生命保険を通じて日本の中小企業を応援するエヌエヌ生命保険株式会社(代表取締役社長:マリウス・ポペスク、本社:東京都渋谷区、以下「エヌエヌ生命」)が運営する「経営者の妻のための情報サイト つぐのわ」(以下、「つぐのわ」)は、
第2回 「夫が社長」妻のつぶやき川柳
の受賞作品29点を決定しました。
つぐのわは、経営者の妻の方が気持ちを共有したり、経営者の妻の方を応援したりする場をつくりたいという思いから、2022年に「夫が社長」妻のつぶやき川柳の募集をはじめました。2回目の開催となる今回は、2023年12月1日から2024年2月29日までの期間、経営者の妻として暮らす毎日の思いやあるある、悲喜こもごものエピソードを詠んだ句をはじめ、経営者の妻の方を応援するご家族やご友人からの一句を募集し、総数1,965点が集まりました。
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「夫が社長」妻のつぶやき川柳 受賞作品
ご応募いただいた作品の中から「最優秀賞」(1点)、優秀賞として「審査委員長賞」、「つぐのわ賞」、「女性社長のココトモひろば賞」(各1点)、「奨励賞」(5点)、「中小企業応援賞」(5点)、「佳作」(15点)を発表します。なお、最優秀賞と優秀賞の4作品のエピソードは、経営者の妻の思いとして漫画で表現し、つぐのわ内の公式ページ(
https://www.nnlife.co.jp/wife-succession/senryu2/
)に作品とともに掲出します。
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最優秀賞(1点)
「守るから 君も会社も」 プロポーズ
作者名:みつめ茶
【講評】 選者 川柳作家 やすみりえ 氏
胸がドキドキ、きゅんとするプロポーズの場面。相手から伝えられた言葉がそのまま句になりました。川柳は口語体(お喋り言葉)を取り入れていきいきと作ることができますから、それを効果的に使われましたね。経営者らしく「会社も」と言った夫を頼もしく、誇らしく感じた気持ちが伝わってきました。さらに、その後の二人で積み重ねてきた月日の重みも込められている一句になっていますね。
<賞品>老舗旅館やラグジュアリーホテルでの宿泊、ディナーなど、夫婦でのひと時を楽しめる体験ギフト
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優秀賞(3点)
<賞品>和牛ステーキ、カニやふぐなど海の幸、旬のフルーツなど、お好みで選べるカタログギフト
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【 審査委員長賞 】
食べてるね 保護者目線の お昼時
作者名:さるり
【講評】 選者 川柳作家 やすみりえ 氏
家庭的な雰囲気を大切にしながら会社を営まれているご様子を詠まれた一句。とてもあたたかみを感じます。特に良いポイントは上五の「食べてるね」の言葉。直接社員さんへ話しかけているようにも少し離れたところから見守っているようにも取ることができ、イメージが膨らみます。日頃、さまざまな状況において親心で若い社員さんと接していることが想像できる内容の作品でした。
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【 つぐのわ賞 】
継がないを 継ぐよに変えた 夫の背
作者名:ルーキー
【講評】 選者 伊勢田 篤史 氏
(「経営者の妻のための情報サイト つぐのわ」 監修)
たった17文字で、子の事業承継に対する気持ちの変化を見事に表現した素晴らしい作品です。子の心情が、父の仕事姿に触れることを通じて変化していく情景が目に浮かびます。親の事業を継ぐというのは、並大抵の覚悟で務まるものではありませんが、最後に子の背中を押してくれるのは、今までずっと見てきた父(社長)の背中なのかもしれませんね。
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【 女性社長のココトモひろば賞 】
社長待つ 客をトークで つなぐ妻
作者名:まろんころん
【講評】 選者 古田 千賀子 氏
(「女性社長のココトモひろば」 アドバイザー)
私も実感いたしました、一句です。しっかりと経営者の妻の苦労が読み取れます。私も、お客さまとの約束の時間に間に合わせようと一生懸命走って会社に戻ろうとする夫の為に、お客さまにお茶を出し、世間話をしていました。お客さまも色々な話をしてくださいました。聞き上手にもなりました。今、自分の会話が上達しているのはこの時の会話があっての事だと思います。これも私が事業承継するためのものだったのだと、この句に巡り合って痛感いたしました。
※「女性社長のココトモひろば(
https://kokotomohiroba.com/
)」は、夫やご家族の逝去により、突然、事業を継ぐことになった女性経営者のためのコミュニティサイトです。
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奨励賞(5点)
・記念日は 結婚よりも 創立日(てぐ)
・内輪もめ 社に持ち込まぬ 長の性(まこもじゃる)
・リビングを 支社と名付けて お手伝い(愛野うさぎ)
・帰宅後は 晩酌兼ねて ミーティング(春蚊秋冬)
・ためないで 脂肪ストレス 領収書(猫矢なぎ)
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中小企業応援賞(5点)
・妻を呼ぶ 時だけ主語が ない院長(自己肯定感の化け物製造嫁)
・パパでなく 幼い息子は シャチョ(社長)と呼ぶ(はいろいね)
・チャリを漕ぐ 社長妻とは 名ばかりか(ちー)
・守りたい 矢面に立つ 婿養子(跡取り娘)
・インボイス 『丸投げするな!』 妻の声(総務GL)
※「中小企業応援賞」では、五・七・五の形式にとらわれず本企画の趣旨によりマッチした作品を選定しています。
<賞品>中小企業が展開する3セットからお好みの1セットを贈呈
(A)フルプロ農園「葉とらずりんごで作った信州りんごジュース3本・りんごバター・りんごジャム(ピューレ)・ドライりんご・りんごスパイスのセット」
(B)ヨダファーム「自然豊かな山梨育ちのトマトを凝縮した、ソース3種(塩糀、BBQソース、ケチャップ)・トマトの『み』・豊かさあふれるトマトジュースのセット」
(C)KURUMU「お肌をすべすべ・歯をつるつるに導く、天然の国産クレイ『モンモリロナイト』をたっぷりと配合した洗顔料・クリーム・歯みがき粉のセット」
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佳作(15点)
・慶弔費 かさみ家計が 逼迫し(エミタソ)
・困ります 突然帰宅 昼ごはん(かすみ草)
・横向いて さっとつぶやく 「原価率」(浪花家あずき)
・後継者 元気なうちに 決めといて(ワイズマン)
・前夜から 妻に訓示の リハーサル(ミルファ)
・保留音 忘れ社長に 「パパ、電話」(りん)
・値上げにも 社員のために 音を上げず(のり)
・「おかみさん」 呼ばれるわたし まだ三十路(桃李)
・いつだって 仕事とセット 家族旅(shioshio)
・先代に 共に手合わす 始業前(つべる)
・おかげさま 妻にも届く 仕事ぶり(あかいりんご)
・本業の 数にもせまる よろずごと(座敷わらし)
・共に出て 共に働き 共に帰路(みちこ)
・元社長 今はおウチの シェフとなり(いちご狩り)
・働けど 退職金は 夢の夢(てんまま)
<賞品>OKOSHIYA TOKYOのおこし12種のセット「OKOSHIYA 24 pieces」
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総評:川柳作家 やすみりえ 氏
今回もどのような川柳が集まるのかとても楽しみにしていた「夫が社長」妻のつぶやき川柳。寄せられた作品をひとつひとつ味わいながら選考をすすめました。入賞には五七五の「定型」をきちんと守って完成させたもの、言葉選びにセンスが光るものを中心に採らせていただきました。
全体的にご自身の気持ちを素直に表現された良い作品が多く、印象に残りました。川柳づくりをとおして、普段うっかり見逃してしまっていた出来事や思いに改めて気づくことが多々あるように思います。ぜひこれからも、気軽に川柳を楽しんで頂けたら嬉しいです。例えば、メールや手紙に一句添えるのもおすすめ。良いコミュニケーション手段のひとつとして川柳を楽しんでみてはいかがでしょうか。
「夫が社長」妻のつぶやき川柳について
エヌエヌ生命は、中小企業サポーターとして「保険金に留まらないサポート」を提供しています。その活動のなかで、夫の急な逝去に伴って、妻が夫の事業を突然承継することになり、悩み苦しんでいる状況を知りました。そこで、現経営者の突然の経営離脱・相続発生時における事前準備を促すことで中小企業の円滑な事業承継を支援すべく、「つぐのわ」を運営しています。
自営業を含む中小企業の経営者の妻の方々にお話を伺うなかで、同じ境遇や立場の人と知り合い、話し、悩みを打ち明ける機会が少ない実情を知りました。そこで、経営者の妻の方が気持ちを共有したり、経営者の妻の方を応援したりする場をつくりたいという思いから、「夫が社長」妻のつぶやき川柳を募集しました。
【第2回 「夫が社長」妻のつぶやき川柳 公式ページ】
https://www.nnlife.co.jp/wife-succession/senryu2/
【審査員】
・川柳作家 やすみりえ 氏
・弁護士 伊勢田 篤史 氏(「経営者の妻のための情報サイト つぐのわ」 監修)
・有限会社 古田商会 代表取締役 古田 千賀子 氏(「女性社長のココトモひろば」 アドバイザー)
「経営者の妻ための情報サイト つぐのわ」 とは
全国8,000名以上※の中小企業経営者の妻が登録する事業承継情報サイト(※2024年4月末現在)。一般社団法人緊急事業承継監査協会の伊勢田 篤史氏(弁護士)監修のもと、現経営者の突然の経営離脱・相続発生時における事前準備を促すことで中小企業の円滑な事業承継を支援します。
URL:
https://www.nnlife.co.jp/wife-succession/