1食ごとの食後血糖変動を軸とした糖尿病治療支援サービスを提供する株式会社ザ・ファージ(以下、ザ・ファージ)は、第67回日本糖尿病学会年次学術集会にて、糖尿病患者向けの栄養指導業務の実態を実施し、アンケートレポートを公開しました。
調査背景
糖尿病は日本において非常に深刻な健康課題であり、その治療と管理には多面的なアプローチが必要とされています。特に、食事療法は糖尿病治療の基盤であり、栄養指導はその要の1つとなるものです。しかしながら、医療現場における栄養指導業務の現状や課題、医療従事者が抱える問題点については、まだ十分に明らかにされていない部分が多く存在します。
本調査では、糖尿病患者向け栄養指導に携わる医師、看護師、管理栄養士など多職種の医療従事者から幅広く意見を収集し、現状の栄養指導業務の実態および弊社サービス「glucose flight®」への興味・関心度合いについて調査しました。
調査概要
調査名称 : 糖尿病患者向けの栄養指導業務の実態
調査方法 : 第67回 日本糖尿病学会年次学術集会の来場者へのアンケート
調査期間 : 2024年5月17日〜同年5月19日
Q:糖尿病患者向けの栄養指導/栄養相談で1番大事にしていること/大事にしたいことを教えてください(n=90)
最も多かったのは、「患者の生活リズムや食事スタイルに合わせた行動改善の提案」で85.6%という結果でした。また、医師、看護師、管理栄養士/栄養士、その他(薬剤師等)の全ての役職の多くの方が「患者の生活リズムや食事スタイルに合わせた行動改善の提案」を1番大事にしていること/大事にしたいと捉えていることがわかりました。「患者の生活リズムや食事スタイルに合わせた行動改善の提案」の具体的な声としては、「患者の職業上どうしても変えることのできない生活習慣があるので、実行可能な改善提案をしている」「本来は数値目標を設定したいが、難しいので小さい行動目標を提案している」などといった声がありました。
Q:血糖コントロールの栄養指導/栄養相談をする上でお困りごとで、あてはまる項目を選択ください(n=42)【複数選択】
血糖コントロールの栄養指導/栄養相談の業務の課題に対して、最も多い内容は、「問診時間の不足」および「患者の虚偽報告」でした。その他の回答項目「患者自身によるデータ(血糖値など)記録の不備」、「問診内容の記録の手間」、「患者の多様性などによるヒアリング・記録の困難性」が多いことから、限られた時間の中で、限られた情報の正誤を見極めることへの課題意識が強いことがわかりました。
Q:弊社サービス「glucose flight®」にご興味を持たれた機能/特徴をご選択ください(n=42)【複数選択】
弊社サービス「glucose flight®」の興味機能/特徴について、最も多い内容は「1食毎の血糖値が見れる点」でした。手間なく食事毎の食後血糖値波形を把握することに魅力を感じる医療従事者が多いことがわかりました。
■ 糖尿病治療支援サービス 「glucose flight®」について
「glucose flight®」は、1食に向き合うことで食後血糖変動を良好にする2型糖尿病治療支援サービスです。個々の生体情報を解析し個別最適化された治療指標を提案することで、ユーザーの主体的な血糖管理を促進、また、医療従事者には”患者の生活リズムや食事スタイルに合わせた”的確な栄養指導をサポートします。
糖尿病患者は、CGM(Continuous Glucose Monitoring;持続血糖モニター測定器)などの血糖測定器とglucose flight® アプリを使用して日々の生活習慣を記録します。そのデータを利用して、医師/管理栄養士の指導をサポートし、的確な血糖コントロールを行います。
※患者アプリのご利用には、医療機関から付与されるユーザーIDが必要です。
現在、glucose flight®は一部の病院・クリニックに対して、限定提供しています。
病院・クリニックなどの医療機関でご興味・ご関心をお持ちの方は、お問い合わせください。
アプリ名:『glucose flight®』
対応端末:iPhone(iOS)App Store / Android Google Play Store
■ 本件に関するお問い合わせ先
株式会社ザ・ファージ(THE PHAG, Inc.)広報担当
E-Mail:info@thephage.life
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