【PoC Ground Tokyo】
https://poc-ground.metro.tokyo.lg.jp/
本事業は、イノベーションを通じて社会変革を促すスタートアップが、大企業・行政のアセットを活用した実証実験および実装を行うことをサポート(マッチング支援・費用支援含む)し、スタートアップの加速度的な成長を支援しています。スタートアップによる革新的な技術と大企業・行政が持つ豊富なリソースを融合させることで、これまでにない新たなシナジーを生み出し、日本経済を活性化させる原動力としてゆくことを目指しています。
本事業で注目すべきは、これらの取り組みが単なる実証実験で終わらず、スタートアップと大企業が長期的なビジョンを共有し、その実現に向けて進化を続けている点です。参加する全ての企業は、社会実装に対して真摯に取り組んでおり、その姿勢は社会全体に大きな影響を与える力を秘めていると考えます。
当社は、スタートアップと大企業の共創や進化を通じて、日本経済の新たな未来を築く推進力となることを目指してまいります。
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令和6年度採択事業
このたび令和6年3月開始の第2期募集から10事業、令和5年8月の第1期募集におけるサポートプログラムを経て採択された2事業の計12事業が採択されました。
本事業は、特に「サステナブル」「レジリエンスリカバリー」「クロステック」の領域で社会に影響を与える事業に着目しています。具体的には、環境問題の解決、コミュニティの強靭化、そして異なる技術分野の融合によって、以下のような社会課題に取り組みます。
・環境問題の解決(サステナブル):
再生可能エネルギーの普及促進による二酸化炭素排出量の削減
廃棄物管理の革新によるリサイクル率の向上と資源の効率的利用
持続可能な農業技術の導入による食料安全保障の確立
・コミュニティの強靭化(レジリエンスリカバリー):
自然災害に強いインフラ整備と災害リスク管理の強化
地域経済の多様化と雇用創出による経済的回復力の向上
健康と福祉の増進を通じた社会的包摂の促進
・異なる技術分野の融合(クロステック):
デジタル技術と環境技術の融合によるスマートシティの実現
医療とテクノロジーの連携による医療アクセスと健康管理の向上
教育とテクノロジーの統合による次世代教育モデルの構築
これらの取り組みを通じて、持続可能な社会の実現、地域社会の回復力強化、そして多様な技術革新による社会全体の発展に貢献します。
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採択事業一覧(実証実験を行うプロダクト・サービスの概要/「どんな未来」を実現させたいか)
【第2期】
■EF Polymer株式会社(ナラヤン・ラル・ガルジャール)
グリーンオフィス/タウンの拡大に向けた、完全生分解性を有するEFポリマーを活用したグリーンサービス
「科学技術の力で枯渇し劣化する地球の未来を潤す」を企業ミッションに掲げ、「これまで廃棄されていた作物残渣を原料とする完全有機・完全生分解する超吸水性ポリマー:EFポリマー」を開発しました。
これまで取り組んできた、農地や森林に加え、今回新たにオフィスや街中の緑化に取り組むことで、都市も含め「地球の未来を潤す」の実現をEFポリマーが推進します。
■株式会社OUI(清水 映輔)
眼科医療へのアクセスが難しい僻地・医療過疎地と都市部の眼科医を繋ぐ、包摂的な眼科遠隔診断モデルの実証
OUI Inc.のミッションである、「世界の失明を50%減らし、眼から人々の健康を守る」を実現するため、本実証で、包摂的眼科遠隔診断モデルの社会実装に取り組みます!
■Airera株式会社(清水 広大)
システムへ登録したアパレル製品の生産手配と生産管理を自動化。適時適量の生産体制の稼働実験を行う
アパレル製品を1着から作る仕組みで、国内アパレル産業の活性化と環境負荷適正化を実現します。
■株式会社エンドファイト(風岡 俊希)
植物内生菌「DSE」を活用し低コスト且つ多品種な植物の栽培を可能にする都市緑化ソリューションを実現
都市環境を含め、あらゆる環境において多様性に富んだ緑化の実現を目指します。
■株式会社Thermalytica(小沼 和夫)
断熱塗料を建物および工場設備に塗布することでエネルギーの無駄を省き、サステナブルな地球環境を実現する
断熱塗料を通してThermal Managementのチカラでサステナブルな地球環境を実現します。
■株式会社JOYCLE(小柳 裕太郎)
ごみを運ばず、燃やさず、資源化する分散型ごみ資源化によるデータを可視化
JOYCLEは分散型インフラの普及を通じ「資源と喜び(JOY)が循環(CYCLE)する社会」を実現させていきます。
■株式会社ストリーモ(森 庸太朗)
大型商業・公共施設における移動サポートサービスによる、シニア世代の外出・来訪促進、回遊・滞留性の向上
年齢に伴う歩行課題を「ストリーモ」という移動サポートにより解決。東京をシニアが「出歩きたくなるまち」No.1にすることを目指します。ストリーモは、シニアの暮らし・移動を豊かにし、アクティブな長寿社会の実現に貢献します。
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株式会社タベテク(田苗 眞代)
サプライチェーンの生産から小売りまで一貫した農作物の常温超長期保存に資するプラズマ殺菌技術の社会実装
プラズマ殺菌技術を用いて、農作物の薬剤処理のない世界を実現します。
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株式会社yuni(内橋 堅志)
物流と連携した綿・ポリエステルわた製品の回収と再生素材化によるローカルな素材循環の実現
廃棄物処理コストが上昇し、焼却処分の様々な弊害から再生利用が求められる中、世界的に再生素材の需要が上がっています。日本は世界的にも数多くの製品を廃棄していますが、再生素材産業が立ち上がっていない領域も多いです。綿・ポリエステル系もその一つです。
私達は、綿・ポリエステルの再生素材化技術を武器に、「未焼却資源の回収と再生素材化」を掲げあらゆる廃棄を再生素材化する技術開発を行い、日本を廃棄大国から資源大国へ変えていきます。
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LOMBY株式会社(内山 智晴)
超高齢社会での地域輸送手段として、自動走行ロボットによる店舗からの配送と運用コストの検証を行います
自動走行ロボットLOMBYで地域の新たな輸送インフラを構築します。
【第1期 サポートプログラム】
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株式会社アルゴ(宮﨑 泰彦)
駐車場の機械レス化を叶えるプラットフォームSaaS「ScanPa」で、デベロッパーの遊休地活用を行う
土地活用に新しい選択肢を。
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株式会社D’isum(金田 哲也)
大型車両のタイヤの打音検査時に、打音からタイヤの空気圧を検知することができるスマホアプリの開発
高速道路での事故故障の原因の約5割はタイヤに起因するものであり、中でも適切な空気圧の維持は、非常に重要です。また空気圧の低下は、燃費の低下にもつながり、大型輸送車両だけで年間500億円から600億円もの費用が節約されると言われています。当社はスマホで打音を録音することで、簡単に大型タイヤの空気圧を測定できるソリューションを開発、提供し、空気圧の測定作業を軽減することを通して、こうした社会問題の解決に貢献します。
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「PoC Ground Tokyo」概要及び支援内容
本事業で採択されたスタートアップは、本プログラムの運営元である当社(※)支援のもと、自らの成長に資する仮説検証や社会実装に向けた実証実験を実施します。
(※)本事業実施スキーム図
■支援内容
1. 実証実験の準備、スタートアップと協力企業等(行政現場・民間大手企業)とのマッチング
・実証実験計画の策定、必要な物品等の手配、協力企業等との調整等の支援
・スタートアップと協力企業等とのマッチング・機会のセッティング
2. 実証実験の実施・検証
・実証実験の実施、検証に必要な専門家からのアドバイスや開発等物的支援
3. 成果発信等の広報支援
・メディアにアプローチをする等、事業拡大につながる広報支援
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株式会社ボーンレックスとは
株式会社ボーンレックスは、“WakuWaku the World”というミッションを掲げて、個人起業家や成長中のスタートアップ、大企業等に対して新規事業の事業化支援を行い、ミッション策定からビジネスモデルの構築、PoC(実証実験)を経てリリースに至るまで一気通貫型でトータルサポート。クライアントに代わって当社が自社リソースで事業を立ち上げたのちクライアントに売却する、事業の「代理出産モデル®」も提供しています。 数々の新規事業を立ち上げてきた経験を活かし、クライアントに寄り添いながらビジネスを築き上げることを強みとしています。
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