群馬県太田市(おおたし)は2025年3月28日に、1市3町(太田市、尾島町、新田町、藪塚本町)が合併して20年を迎えます。それを記念して、2025年3月9日に20周年記念式典と第九コンサートを開催することが決定しました。
会場は2023年春にオープンし、B.LEAGUE所属の群馬クレインサンダーズのホームアリーナでもあるOPEN HOUSE ARENA OTA(オープンハウスアリーナ太田)です。約5,000人を収容できるアリーナで、群馬交響楽団とこのために結成する20周年記念合唱団で、ベートーヴェンの交響曲第9番全楽章のコンサートを行います。
この度、20周年記念合唱団として第4楽章を合唱していただく方を市内外から募集します。目標とする団員は「3,000人!」。達成すれば、サントリー1万人の第九と国技館5,000人の第九コンサートに次ぐ規模となります。多くの皆さまに参加いただくことで、太田市の20周年を盛大に祝うのはもちろんのこと、芸術文化の振興や関係人口の拡大が期待できます。
全てが初となるプロジェクトを成功させるため、皆さまの素晴らしい歌声をアリーナに響かせてください。
※申し込みにあたっては、下記の参加要項と参加者の皆さまへを必ずご確認ください。
太田市は自動車産業を中心とした工業都市です。特に合併してからの20年間は、北関東自動車道の開通や工業団地の造成などもあり、まちとして飛躍的な発展を遂げています。その一方で芸術文化活動の際立った実績は多くはありません。
今回、清水太田市長の発案で20周年を記念して、かつてない文化的イベントに挑戦します。「第九を多くの人とともに歌うこと。しかも、新しくできたアリーナで。」合唱に関しては、近隣の市町村に比べて多数の合唱団体が活動しているわけでもなく、第九を歌う有名な合唱団もありません。また、全国的にコロナ禍で第九を歌う合唱人口も減少傾向にあります。そこで、太田市のイベントをきっかけに、人と人がリアルに触れ合い、第九を通じて音楽の素晴らしさを体感することで、地域活性や芸術文化の振興を図ります。また、市内外から多くの人が集まることで、関係人口の増加にもつなげていきます。
企画・運営するのは20周年記念事業を取りまとめる「太田市役所おおたPR戦略課」です。皆さんとお会いできる日を楽しみに、群馬交響楽団や音楽関係者の皆さまと力を合わせて試行錯誤しながら準備しています。当日は、ひとりひとりの思いをのせて歓喜の歌声をアリーナに響かせましょう。
太田市20周年記念事業
太田市20周年記念式典・群馬交響楽団と20周年記念合唱団 第九コンサート
期日 2025年3月9日(日)
会場 OPEN HOUSE ARENA OTA (オープンハウスアリーナ太田)
主催 太田市(太田市20周年記念事業実行委員会)
コンサート出演者
指揮 藤岡 幸夫
管弦楽 群馬交響楽団
ソリスト 近日発表
合唱団 20周年記念合唱団(一般公募)
合唱指導者 近日発表
募集人数 3,000人(ソプラノ・アルト・テノール・バス)
公演日 2025年3月9日(日)、午後1時30分~(式典開始予定)
※午前中にリハーサルがあります。コンサートは式典終了後に開催します。
会場 OPEN HOUSE ARENA OTA(オープンハウスアリーナ太田)
群馬県太田市飯塚町1059
出演条件 (1)本番は楽譜を持たず、暗唱で合唱できる
(2)コンサート前日のリハーサル(コーラス合せ・オケ合わせ)に参加できる
参加費 無料(楽譜・会場までの交通費は自己負担)
申込期間 2024年5月15日(水)~10月31日(木)
※初めて第九を歌う方は初心者クラスの受講をお願いします。その場合は6月30日(日)までに申し込みください。
申込方法(申込み後1週間程度でご指定のメールアドレスに案内をお送りしますので、ご一読ください。)
【個人の方】WEBでの申し込み
【団体の方】E-mailでの申し込み(応募用紙をデータで送りますので、メールに団体名と連絡先をお知らせください)
メールアドレス:20th_ota9(at)mx.city.ota.gunma.jp ※(at)を@に置き換えてください。
服装(本番)
テノール・バス=黒系統のスーツ上下、黒の蝶ネクタイ、白のワイシャツ、黒靴
ソプラノ・アルト=白のブラウス、黒系統のロングスカート又はパンツ、黒靴
小・中・高校生=白のワイシャツ・ブラウス、黒系統のスカート又はパンツ、黒系統のソックス、黒靴
日程は太田市ホームページで掲載します。
【初心者クラス】
初めて第九を歌う方向けに一般練習会開始前に初心者クラスを開講します。
可能な限り全12回の受講をお願いします。(欠席者向けに動画配信を予定しています)
期間 6月18日(火)~9月26日(木)
【一般練習会】
合唱指導者による練習を週1回程度で開催しますので、可能な限り参加をお願いします。
日 程 | 内 容 |
---|---|
6月18日(火)〜9月26日(木) 週1回程度(全12回) | 初心者クラス |
10月~2025年2月(後日案内します) | 一般練習会 |
2025年1月11日(土)、午後を予定 会場:太田市民会館 | 歌い始め(指揮者による練習) |
2月11日(火・祝)、午後を予定 会場:オープンハウスアリーナ太田 | 指揮者直接指導 |
3月8日(土)、午後を予定 会場:オープンハウスアリーナ太田 | 前日リハーサル |
3月9日(日)、午前9時~午後5時 | ゲネプロ・本番 ※午前中にゲネプロ(最終リハーサル)を実施します。 |
連絡先
太田市20周年記念事業実行委員会事務局(太田市役所おおたPR戦略課内)
Tel 0276-47-1917(土・日・祝日を除く午前9時〜午後5時)
【プロフィール】
日本指揮者界の重鎮であった渡邉曉雄最後の愛弟子。英国王立ノーザン音大指揮科卒業。最も才能あるEU加盟国の若手指揮者に贈られる「サー・チャールズ・グローヴス記念奨学賞」を特例で受賞。1994年「プロムス」にBBCフィルを指揮してデビュー以降、多くの海外オーケストラに客演。首席指揮者を務める関西フィルとは 2024年が25年目のシーズン、2019年から東京シティ・フィル首席客演指揮者も務める。放送出演も多く、番組立ち上げに参画し指揮・司会として関西フィルと共に出演中のBSテレ東『エンター・ザ・ミュージック』(毎週土曜朝8:30)は2023年10月で10年目に突入、放送500回に迫る人気番組。2002年渡邉曉雄音楽基金音楽賞受賞。公式ファンサイト http://www.fujioka-sachio.com/
藤岡さんからメッセージ
“第九” が初演されてからちょうど200年、今もなお人々は平和を願い歌い続けています。ここ群馬・太田から世界へ!凄い企画です!「歓喜の歌」が響き届けられますように!
1945年戦後の荒廃の中で文化を通した復
興を目指して創立 、1955年「群響」をモデルに制作された映画「ここに泉あり」が公開され、全国的に注目を集めた。1947年から始めた移動音楽教室は、2023年度までに延べ650万人を超える児童・生徒が鑑賞した。また2019年9月開館の「高崎芸術劇場」に活動拠点を移し、2023年4月に就任した飯森範親常任指揮者のもと、さらなる演奏活動の飛躍・向上を目指し、2024年に定期演奏会第600回、2025年に創立80周年を迎える。
群馬交響楽団からメッセージ
群響は創立以来“地域に根差した日本を代表するオーケストラ”として活動し、来年は80周年を迎えます。音楽の街・おおたが全国に知られるコンサートとして、ご一緒できるのを楽しみにしています。
ベートーヴェンが作曲した交響曲第9番は日本では「第九」という名前で親しまれ、コンサートやテレビなどでもよく耳にする名曲です。皆さんがご存知のあの有名なフレーズは第4楽章の合唱の部分です。第九は今からちょうど200年前の1824年5月7日にウィーンで初めて公演されました。その時はすでにベートーヴェンの耳は聞こえていなかったそうです。第4楽章はドイツの詩人シラーが書いた「歓喜に寄せて」という詩を4人のソリストと合唱団がオーケストラの演奏に合わせて歌いますが、そこには身分や人種、国を超えた人類愛が謳われています。ベートーヴェンが人生で辿り着いた苦悩とその先の喜びが表現された第九は、200年経った今も世界中で愛され続けています。
太田市(おおたし)は関東平野の北部、群馬県南東部に位置し、自動車製造を中心とした全国有数の工業都市である一方、利根川や渡良瀬川の恵みと金山・八王子丘陵の豊かな緑あふれるまちです。
上毛かるた「つる舞う形の群馬県」と謳われるちょうど首のあたりに位置していますが、首都圏から90km圏内で北関東自動車道が太田市の北部地域を通過して関越・東北自動車道と接続しています。また、東武鉄道の特急りょうもうやリバティりょうもうを利用すれば、浅草駅や北千住駅から太田駅まで1時間半程度と都心からのアクセスも良好です。
ものづくりのまち
太田市はSUBARUの企業城下町として自動車製造を中心に発展してきました。現在は食品や家電、アウトドアグッズなど幅広い分野にその裾野を広げ、全国有数のものづくりのまちとして、北関東1位の製造品出荷額等を誇ります。
スポーツのまち
太田市は男子プロバスケットボールチーム「群馬クレインサンダーズ」のホームタウンです。また、SUBARUの陸上競技部や硬式野球部も太田市を拠点に活躍しています。2023年春に完成した新アリーナ「OPEN HOUSE ARENA OTA」は、日本最高峰のセンタービジョンやサウンドシステムを兼ね備え、太田市のスポーツの一大拠点となっています。
歴史のまち
太田市は古典文学「太平記」に登場する名将で、鎌倉時代後期から南北朝時代を生き抜いた「新田義貞」のゆかりの地です。市内に点在する新田荘遺跡(にったのしょういせき)は国の史跡に指定されています。また、戦国有力大名の猛攻を退けてきた難攻不落の名城「史跡金山城跡」は日本100名城として人気のスポットです。
文化のまち
太田市の自慢の文化施設は太田駅前の太田市美術館・図書館です。現代アートを中心にした企画展や世界中の絵本や児童書、デザイン・美術・建築などのアートブックや雑誌があり、スロープや螺旋階段など建築を楽しみながら、ウィンドウショッピング感覚で触れることができます。1階にはカフェ、最上階には屋上庭園があり、くつろぎの時間を過ごせます。
農業のまち
太田市の特産品では、やまといも・小玉すいか・やよいひめ(いちご)・ブリックスナイン(トマト)などがあります。その他にも、ホウレンソウ、モロヘイヤ、ネギなども高い生産量を誇ります。また畜産業も非常に盛んで、酪農・肉用牛肥育・養豚・養鶏などが行われています。
関連URL : https://www.city.ota.gunma.jp/site/20th-ota/0035310.html