1945年京都生まれの松本明慶氏は運慶・快慶の流れをくむ佛師であり、「平成の大佛師」と呼ばれています。1962年の17歳から佛師を志して62年。2014年には、高野山開創1200年記念中門再興事業の四天王 (修理2体・新造2体)を納佛され、これまでに19体の大佛を製作。現在は京都大原野において、日々みほとけのお姿を彫り続け、艱難辛苦をかかえた現代を生きる人々の光明となれと打ち込まれています。本展では、師が造り上げた息をのむほど精緻を極めた木彫仏像約300点、一本造りの複雑な彫刻や繊細な截金細工を施した鮮やかな作品などを一堂に集め展示販売。
2006年北海道八十八ケ所霊場各寺院に、ご本尊(計88体)を納める。
2024年4月には東京増上寺に徳川家康像を納佛。
作品の一例
十一面千手観音菩薩
(桜、截金、身丈1尺、総高66.5㎝)
子安普賢菩薩
(楠、淡彩色、身丈半跏3寸、総高32.5㎝)
大日如来
(白檀、身丈座2寸5分、総高22㎝)
阿弥陀如来(東本願寺)
(楠、身丈5寸/総高31㎝)
鬼(魂)
(桜、身丈座2寸5分、総高23㎝)
香合佛
元はお香を入れる器で、その内側に御仏が刻み込まれたもの。 生まれ年の干支に因んだ守護神や信仰している佛様など、小さくて携帯に便利な香合は、お守りとしてお持ちいただけます。
①[子]香合佛 十一面千手觀音菩薩
(白檀、直径6㎝)
②[丑・寅]香合佛 虚空蔵菩薩
(白檀、直径6㎝)
③[卯]香合佛 文殊菩薩
(白檀、直径6㎝)
④[辰・巳]香合佛 普賢菩薩
(白檀、直径6㎝)
⑤[午]香合佛 勢至菩薩
(白檀、直径6㎝)
⑥[未・申]香合佛 大日如来
(白檀、直径6㎝)
⑦[酉]香合佛 不動明王
(白檀、直径6㎝)
⑧[戌・亥]香合佛 阿弥陀如来
(白檀、直径6㎝)
イベント開催のご案内
二代目・松本明観氏、三代目・松本宗観氏によるギャラリートークを開催
●開催日時:6月12日(水)・15日(土) 各日午後2時~午後2時25分(事前予約不要)
●開催場所:7階催事場 展示会場有料スペース内
展示作品の前で、会場にご来場いただいている方に、二代目、三代目がお話をしていただけます。
※お話をお聞きする専用席および、参加の事前ご予約などもございません。
※会場内が混雑した場合は、急遽、入場制限させていただく場合がございます。
※諸般の都合により、営業時間・作家来場など、催事内容が変更・中止になる場合がございます。
※お話内容により終了時刻が前後する可能性がございます。
※松本明慶先生のトークイベント・ご来場は予定しておりません。
会場の様子
今春、増上寺に納佛した徳川家康像のひな形も特別展示致します。
■『大佛師 松本明慶 佛像彫刻展 』特設サイト: