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1人1人の先生は、一所懸命に目の前の生徒(子供)に向き合っている。毎日の授業、準備と振り返り、保護者との関係づくり、より善くする研究など、とてもたいへんで重要な仕事を担って頂いている。感謝しかない。

先生方の熱心な取り組みに触れる中で、「そもそも、いま、そしてこれからの公立の小学校の役割は何なのか?」と思いが芽生え、弊社内の公共行動研究室®のメンバーと、今の公教育の事実を確認し、それもとに対話を重ねた結果を共有いたします。公立の小学校を卒業した人達は、いずれ社会人になる。昨今、社会人・大人に求められている人材像は「自分で考え行動できる」となっている。であれば、公立の小学校は、この社会人像の範囲におさまると考えて差支えないと判断。

この前提を踏まえ、弊社の公共行動研究室®が、首都圏の公立小学校の方向性と取組みを聴いたり、調べた結果をもとに、今、現場で目指そうとしている正しい公教育と各教科の関係性をまとめた

公立の小学校の社会の中でも目的(たたき台)

  • より善い環境を共に考え創るを学ぶ場

  • ”チームで問題を設定し共に解決する能力開発の場”と言い換えできる

塾は、形式・パターンを反復しより速く正確にこなす訓練を科学的に追究されている。より速く正確にこなす、処理できる能力は、”チームで問題を設定し共に解決する能力と同様に重要。高い処理能力は、事実確認の量、そこからパターンを見い出し、効率的にルーティンをこなすことができる。塾と公立小学校は、明らかに意味のある異なる役割を担う事ができる。

以下3科目が集団・社会で生きていく人間の基本

  • 道徳:共に活きるルールを知り意味意義を理解する訓練

  • 国語:相手の立場で考える訓練・自分の考えを決め伝える訓練

  • 体育:問題解決を仲間と続ける関わりと体力づくり訓練

以下5科目が、社会・組織で活躍していくための基本

  • 理科:仮説をつくり事実を観察し原因を特定する訓練

  • 算数・音楽:より効率的で効果的な解決方法を感覚的かつ論理的に思考する訓練

  • 図工・生活:自分達の実生活をより善くする状態イメージ・目的を描く訓練

以下はPTA。

  • PTA: 子供と先生が安心できる環境づくり

いずれも、昨今、社会人・大人に求められている人材像「自分で考え行動できる」に直結する。公立小学校の社会全体の目的を【より善い環境を共に考え創るを学ぶ場】【チームで問題を設定し共に解決する能力開発の場とすることで、各科目の目的も絞り込むことができる。各科目の目的が絞り込めることで、先生方のムダな負荷を削減できる。先生方が現場で抱える問題解決にもつながる。


これからを生きていく小学生が、より善い社会で活きていけるよう、大人たちが対話をするたたき台になれば幸いです。たたき台があるから、対話ができます。たたき台は、対話の結果、まったく異なる内容になってもかまわないもの。

(そもそも)〇〇は、何のために、やっているんですか?」この問いに取り組む。大人であってもPTAの場で「(そもそも)〇〇は、何のために、やっているんですか?」と問いを発すことは、躊躇すると思います。【今まで、その集団がやってきた事=形式】通りに事が進められる。その形式が機能しているのであれば、そのまま使い続ければ良い。しかし、機能していないのであれば【形式=過去の正解】を一旦、おいて起き、「何が私たちにとって正しい状態なのか?」から始める必要がある。私たちにとって正しい状態が、現実から観えてくることではじめて、問題が設定できる。私達、大人の正しい【めあて】=【問題設定】が見いだせる

活きた問題が設定できないのは、形式で処理し、現在の事実確認が不足するため。事実確認の不足により、共に目指していく正しい状態=目的が具体的なイメージで観えていないため。問題解決思考をどれだけ訓練しても、問題が設定できなければ、自分で考え行動することはできない。その結果、

  • 子供達が、先生・大人の意図を探る合わせる

  • 子供達が、先生・大人が求める正解に合せる

  • それができない子供達はドロップアウトする

1人1人の先生・保護者は、それぞれ一所懸命に子供に向き合っている。しかし、これから社会で活きていく子供達の問題設定が正しくできない、その前提の「保護者・先生・生徒が、共に創っていく正しい状態」が描けない。その結果、各人の良い取り組みとパワーが、報われず、いつまでたっても「自分で考え行動できる」人間が増えていかない。この状態を変えていくための対話のたたき台の提供が、本レポートの目的です。


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