今回の連携はartkake社がイオンモール Nagoya Noritake Gardenにて実施している、若手アーティスト支援助業【＋商店】の展示の一環として開催いたします。
近年、VUCA時代の世界で生きていく上で必要な力を育てるための教育として、STEAM教育やアート思考、と言った「アート」に焦点を当てた教育への関心が高まっています。一方、その中で産み出される作品の大半が「制作して終わり」になってしまっている現状があります。TRILLのアートを通じた教育では、子どもが作品を通じて周りの人や社会へコミットしていく事により、自己と社会・他者とのつながりを認識することも、制作と同等に重要であると考えています。
そのため、TRILLアートクラスでは、2016年の開講以来、大府市内の公共イベントに作品を出展したり、海外の児童画展への作品応募を行ったりと、「アートを通じて社会とつながる」ことに重きを置いた活動を展開しています。
artkake社は、若手アーティストの活動を支援すると同時に、社会とアートの新しい関わり方を創出することを念頭に事業展開をしており、その点が先述したTRILLの「アートを通じて子どもと社会をつなげる」というミッションやこれまでの実績とも合致していたため、今回、連携を実現する事が出来ました。
通常、本格的なアートの展示は美術館や画廊といった、「愛好者向け」の施設にて実施されることが多く、なじみの無い人たちにとっては非常に敷居が高い現状にあります。
その点、イオンモール Nagoya Noritake Gardenという、多くの人が集まる施設にて展示を実施することは、これまでアートになじみの無かった人がアートに出会うきっかけとなります。
子ども達にとっても、普段は家族で買い物に行く「イオンモール」という場所で、自分が「何かを提供する側」になり作品を出展することは、最上級の「アートを通じて社会とつながる」という経験となり、大きな自信や意欲につながります。加えて、来場者の皆様にも、アートを通じた子どもの教育や地域参画への理解を深めていただける機会にもなるのではないかと考えています。
このように、子ども達がアートを通じて社会へのコミットをする機会を作る際には、私たちは展示の方法や内容にも意識を向けるべきです。
今回の展示では、資源再生率が90%を超える段ボールを展示素材として活用します。加えて、合同作品の一部には、名古屋市内の施設から引き取った、不要になった色画用紙を活用しており、資源ロス・ゴミ削減に貢献しています。これらの取り組みを通じて、「サスティナブルな取り組みとアートの美は両立する」ということ、そして「サスティナブルな形で社会にコミットする」という価値を子ども達に感じ取ってもらいたい、と我々は考えています。
今回のartkake社との連携が、地域の文化振興・児童の健全育成、持続可能な社会づくりに貢献できることを、我々は期待しています。
【＋商店 第三期展示】詳細
〈開催概要〉
会期：2024年6月10日～7月14日
時間：10:00～21:00
会場：イオンモール Nagoya Noritake Garden 3階 my makura前特設会場
入場：入場無料
https://nagoya-noritake-garden.aeonmall.com/news/event/931
〈コンテンツ〉
テーマ「vivid prank (鮮やかないたずら)」
出展作品： ①幼児～小学生125名による合同作品
②選抜児童による個人作品
③講師作品
■株式会社artkake 概要
設立：2022年9月8日
所在地：名古屋市中村区平池町4丁目60番地の12 グローバルゲート名古屋11Ｆ
経営理念：Vision 才能を育て、文化を創る
Mission アートにきっかけを、そしてアートをきっかけに
Value 鮮烈を、創り出せ。
■TRILLアートクラス概要
運営会社：NPO法人TRILL
設立：2016年4月28日
教室所在地：愛知県大府市東新町2丁目222番地
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