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仕事と家事育児を両立するうえで悩みがあるママは83.2%でした。
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仕事の悩みで一番票が多かったものは「緊急時の対応」でした。
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パートナーの協力が「ある」と回答したママは63.4%でした。
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仕事と家事育児の両立で悩みがあるママは80%以上!
共働きのママ101名に「仕事と家事・育児を両立するうえで悩みはありますか」と伺ったところ、83.2%が「仕事と家事・育児を両立するうえで悩みがある」と回答しました。
限られた時間の中で、日々、仕事に育児にと奮闘していると、心身ともにクタクタに。「もう頑張れない」と思う日もあるはずです。共働きだからこそ、仕事と家庭それぞれで悩んでしまうことも少なくありません。
そこでアンケートでは「仕事に関わる悩み」と「家庭に関わる悩み」をそれぞれ伺いました。
共働きママの「仕事」に関わる悩み①緊急時の対応
仕事関係の悩みでもっとも多かった回答は「子どもの体調不良や緊急時の対応が取りにくい」で、全体の半数以上の54件寄せられました。
子どもの急な発熱や体調不良で登園・登校ができない日もあるでしょう。子どもが元気だとしても、学級閉鎖などで突然休みになることも。
このような緊急時に、ママたちはどんな対策をしているのでしょうか?
Q.悩みを解消するために取り組んでいることや工夫していることはありますか?
・職場の上司に説明し、時短で勤務しています。お子さんがいる方が多い職場で、子どもの体調が悪い時にはお休みを貰っています。(正社員、20代、お子様の年齢 2歳)
・時短で働いている。体調不良時を考慮して、病児保育やベビーシッターの登録をしている。(正社員、30代、お子様の年齢 3歳)
・祖父母と密に連絡をとり、緊急の時は助けてもらう。(正社員、30代、お子様の年齢 4歳・7歳・12歳)
働く時間を短くしたり、病児保育のような緊急時の預け先を確保したりして、工夫しているママも多くいました。身近に頼れる人がいる場合は、頼ってみるのも工夫のひとつですね。
共働きママの「仕事」に関わる悩み②仕事に打ち込めない
「仕事に関わる悩み」について「仕事に打ち込むことができない」という回答は33件でした。
子育てをしながら働くママは、限られた時間の中で仕事と家事・育児のバランスを取ることを常に求められています。仕事に打ち込みたいという想いはあるものの、家庭との両立を図るため、どこかで妥協せざるを得ない現状もあるかもしれません。
そんなママたちは、仕事に打ち込むためにどんな工夫をしているのでしょうか。
Q.悩みを解消するために取り組んでいることや工夫していることはありますか?
・夫が休みの日に出勤している。(契約社員、20代、お子様の年齢 2歳・7歳)
・休日は、できるだけ家事を減らして体をやすませる。(パート・アルバイト、50代、お子様の年齢 14歳・17歳)
・身の回りの整理整頓をしたり、やらなければならないことを先に済ませたりして、頭をスッキリさせておくこと。そうすると、気持ちも切り替えられるし仕事に集中できる。(職業その他、30代、お子様の年齢 11歳・13歳)
限られた時間で仕事に集中するために、体力面と気持ちの面のケアを大切にしているママが多くいました。自分や家庭に合った方法を見つけることも重要です。
このような中で
「休みづらさや帰りづらさから転職した。(正社員、30代、お子様の年齢 8歳・6歳)」
という声や、
「子供達の都合で急にお休みしてしまったり、学校行事などで早退することになると理解いただいた上で就業しているため、責任ある仕事やスキルアップなどは諦めています。(パート・アルバイト、40代、お子様の年齢 14歳・16歳)」という意見も寄せられました。
共働きママの「仕事」に関わる悩み③休みを取りづらい
「有給休暇や休みが取りづらい」という回答は19件でした。
子育てをしながら働くママにとって、突然の休みは避けられません。その一方で、仕事を休んだせいで担当業務に支障が出たり、同僚に迷惑をかけたりしてしまうのでは、と不安を感じるママもいるのではないでしょうか。
そこで、休みの取りづらさを解決するためにおこなっている工夫も伺いました。
Q.悩みを解消するために取り組んでいることや工夫していることはありますか?
・急な休みのとき自分が困らないように、会社の上司、同僚とコミュニケーションを取っておく。(契約社員、20代、お子様の年齢 1歳・2歳)
・普段から真面目に仕事をし、休むことを見越して先の予定まで準備しておく。(パート・アルバイト、40代、お子様の年齢 16歳・20歳)
・いざというときのために普段から一生懸命働いて、何かあったときに要求が通りやすいようにしている。(職業その他、30代、お子様の年齢 11歳・13歳)
日頃からどんなに子どもの体調に気を配っていても、急に休みを取らなければならないことはあります。そのようなときに助けてくれる職場の人たち。
アンケートの結果からは、周囲の人との信頼関係の構築を大切にしているママの姿も見えきました。
共働きママの「育児」に関わる悩み①満足に家事ができない
続いて、育児や家事についての悩みをご紹介します。
もっとも多かった回答は「満足に家事(料理や掃除など)ができない」で49件でした。
Q.悩みを解消するために取り組んでいることや工夫していることはありますか?
・料理を多めに作り、何回も食べたりリメイクする。(職業その他、30代、お子様の年齢 4歳・7歳・12歳)
・電動調理器具を駆使している。寝かしつけが終わった後に1箇所だけを重点的に掃除する。(正社員、30代、お子様の年齢 5歳)
・時短家電や宅配のミールキットを活用している。(正社員、30代、お子様の年齢 6歳・8歳)
共働きだと、仕事に行く前や帰った後に家事をしようと思っていても、時間には限りがあります。きちんと家事をしようとすると、ひとつひとつの工程に時間がかかりますし、ママ本人の体力も無限ではありません。
そこで、時短家電を活用したり、スーパーの惣菜やデリバリーを利用して、日々の家事をこなしているママは多いようです。
共働きママの「育児」に関わる悩み②子どもとの時間が少ない
次に多かった回答は「子どもと過ごす時間が少ない」で、回答数は37件でした。日々の中でも特に平日は、仕事と家事で時間が過ぎていく中で、子どもとゆっくり向き合うひとときを持ちにくい方は多いようです。
しかし言うまでもなく、ママたちは「子どもとゆっくり過ごしたい」「きちんと話をしたい」と思っています。「子どもときちんとコミュニケーションを取れているのだろうか」、と不安になる瞬間もあるかもしれません。
そんなママたちの工夫についても伺いました。
Q.悩みを解消するために取り組んでいることや工夫していることはありますか?
・週末や仕事が休みの日に公園に遊びに行ったり、普段仕事のときでは出来ない遊びを取り入れたりして、コミュニケーションを取るようにしている。(正社員、20代、お子様の年齢 1歳)
・学童のお迎えの車の中で、学校や学童の話を聞くようにしている。6歳の子は一緒にお風呂に入ってその日あったことを聞いたり、しりとり遊びをしている。(正社員、30代、お子様の年齢 1歳。6歳・9歳)
・留守番の前後に、留守中どう過ごすつもりなのか、どんな過ごし方をしていたかを、必ず聞くようにしている。こまめに電話を入れるほか、キッズケータイに見守り機能をつけていて、子どもがどこにいるか把握できるようにしている。(パート・アルバイト、40代、お子様の年齢 8歳・10歳)
・家事の質を求めず、笑顔で子どもと過ごす時間を少しでも多く作ることを意識している。(正社員、40代、お子様の年齢 3歳・9歳)
共働きママの「育児」に関わる悩み③家族の協力がない(少ない)
「パートナーの協力がない・少ない」という回答は19件でした。
共働きの家庭では、パートナーの協力がもっとも重要といっても過言ではありません。家事と育児をひとりで抱え込むには限界があります。
しかし、共働きで子育てをしていると、コミュニケーション不足になりがちです。お互いに忙しく、なかなか時間が合わないため、ゆっくりと話をする機会が持てないのが現状ではないでしょうか。
そんな悩みを抱えるママたちも、お互いに協力しあえる工夫をしていることがわかりました。
Q.悩みを解消するために取り組んでいることや工夫していることはありますか?
・具体的に頼みたい時はいう。はっきりと確実に。そうしないと本当に伝わらないらしいので。(パート・アルバイト、30代、お子様の年齢 7歳・10歳)
・細かいことは気にしないようにする。パートナーにはできるだけ、やってほしいことや自分の意見を言葉で伝える。お互い感謝を述べる。(正社員、30代、お子様の年齢 3歳・8歳)
・「〇〇やってね」と具体的に指示しています。(パート・アルバイト、40代、お子様の年齢 1歳・4歳)
共働きでも悩みがないという回答も。ママたちの工夫とは?
「仕事と家事・育児を両立するうえで悩みはない」と回答したママは17名。パートナーや両親など、身近な人に上手に協力してもらっている方が多数いました。
Q.悩みがないように工夫していることや意識していることはありますか?
・パートナーにして欲しいことをしっかり伝える。(パート・アルバイト、30代、お子様の年齢 1歳)
・自分の両親に子育てを手伝ってもらっています。(パート・アルバイト、30代、お子様の年齢 7歳・9歳)
・夫と時間を分担して仕事をしている。夫がフルリモートなので。(パート・アルバイト、20代、お子様の年齢 10ヶ月)
中には「パート先が非常に理解のある職場のため、急な体調不良のときはすぐに帰宅させてくれるし、子供の行事のときもきちんとお休みをいただける。ワンオペでも子育てできていると思う。(パート・アルバイト、40代、お子様の年齢 9歳)」というママも。
働くママを取り巻く環境も、仕事と育児の両立のカギを握っているようです。
63.4%はパートナーの協力が「ある」!理想の分担の割合は?
共働きで仕事と家庭を両立するには、パートナーの協力も重要です。そこでアンケートにて「パートナーは家事・育児に協力的ですか?」と質問したところ、101名のうち「協力してくれる」と回答したのは64名。「どちらとも言えない」という回答は29名。「協力してくれない」という回答は8名でした。
続いて「現在の家事・育児の分担の割合を教えてください」と尋ねたところ、もっとも多かった家事・育児分担の割合は「ママ:パパ=8:2」(22名)でした。次いで「9:1」と「5:5」が多く、それぞれ17名が回答しています。
中には「ママ:パパ:親=4:3:3」など、ママとパパだけでなく、祖父母やお子様の力を借りている家庭もありました。
また、育児と家事で、分担の割合を変えているご夫婦も。「育児はママ:パパ=3:7、家事は7:3」など、各自の得意不得意やできることによって分担しているようです。
「ママの負担が10割」という回答は8名から寄せられました。一方で、家事・育児の負担がパパよりママの方が軽いと回答した方は1名で「ママ:パパ=4:6」。全体を通して見ると、家事・育児に関してママ側の負担が多い結果となりました。
続いて「理想的な負担の割合」を尋ねたところ、101名のうち43名のママが「今のままで良い」と回答。23名のママは「5:5」と回答しました。
・今のままが自分たちには合っています。主な理由としては、子どもたちも日によって「ママがいい」「パパがいい」など好き嫌いが変動することもありますので、指名されたほうが対応することもあるからです。(正社員、30代、お子様の年齢 3歳・6歳)
・お互いができることをやっている今の形が、うちの家庭には合っています。(職業その他、40代、お子様の年齢 18歳・15歳)
・5:5が理想。ただ業務内容的に私6:パートナー4が限界かと思う。(正社員、30代、お子様の年齢 8歳・3歳)
・私7:パートナー3が理想。休みの日にはもう少し掃除や洗濯などに協力してもらいたい。(職業その他、50代、お子様の年齢 16歳)
「自分の時間も大切に」先輩ママからの応援メッセージ
共働きで働くママへ「仕事を続けたいと思いますか?」という質問をしたところ、91名のママから「はい」という回答が。多数のママが、仕事の継続には肯定的なことがわかりました。
仕事を続ける理由には「子どもの将来のため」「貯蓄のため」など経済面のメリットが多数挙げられました。これ以外に「社会とのつながり」や「自分の居場所」というメリットを感じているママもいます。働くことは、家族のためだけでなく、ママ自身の人生の充実にも大きく関わっているのです。
最後に、家族のために仕事と家庭の両立を頑張る現役ママからのエールを一部紹介します。
・時間や家事育児に追われて大変ですがその中でも意識的に子どもに目を向けないとあっという間に大きくなってしまって寂しくなります。(正社員、20代、お子様の年齢 2歳・0歳)
・自分の時間がないけど、コーヒー一杯でもゆっくり飲めますように!(正社員、20代、お子様の年齢 1歳)
・両立は難しいし大変。でもなんとかはできるし、パートナーが役に立たなければ便利な家電や物を頼ればいい。なんとかなります。(パート・アルバイト、30代、お子様の年齢 7歳・10歳)
・子供のため、自分のためになる選択をしながら進んでいってください。仕事は代わりがいても、ママには代わりがいません。(正社員、30代、お子様の年齢 6歳・8歳)
・仕事をしているのだから、家事を少しぐらい頑張らなくても、堂々とすること。手抜きぐらいがちょうどいいと思う!(正社員、30代、お子様の年齢 8歳)
・家事・育児・仕事、ひとつだけでも大変ですが、それぞれに助けられてるときがあるなと思います。仕事で大変でも子供たちに癒されたり、仕事があるおかげでくよくよせずに済んだり、、、と思いながら私自身も過ごしてる最中です!(職業その他、40代、お子様の年齢 3歳、5歳)
仕事と家事・育児の両立を乗り越え、お子様が大きくなった先輩ママたちからのエールもご紹介します。
・その時々の自分に出てくるものに丁寧に向き合ってあげてください。(職業その他、50代、お子様の年齢 24歳・21歳・13歳)
・いちばん大事なのは職場の理解もそうだけどやっぱりパートナーとの関係かなと思います。(パート・アルバイト、40代、お子様の年齢 20歳・16歳)
・育児はどこを切り取っても、その年頃ならではの大変さが常にあります。またその年頃にしか味わえない体験、喜びもあります。喜びは思いっきり受け取って幸せを感じられたらと思います。「大変」「辛い」ことの方が多いかもしれませんが「自分はよくやっている」「頑張っている」とぜひ、自分を褒めて労ってください。しんどかったら第三者に手を借りて(行政主催の無料相談や手伝い等)グチを聴いてもらうだけでも違います。どうか一人で抱え込まないで。(職業その他、50代、お子様の年齢 23歳・25歳)
・互いに良き人生を送りましょう!(パート・アルバイト、50代、お子様の年齢 14歳・16歳)
・子育ては必ず、終わるので頑張りましょう。(正社員、50代、お子様の年齢 24歳・26歳)
頑張るママたちへのエールを。coconeの母の日企画「mother’s connect」
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「mother’s connect」特設サイトでは、5人のママの1日に密着。毎日のスケジュールや仕事と育児に工夫する姿など、リアルなママの生活をお届けしています。
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日々頑張るママからママへ寄せられたエールは、特設サイトからご覧ください。
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