NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下:NTT-AT、本社:東京都新宿区、代表取締役社長:伊東 匡)は、CISSP*1(Certified Information Systems Security Professional)などのグローバルレベルでの認定および教育活動を行う、International Information System Security Certification Consortium, Inc.(以下:ISC2、本社:米国ヴァージニア州アレクサンドリア、CEO:クレア・ロッソ)のCCSP(Certified Cloud Security Professional)公式問題集をはじめて日本語化し、電子書籍として一般向け提供を開始しました。
1.提供開始の背景
ISC2のCCSPは、クラウドサービスを安全に利用・運用するために必要な知識・スキル・知見を世界ではじめて体系化した資格認定制度です。組織のクラウド戦略やDX(デジタルトランスフォーメーション)戦略を支える高度専門人材の育成で、世界的に高く評価されているプログラムです。
NTT-ATは、2020年3月にISC2との戦略的パートナーシップ契約を拡大し、「ISC2公式CCSP CBK*2トレーニング」のオフィシャルトレーニングパートナーとして、国内初の日本語での本トレーニングプログラムの提供を開始しました。
2020年1月には14名だった国内のCCSP資格保有者は430名を超え、日本のクラウドセキュリティ専門家人材基盤として拡大・拡充に期待が集まっています。
2.提供開始のねらい
2022年にNTT-ATが刊行した「CCSP CBK公式ガイドブック」は、クラウドコンピューティングの基礎からクラウドセキュリティの概要まで総合的に学びたい方、CCSPに関心があり資格の取得でキャリアアップをめざす方、クラウド特有のセキュリティ課題に日々ビジネスの現場で取組んでいる方など、多くの方々の参考図書として活用されています。
これに加えて公式問題集を刊行することで、資格取得に向けた学習に役立つことが期待できます。
3.NTT-ATの取組みなど
NTT-ATでは、ISC2と連携した育成プログラムを自社の社員に提供し、その結果、現在、CISSP資格保有社員を123名、CCSP資格保有社員を39名まで拡大させています。
今後も、この世界的な高度セキュリティ専門家の人材基盤を活用し、より付加価値の高いサービスやソリューションの開発、そして運用品質の向上に向けて、NTTグループ各社と一丸となって取組んでまいります。
「CCSP公式問題集」の概要
■タイトル
CCSP公式問題集
■解説
クラウドセキュリティの専門家を国際的に認定する資格として、国内外で関心と需要が高まっているCCSP (Certified Cloud Security Professional)について、実際の試験と同形式の問題を850問収録した問題集の初の日本語翻訳版です。既刊のCISSP公式問題集と同様に問題は日本語と英語両方が収録されており、また電子書籍のメリットを活かして問題から解答へのリンクが張られており、学習を進める際に便利になっています。問題は、既刊の「CCSP CBK公式ガイドブック」に準拠した6つのドメインと、受験を想定した125問の模擬試験2章から成っています。これからCCSP CBKを学び資格試験にチャレンジする方が試験受験前に知識を確認するのに必携な書籍となるでしょう。
■目次
はじめに
第1章 ドメイン1 クラウドの概念、アーキテクチャー、設計
第2章 ドメイン2 クラウドデータセキュリティ
第3章 ドメイン3 クラウドプラットフォームとインフラストラクチャーセキュリティ
第4章 ドメイン4 クラウドアプリケーションセキュリティ
第5章 ドメイン5 クラウドセキュリティオペレーション
第6章 ドメイン6 法務、リスク、コンプライアンス
第7章 模擬試験1
第8章 模擬試験2
付録 解答
索引
監訳/監修者紹介
■販売元電子書店
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*1:CISSP
⇒ ISC2が認定を行っている国際的に認められた情報セキュリティ・プロフェッショナル向け認定資格
*2:CBK(Common Body of Knowledge)
⇒ ISC2が提唱する情報セキュリティの共通言語。全世界にいるセキュリティ専門家の知識の尺度として情報セキュリティに関する知識を分野別にまとめている
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