1961年の創業以来、60年以上に渡って機能性美容成分の研究開発と製造販売を行っている株式会社テクノーブルは、日本を含むアジア地域に生息するシソ科植物「ムラサキシキブ」から得られる美容成分「ムラサキシキブ®」について、長年に渡り皮膚科学的な研究を続けて参りましたが、今回ブライトニングに関する新規スキンケアデータを得て、従来発見していた機能性と共に特許を取得しました。
<紫式部とムラサキシキブ>
ムラサキシキブは、秋が深まる頃に艶やかな宝珠の様な紫色の果実を実らせます。その植物名は、平安j時代の作家「紫式部」に由来していると言われています。紫式部といえば、世界最古の女流長編小説「源氏物語」を執筆したことで有名ですが、おそらく、ムラサキシキブの上品な美しさが平安時代の高貴な才女の美しさを連想させたのでしょう。
またムラサキシキブの学名は “Callicarpa japonica Thumb” といい、Callicarpa はギリシャ語で「美しい果実」の意味です。さらに英名は“Japanese beauty berry” であり、ムラサキシキブはまさに日本女性の凜とした聡明で品のある美しさを象徴する植物である事がわかります。
<美容成分ムラサキシキブ®の誕生>
テクノーブルではムラサキシキブの美容成分としてのポテンシャルについて、長年に渡り研究を行って参りました。これまでの研究で、ムラサキシキブの果実にはブルベリーやデアウェア、ストロベリーなどの他のベリーと比較して豊富なポリフェノールを含み、高い美容効果が期待できるスーパーベリーであることが分かっています。
これまでの美容効果研究では、他のベリーに比べて高い抗酸化効果を有することはもちろんのこと、メラニン合成を活性化してシミの原因となるSCF(幹細胞因子)の合成を抑制するブライトニング効果を見出しており、これらの研究結果からテクノーブルでは、植物「ムラサキシキブ」の果実から、美容成分「ムラサキシキブ®」(ムラサキシキブ®はテクノーブルの登録商標)を開発しています。ムラサキシキブ®はまた医薬部外品への配合承認を取得しており、抗老化からブライトニング、化粧品から医薬部外品にまで利用が可能な、非常に高い汎用性を持つ美容成分となっています。さらに、医薬部外品のブライトニング有効成分として知られるビタミンCを酸化劣化から守る力を有しており、肌にビタミンCを塗布した時に、酸化によってブライトニング活性を失わないように守る効果や、ビタミンCと併用した時にメラニン合成抑制効果を高める効果を示すことも美容成分「ムラサキシキブ®」の特徴です。
<ムラサキシキブ®の新たなブライトニング効果と特許取得>
美容成分「ムラサキシキブ®」のさらなるスキンケア効果を探るべく、機能性研究を長年続けた結果、今回以下の新たなブライトニング効果を見出しました。
(A)ビタミンCのリサイクルメカニズムを活性化する効果(図1)
(B)出来てしまったメラニンの分解を促進する効果(図2)
(C)黄ぐすみの原因となるタンパク質の糖化、カルボニル化を抑制する効果(図3)
テクノーブルでは、以前より見出していた機能性と合わせて、今回上記(1)~(3)の機能性について、特許を取得することができました。
以上の、全てのエビデンスを総合することで、テクノーブルでは「ムラサキシキブ®」を用いて、下記のトリプルブライトニングアプローチ理論を構築しました。
(1)VCサスティナビリティ:ビタミンCを守り、リサイクルして、効果持続
(2)メラニンクリーン:メラニンを作らせず、さらに分解も促進
(3)黄ぐすみクリア:糖化とカルボニル化を抑制して、肌の黄味も改善
テクノーブルは、ムラサキシキブ®で得られた新たなブライトニングアプローチの技術とエビデンスを特許で安全に確保しつつ、消費者のお肌の悩みを解決する新たな術として、化粧品会社様にご紹介をしていく予定です。
ムラサキシキブ®に関する詳細情報はこちら
https://technoble.co.jp/catalog/products/detail/108#itemhead
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