開幕まで1年を切った大阪・関西万博を前に、「いのち輝く未来社会のデザイン」の実現に向けた様々な取り組みが進められています。その一つとして大阪市では子どもの受動喫煙を防ぐことなどを目的に2023年9月から、当社の完全オンライン禁煙プログラム「ascure卒煙」を採用した禁煙支援事業「おおさか チャチャっと卒煙」が推進されています。事業の成功に向け、導入から半年が経過した現在の利用状況や成果、利用者インタビューをご紹介します。
※おおさかチャチャっと卒煙について https://osaka-city-kinen.jp/sotsuen
【卒煙プログラム参加者の数】
プログラム参加者数:396名(2024年4月30日時点)
【卒煙成功者の割合】
最終面談を受けた方のうち、71%の方が卒煙成功(2024年4月30日時点)
自力での禁煙率は18.6%※1
※1https://mhlw-grants.niph.go.jp/project/15185
【成功者の声】 40代 D・Kさん
〇参加のきっかけを教えてください。
もともと「いつかは」と思いながら、きっかけがありませんでした。今回、職場が変わることとかをきっかけに、「禁煙の方法ってどんなのがあるのかな」とWEB上で探している中で、このプログラムを見つけました。大阪市のやっている事業だし、無料でできるということもあり、参加しました。
〇実際にプログラムに参加してみて、いかがでしたか?
定期的にオンラインのテレビ電話で自分の進捗をチェックできるので、そこを目安に頑張れるのがよかったです。面談は時間がかからず、要点を確認して、サクサクと終わってもらえたので、すきま時間に実施することができました。僕の場合はテニスをしているので、その後にささっとやってもらったりしていました。
禁煙補助薬も効果を実感しました。禁煙補助薬から体内に少しの量のニコチンが吸収されるから、吸いたい衝動がなくなる仕組みですよね。そのおかげか、吸いたい気持ちが強く出ることはあまりなかったです。
〇プログラム参加中の発見や思い出はありますか?
「自分でも辞めれるんだな」ということは大きな発見でした。
昔辞めようと思った時は、一回辞めても長くは持たなかったんです。だけど今回はそれがないっていうのが、すごいなと思いました。だんだんと日が経つにつれて最終的には吸いたい気持ちも忘れていきました。たばこの存在を忘れますね。
卒煙後は、昼休みとかにちょっと遠い喫煙所に行くとかがなくなったので、時間の余裕を感じるようになりました。喫煙所を探さなくて良いのが楽です。
今、不思議と吸いたいっていう気持ちとかはないし、他の人が吸ってたとしても吸いたくないんですよ。臭いも気にならない、吸ってる人がいても「吸ってるな〜」ぐらいな感じで見れるようになりました。
〇これから禁煙に挑戦しようと思っている方にメッセージを!
「やめれるよ!」と伝えたいですね。もちろんやってみないとわからないけど、やってみると案外できたりします。
吸わなくてもいいですからね。卒煙してみて、僕は「たばこは何の解決にもならん」ということに気づきました。吸ってる時は気分転換のつもりで吸ってたけど、そういう効果も実はないと知りました。
掲載URL:https://osaka-city-kinen.jp/interview
【大阪市事業ご担当者のコメント】
大阪市は全国の中でも喫煙率が高いことが課題となっています。大阪・関西万博を前に本格的に取り組みを始めた本事業ですが、未来を担う子どもたちのために、長期的な視点でとても重要な取り組みだと思っています。一人では挫折してしまいやすい禁煙ですが、薬、カウンセラー、治療アプリという強力で多角的なアプローチで実際に禁煙の成功例が出てきています。健康増進や受動喫煙防止の観点からも、今後さらにたくさんの卒煙成功者が生まれることに期待しています。
【本事業の世界禁煙デーイベント】
また、5月31日の世界禁煙デーに先駆けて、大阪市内にて禁煙啓発イベントを行います。まだ卒煙に踏み込むことができない、禁煙をしたいけど何をすれば良いのかわからないという方を対象に看護師、保健師等の国家資格を持つCureAppの卒煙指導員による相談室も設けます。
日時:2024年5月25日(土)・26日(日)10:30-17:00
場所:イオンモール鶴見緑地店(〒538-0053 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目17−1)
実施内容:・おおさかチャチャっと卒煙のご案内
・CureApp指導員による卒煙相談室
・バルーンアートパフォーマンス(午後2回のパフォーマンスを予定)
株式会社CureAppについて
2014年に2名の医師により創業した医療系スタートアップで、治療効果が治験にて証明され医療現場で医師が患者に処方する「治療アプリ」を研究開発・製造販売する医療機器メーカー。
2020年、スマートフォンで動作する疾患治療用のソフトウェア医療機器として、禁煙治療領域において世界初*の製造販売承認取得および保険適用となった。その後、高血圧症領域においても2022年4月に世界初*の製造販売承認取得、同年9月に保険適用。その他、NASH / アルコール依存症 / がん / 慢性心不全 / 慢性腰痛症など複数の疾患に対する治療アプリの開発を進めている。
また、民間法人向けの健康増進サービスであるascureモバイルヘルスプログラムも運営し、「ascure卒煙プログラム(禁煙)」、「ascureDr.受診勧奨(高血圧)」、「ascure 重症化予防(血圧コース)」において、現在360法人(うち健康保険組合が270組合契約)で導入されている。
*:自社調べ ・調査年月:2020年12月 ・調査範囲: 製造販売承認および保険適用を受けたニコチン依存症向け治療アプリ
**:自社調べ ・調査年月:2022年9月 ・調査範囲: 製造販売承認および保険適用を受けた高血圧症向け治療アプリ
株式会社CureApp 会社概要
代表取締役社長 佐竹 晃太
本社所在地 東京都中央区日本橋小伝馬町12-5 小伝馬町YSビル4階
米国本社 CureApp North America, Inc.
事業内容 プログラム医療機器開発、モバイルヘルス関連サービス事業
関連URL : https://osaka-city-kinen.jp/sotsuen