業界最多の講座数を誇る⽇本最⼤規模の⾦融オンラインスクール「グローバルファイナンシャルスクール」(以下略:GFS、東京都港区、市川雄⼀郎校⻑)は、全国10〜70代の投資を学ぶ男⼥1,177名に、「SNS型投資詐欺に関するアンケート」を⾏いました。
昨今 被害件数が増えているSNS型投資詐欺がどれほど身近で起きているのか、FacebookやInstagramでの「なりすまし広告」の発生状況や、LINEでの投資詐欺の被害状況を調査したところ、SNS型投資詐欺がいかに深刻な問題として広がっているかが明らかになりました。
調査サマリー
・Facebook、Instagramでなりすまし広告を見たことがある人は、67.6%
・なりすまし広告を見てクリックしてしまったことがある人は、34.0%
・なりすまし広告を詐欺だと見分けられる自信があると答えた人は、15.5%
・詐欺だと見分ける「自信がある」と答えた人の半数以上は、投資経験2年以上
・詐欺だと見分ける「自信がない」と答えた人の約半数は投資経験2年未満
・LINEで投資勧誘を受けるなどの詐欺被害に巻き込まれた経験がある人は、35%
・投資詐欺に遭ってしまった際の対処方法を「知らない」と答えた人が91.7%
<調査概要>
調査内容:SNS型投資詐欺に関するアンケート 調査方法:インターネット調査 調査期間:2024年5月15日〜5月22日 有効回答:1,177名 回答者属性:投資を学んでいる10代~70代の男女※ ※GFS無料特別講座を受けたことがある人への調査 |
<調査結果詳細>
SNSで著名人のなりすまし広告を見かけた経験 「ある」67.6% 「ない」32.4%
「FacebookやInstagramで、『なりすまし広告』を見かけたことがありますか?」という質問に対して、67.6%の人が「ある」と回答していました。
※「なりすまし広告」とは、無断で著名人の名をかたった偽アカウントによる悪質な誘導広告や、著名人の画像を勝手に利用したフェイク広告のこと
実に、回答者の3分の2を占める人が、SNSでなりすまし広告を見かけているということになります。
なりすまし広告を見た経験がある人のうち、実際にクリックしたことがあると回答したのは34.0%
「なりすまし広告を見たことがある」と回答した人のうち、クリックした経験を調査したところ「ない」と答えた人が66.0%、「ある」と答えた人が34.0%でした。
なりすまし広告を見かけた人が全体の66%だったのに対し、実際にクリックしたことがある人はそのうち34%だった要因としては、連日のニュースで著名人になりすました広告が急増していることが報じられ、危機感を持つ人が増えてきたことが理由だと考えられます。
なりすまし広告を詐欺だと見分けられる自信の有無は、投資経験年数と相関関係あり
「なりすまし広告を詐欺だと見分けられる自信はありますか?」の質問に対して、「どちらともいえない」と答えた人の割合が最も高く44.9%、次いで「自信がない」が39.7%、「自信がある」と答えた人は15.5%でした。
このアンケート調査は調査概要に記載したとおり、投資を勉強している1,177人を対象に行った調査ですが、それでも詐欺広告を見分ける自信があると答える人の割合が最も少ない結果になりました。
また、投資経験年数別に回答を見てみると、「自信がある」と答えた人の半数以上は、投資経験2年以上でした。
一方「自信がない」と答えた人の約半数は投資経験2年未満という結果で、詐欺広告を見分ける自信と投資経験年数には相関性があることがわかります。
自分や家族・知人がLINEを通じて投資勧誘を受けるなどの詐欺被害に遭った経験があると回答した人は35%
「あなたやあなたの身近な人(家族や友人)が、LINEで見知らぬ人物から投資に関する連絡を受けた、LINEグループに勝手に招待された、という被害にあった経験はありますか?」という質問に対して、「自分も身近な人(家族や友人)も経験したことがない」と答えた人が54.5%と最も多い結果でした。
次いで「自分が経験したことがある」20.6%、「わからない」10.5%、「自分は経験したことがないが、身近な人(家族や友人)が経験したことがある」7.8%「自分も、身近な人(家族や友人)も経験したことがある」6.6%で、自分や家族・友人が経験したことがあるという人が全体の35%となっています。
今回のアンケート調査では、回答者本人がLINEで何らかの被害に遭ったケースが320件あり、決して少なくない被害件数が身近で発生していることがわかります。
LINEでの投資詐欺被害の内容は、「著名人の偽アカウントからの勧誘」「FX取引の勧誘」「証券会社の偽アカウントからの勧誘」など
LINEで何らかの投資詐欺被害に巻き込まれた経験のある人320人に、具体的な経緯や内容を調査したところ、経緯は「他のSNSに表示された広告をクリックした後にLINEへ誘導された」「証券会社の偽広告をクリックした後にLINEへ誘導された」「突然 身に覚えのないLINEの投資グループに追加された」という回答が目立ちました。
LINEでの被害内容は、「FX取引の勧誘」「仮想通貨の取引勧誘」「株の売買指示」が多く、被害を未然に防げた人と数百万円以上の被害額が出ているケースもありました。
詳しい事例については、【投資を学ぶ1177人に調査】300人以上が「経験あり」と回答したLINEでの投資詐欺の実態とは?で紹介しています。
投資詐欺被害の対策で気をつけていることは「儲け話は信じない」「家族への相談」「投資の知識をつける」など
「投資詐欺に合わないように、日頃から気をつけていることはありますか?」という質問(自由回答)に対して、回答者から集まった対策としては、主に以下の4つの回答がありました。
・怪しい広告や誘導リンクはクリックしない
・儲け話は安易に信用しない
・家族に相談し、自分ひとりで抱え込まない
・詐欺を見抜けるように、投資の知識を身につける
投資詐欺に遭ってしまったときの対処方法「知らない」91.7%「知っている」8.3%
「もし投資詐欺に合ってしまったら、対処する方法を知っていますか?」という質問に対して、「知っている」と答えた人はわずか8.3%、「知らない」と答えた人が91.7%という結果でした。
この調査は投資を勉強している人を対象に行ったものですが、それでも対処方法を知らない人が9割を超える結果となり、多くの人が投資詐欺の被害にあった場合にどうするべきか知らないということになります。
調査結果の元記事はこちら>>
【投資を学ぶ1177人に調査】300人以上が「経験あり」と回答したLINEでの投資詐欺の実態とは?
本記事の調査データ、グラフを引用の際は、調査名・出典元URL(https://official.gfs.tokyo/blog/survey-scam)の明記をお願いいたします。
グローバルファイナンシャルスクール(GFS)について
資産形成の教育の浸透を⽬指す、⾦融オンラインスクールです。業界最多の講座数を誇り、36403人の生徒が学んでいます。(2024年5⽉末現在)
GFS公式サイト:https://official.gfs.tokyo/
体験版無料講座:https://toushi-up.com/
【校⻑のご紹介:市川雄⼀郎(いちかわゆういちろう)】
グローバルファイナンシャルスクール校長。CFP®。1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)。日本FP協会会員。日本FP学会会員。 グロービス経営大学院修了(MBA/経営学修士)。
日本のFPの先駆者として資産運用の啓蒙に従事。ソフトバンクグループが創設した私立サイバー大学で教鞭を執るほか、講演依頼、メディア出演も多数。著書に「投資で利益を出している人たちが大事にしている 45の教え」(日本経済新聞出版)
公式X アカウント 市川雄一郎@お金の学校 校長
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