株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、取締役 代表執行役社長 CEO:夏野剛)は、2024年6月13日(木)に角川ソフィア文庫より『古墳』(松木武彦 著)を発売いたします。
日本全国に約16万基あるとされる古墳。この巨大建造物がなぜ造られたのかは、いまも謎です。
日本の古墳は、ピラミッドや中国皇帝陵のように形が統一されておらず、前方後円墳、円墳、帆立貝形古墳、双方中円墳や、墳丘以外の横穴・洞窟などもあります。
本書では、古墳の出現から消滅まで変貌のプロセスを追い、古墳が「国家」を象徴する存在だけではなかったことに迫ります。
近畿の大王墓とは異なる景観を見せる個性派を、古墳を築いた時代の人と同じ目線で撮影したフルカラー写真で紹介します。
目次
第1部 いろいろな形の古墳
第2部 古墳の歴史をたどる
第3部 古墳はどう変わったか
第4部 古墳が終わる道筋
第5部 古墳とは何か
第6部 古墳、ここが一番
著者プロフィール
松木武彦(まつぎたけひこ)
1961年、愛媛県生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士課程修了。岡山大学文学部教授を経て、国立歴史民俗博物館教授。専攻は日本考古学。2008年、『全集日本の歴史1 列島創世記』(小学館)でサントリー学芸賞受賞。主著に『古墳とはなにか 認知考古学からみる古代』(角川ソフィア文庫)、『進化考古学の大冒険』『美の考古学』(新潮選書)、『未盗掘古墳と天皇陵古墳』(小学館)『縄文とケルト』(ちくま新書)、『はじめての考古学』(ちくまプリマ―新書)などがある。
書籍情報
書名:古墳
定価: 1,650円 (本体1,500円+税)
発売日:2024年6月13日(木) ※電子書籍同日配信
判型:文庫判、288頁
ISBN:9784044007607