-
令和6年石川県能登半島地震 復興支援炊き出しボランティア 開催報告
■愛ふぁーむプロジェクトよりコメント
「過日、6月2日、能登半島地震の被害が特に大きかった石川県珠洲市にて、炊き出しボランティアを行わせていただきました。能登半島地震から5か月経った現在も、町は当時のままの被害状況で、手付かずの状態でした。『自衛隊やマスコミも引き上げ、完全に見放された状態だ』と現地の方から伺い、不自由な生活を強いられている被災地の方々の現状に胸が締め付けられました。
約750食の食事を現地にてお作りさせていただき、被災された方々の生の声を耳にしました。
『美味しかった、ありがとう。』『また来てくれる?』『もう終わっちゃった?』
さまざまなお言葉をいただき、喜んでいただけて純粋に嬉しい気持ちと、それでもやり切れない思い、言葉にできない感情が込み上げました。
私たちのこの経験が1人でも多くの皆様に伝わりますように。能登の復興はまだまだこれからです。被災地の1日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。」
■活動概要
令和6年能登半島地震 復興支援炊き出しボランティア
日時:2024年6月2日(日)
場所:避難所 珠洲市立宝立小中学校(石川県珠洲市宝立町鵜飼丑部83)
内容:約750食分の食事を提供
主催:一般社団法人 愛ふぁーむプロジェクト
サポート:ASMEDIA株式会社
■炊き出しの準備、炊き出し中の様子
-
参加飲食店・参加企業・協賛企業、提供したメニューの紹介
⚫︎愛ふぁーむプロジェクト正会員6店舗
【Hirovanna(読み:ヒロヴァーナ)(愛知県名古屋市)】
廣澤 浩平シェフ自ら畑仕事をし、畑・海・山・牧場・酒蔵を巡り、愛知県の生産者と共に土地の食材を探求しています。愛知牧場の牛乳で作る出来立ての自家製チーズから始まり、県内の果物や野菜、伊勢湾・三河湾の魚介、知多牛「響」、三河「愛知鴨」、豊田の鹿、そして地元の日本酒と酒粕で作る出来立てのジェラートなど、土地を感じる現代的イタリア料理を提供しています。
〈メニュー〉
・ハンバーガー 50食
・シュークリーム50食
【Luxe GRANDIR(読み:リュクスグランディール)(愛知県安城市)】
三河安城駅前にあるイタリアン&フレンチのお店です。石田 克久シェフはソムリエの資格を持っており、約30種類の多彩なラインナップのワインが楽しめます。炊き出しで提供した「和牛ホホ肉の赤ワイン煮」は、ホホ肉を4~5時間じっくりと煮込み、旨味を詰め込み、トロトロに仕上げます。お店でもこの逸品をお楽しみいただけます。
HP:
https://grandir1028.com/lunch.html
〈メニュー〉
・和牛ホホ肉の赤ワイン煮 50食
・新玉ねぎの冷製ポタージュ 50食
【キッチン俊貴(愛知県名古屋市)】
2019年3月、名古屋市北東の閑静な住宅街・千種区京命エリアで開業すると、たちまち遠方からも客が訪れる人気店に。その勢いのまま、2022年5月に名古屋都心の新栄町駅界隈に移転オープンしました。阿井 俊貴シェフが一切の手間を惜しまず作る丁寧な洋食の味わいが強みのお店です。
HP:
https://kitchen-toshiki.com/
〈メニュー〉
・松阪肉炭火焼きハンバーグ 50食
・アオリイカのマリネ 50食
【よりみちや(愛知県名古屋市)】
錦エリアにたたずむ「よりみちや」では、和と洋が融合したお料理をお楽しみいただけます。洋食歴25年の入江 正仁シェフが培った知識と技術を駆使し、その時に採れた旬の食材を最適な調理法でご提供します。天然の魚や契約農家から仕入れた野菜を使用し、添加物を一切使わない季節ごとの逸品をご堪能下さい。
Instagram:
https://www.instagram.com/yorimitiya/
〈メニュー〉
・バラチラシ 50食
・グリーンカレー 30食
【だい福(愛知県岡崎市)】
季節の食材を大切にし、繊細な調理法で仕上げられた和食を楽しめるお店です。月替わりのメニューは、その時期に最適な旬の食材を用いており、食材の美味しさを最大限に引き出す調理法で料理を仕上げます。特に、旬の魚介類や野菜を使用した料理は、新鮮な味わいを堪能していただけます。
Instagram:
https://www.instagram.com/daifuku_okazaki/
〈メニュー〉
季節の野菜と魚の天ぷら 50食
【BOTTEGON(読み:ボッテゴン)(愛知県名古屋市)】
伝統と革新を常に意識したイタリア料理とワインをお楽しみいただけます。外資系5つ星ホテルや有名料理店で豊富な経験を積んだソムリエが経営するイタリアンレストランです。オーナーの出身地である滋賀県からは近江牛を、知多半島からは契約農家の無農薬野菜を、尾鷲漁港からは毎朝新鮮な魚介を取り寄せ、シェフが一品一品巧みに仕上げます。
Instagram:
https://www.instagram.com/bottegon_ristorante_nagoya/
〈メニュー〉
・パルミジャーノチーズと野菜とお肉のリゾット 150食
・お野菜たっぷりのミネストローネ 50食
⚫︎北陸の有志2店舗
【福の井 一乃松(福井県福井市)】
地元の食材や全国各地の厳選した旬の素材にとことんこだわり、これまで培った技と心意気でお客様をお迎えする日本料理店です。お客様には、目で見て季節感を楽しみ、五感で味わっていただける日本料理を提供しています。
HP:
https://www.ichinomatsu.jp/
〈メニュー〉
海鮮丼 80食
【comer(読み:コメール)(石川県金沢市)】
北陸のモダンスパニッシュ「レスピラシオン」が展開するガストロバル。地元の市場で仕入れた金沢ならではの新鮮な魚介を用いたスペイン料理をご堪能いただけます。素材の旨味を逃さないパエリアも人気の一品。炊き出しでは、愛ふぁーむプロジェクトから仕入れた食材でパエリアを振る舞いました。
〈メニュー〉
ジャンボパエリア(愛ふぁーむバージョン) 25食×2回
⚫︎協力ゲスト1店舗
【株式会社はるたいき(石川県金沢市)】
2024年2月28日で満15歳を迎えた河村 治誉が、誕生日当日を創業日とし、代表取締役となり設立した法人です。子どもがより若い年齢から社会と接点を持ち、社会へポジティブに関わろうとするきっかけとなる事業展開を目指しています。今回の炊き出しが初めての事業活動となり、たい焼きをトッピングしたスイーツを振る舞いました。
関連記事:
https://www.asmedia-japan.com/news/9752
Instagram:
https://www.instagram.com/haru_tai_ki/
〈メニュー〉
コドモたい焼き 30~50食
⚫︎食材提供・協賛
【株式会社 朝日屋(三重県津市)】
食肉流通から徹底した無駄を省き、お客様へ適正な価格で最上の食肉を提供しています。販売当日の早朝から手作業による精肉作業を行い、常に鮮度を重視しているのも強みです。
また、惣菜や加工肉の販売も手掛けており、精肉加工と同様に新鮮な食材を仕入れ、衛生的な環境で商品を提供するプロセスを厳密に管理しています。特に、総菜においては「自分の子供にも食べさせられるもの」を提供することを心がけ、添加物を一切使用せず、手作業で加工しています。
HP:
https://asahiya.net/
【名鮮丸正株式会社(愛知県)】
「名古屋の街を元気にするため」をモットーに、魚の旬を大切にし続け、2026年に創業100年を迎える老舗鮮魚店です。リーズナブルな大衆魚から、日本では滅多に見られない高級魚まで、豊富な品揃えを誇ります。さまざまなお客様からの依頼を受け、日々変化する市場や旬の商品をお客様に提案・提供しています。
HP:
https://meisen-marusho.com/
【農福連携型事業所 就労継続支援A型事業所「ちよだふぁーむ」(愛知県あま市)】
障がい者の方々に農業、農業関連のお仕事を提供しています。農林水産省が力を入れる農福連携を目指し、ノウフクJASを取得し、農福JAS規定に基づいた野菜作りをしています。約5,000平米の畑で、障がい者の利用者とスタッフで、一年を通して25種類の野菜を作っています。これらの野菜は、農薬を使わないように有機肥料のみで育てています。地元の農家、各研究施設と連携をとり、美味しい野菜を作れるように努めています。
【スズカトラクター(三重県鈴鹿市)】
三重のブランド米「結びの神」をはじめ、ミルキークイーン、コシヒカリ、つきあかり、和みリゾット(リゾット米)、マンゲツモチなど、9種類の米を生産・直売しています。無農薬栽培米や有機質100%肥料で育てたお米など、お客様のニーズに合わせた品種も取りそろえています。縦約5メートル、横約7メートルの倉庫のシャッターを巨大な看板として活用しており、巨大看板も市内外から注目を集めています。
Instagram:
https://www.instagram.com/suzutora0141okome/
【東農園(岐阜県高山市)】
飛騨高山に代々続く農園で、パプリカや旬の野菜を中心に栽培しています。野菜の命である土作りに力を入れ、微生物たくさんの中熟堆肥、ミネラル、アミノ酸を含んだ魚ペーストなどの有機肥料を使って栽培しています。野菜嫌いの子どもでも丸かじりできる”フルーティな肉厚パプリカ”が名物商品です。
HP:
https://higashino-en.fem.jp/
-
【愛ふぁーむプロジェクト】愛知・岐阜・三重の飲食店と企業が「農業×福祉×飲食」の「農福食連携」を目指す~育てる人、つくる人、食べる人 みんなを笑顔にしたい~
■愛ふぁーむプロジェクトとは
「一般社団法人 愛ふぁーむプロジェクト」(以下、愛ふぁーむプロジェクト)は、愛知・岐阜・三重の飲食店と企業が「農業×福祉×飲食」の「農福食連携」を目指して立ち上げた団体です。働きたくても障がい者であるために雇用機会に恵まれない方々と、農業従事者の減少問題という現在の社会が抱える課題を解決すべく、誰ひとり取り残さない社会の実現に向けて、株式会社バイタル(三重県津市 代表取締役 若林 達也)、株式会社千代田不動産(愛知県津島市 代表取締役 近藤 利一)、kitchen俊貴株式会社(愛知県名古屋市 代表取締役 阿井 俊貴)が共同で運営しています。
昨今、障がい者の方々に社会参加の場を提供する施設や事業所、企業が増えてきました。農業に関しても「ノウフク(農福連携)」など、国の施策により「育てる人」の市場創出の取り組みは広がりつつありますが、障がいのある方々が携わった農作物を十分に提供できる場が整っていないことが課題と言えます。私たちに出来ることは、障がいのある方が生産から出荷までの工程のいずれかに携わった食品をその先の「つくる人」「食べる人」へ繋ぎ、消費に貢献することです。
現在、愛知・岐阜・三重の31店舗の飲食店、4つの農業団体・事業所、11社の企業が同プロジェクトの思いに賛同し、活動を推進しています。プロジェクトメンバーである加盟飲食店では、障がい者の方々が大切に育てた農作物を自店のメニューに取り入れ、来店されたお客様に提供しています。障がいを持つ方が大切に育てられた農作物の「おいしさ」をお客様に知っていただき、地産地消で支援の輪を広げています。私たちは、『おいしい一皿は、時に人の考え方をも変えることができる。食の価値観の多様化は社会全体の幸せに繋がる』と確信しています。
また、農業に関わった障がい者の方々は、おいしく美しく調理された農作物を見て誇らしく思うことでしょう。それは生産力や農作物の品質の向上に繋がり、さらには障がい者の雇用拡大や雇用継続に直結します。これにより、障がい者の方々の賃金UPや自立支援、そして新規就農者の増加が期待されます。
全ての方が食を通して社会福祉に貢献できる「農福食連携」の生産サイクルを創出することで、育てる人、つくる人、食べる人みんなが笑顔になれる社会の実現を目指し、サステナビリティに配慮した責任ある事業活動を行うとともに、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けて、社会福祉への貢献、産業の発展促進、人権に関する取り組みを中心としたサービスを提供してまいります。
関連記事:
https://www.asmedia-japan.com/news/9651
■団体概要
団体名:一般社団法人 愛ふぁーむプロジェクト
理事長・プロジェクトマネージャー:若林 達也
プロジェクトリーダー:近藤 利一、阿井 俊貴
所在地:愛知県名古屋市中区丸の内2-16-23 GS丸の内二丁目bldg.7階
電話番号:080-9492-0484
設立日:2023年1月6日
URL:
https://ai-farm-pj.com/
■会社概要
会社名:ASMEDIA株式会社
代表取締役:長坂 紅翠香
所在地:石川県金沢市森山1-2-1 219
設立日:2023年12月1日
ホームページ:
https://asmedia-japan.com