【公開講座の内容について】
「まちづくりは今、最高にクリエイティブな分野だと確信している。」
昨年まで、誰もが実現不可能だと考えていた「糸島サイエンス・ヴィレッジ構想」。数人の有志が集い、糸島に移住して予算ゼロ・人員ゼロの状況で悪戦苦闘しているうちに、気づけば糸島市と九州大学の公式の構想に。たとえるなら、「シリコンバレーを糸島に」という一見無謀にも聞こえる壮大な構想の渦中にいる平野友康氏が、ここまでの渦を作った自身のエンタテインメント理論を展開する特別授業です。まちづくりというフィジカルな空間で行われるクリエイティブ活動を通して、平野氏がどのようなことを考え、どのように周りの人を巻き込み、ここまでの事業に成長させたのかを学べるとても貴重な機会となります。
【登壇者】
平野友康(ひらのともやす)氏
株式会社メタコード 代表取締役
イトシマ株式会社 代表取締役
1974年生まれ、福岡県糸島市在住。10万人規模の地方創生・まちづくり構想を打ち立てる株式会社メタコード代表、イトシマ株式会社代表、プロジェクトメディアの運営プラットフォームを企画・開発するテレポート株式会社代表。1998年に鴻上尚史主宰「劇団第三舞台」をプロデュースするサードステージのデジタル部門から独立、株式会社デジタルステージを設立。2015年まで同社代表を務める。代表作は映像をリアルタイムで創り出し音楽に合わせて巨大スクリーンなどに投影できる「motion dive」。全世界の映像クリエイターから注目を浴び、クラブやコンサートの映像演出に使われるデファクトスタンダードになった。そのほかにウェブ制作ソフト「BiND」、フォトムービーソフト「フォトシネマ」など“自分たちの生活をデザインする”ソフトウェアを開発。1998年ニッポン放送「平野友康のオールナイトニッポン(金曜一部)」等でラジオパーソナリティ。2010年からネット中継で独自のスタイルで自社メディアを確立し、これまでに延べ数百万人の視聴者が参加。2011年1月には盟友、坂本龍一氏のピアノソロツアーを全世界へ配信し、一晩で世界各地から20万人、累計で100万人以上が視聴した。書籍に「旅する会社」「ソーシャルメディアの夜明け」などがある。グッドデザイン賞金賞、文化庁メディア芸術祭優秀賞など受賞歴多数。
【開催概要】
デジタルハリウッド大学公開講座(要予約/無料/入退場自由)
「まちづくりこそが究極のエンタテイメント」
日時:2024年6月27日(木) 17:40-19:10
会場:デジタルハリウッド大学・駿河台キャンパス
東京都千代田区神田駿河台4-6 御茶ノ水ソラシティ アカデミア3F
(交通アクセス)
JR「御茶ノ水駅」聖橋口より徒歩1分、東京メトロ千代田線「新御茶ノ水駅」直結、
丸ノ内線「御茶ノ水駅」より徒歩4分
定員:100名
参加費:無料
予約フォーム:
https://dhu0627.peatix.com/view
※定員に達し次第、締め切らせていただきます。(先着申込順)
【SVI|糸島サイエンス・ヴィレッジ構想について】
糸島サイエンス・ヴィレッジ(SVI)は、福岡県糸島市と九州大学、民間企業が協力して推進する、未来都市を生み出すまちづくりプロジェクトです。このヴィレッジの最大の魅力は、「まちづくりを研究・実装するまち」を作り出すことです。
想像してみてください。美しい自然に囲まれた場所で、最新の技術とアイデアが融合し、持続可能な研究・教育拠点が生まれます。特に「15分都市」のコンセプトを採用し、研究者、学生、住民が必要な施設やサービスや学生街に徒歩でアクセスできる環境を整えます。
さらに、ローカル5Gの整備や自律分散型エネルギーネットワークを駆使して、新たなビジネスや研究を次々と生み出します。この場所はまさに、技術と自然が見事に調和した新しい社会の実験場です。
糸島サイエンス・ヴィレッジは、日々の生活がもっとワクワクするような、新しいまちづくりのモデルを提供する場所として、大きな注目を集めています。
【デジタルハリウッド大学[DHU]】
2005年4月、文部科学省認可の株式会社立の大学として東京・秋葉原に開学(現在の所在地は東京・御茶ノ水)。デジタルコミュニケーション学部(4年制大学)とデジタルコンテンツ研究科(専門職大学院)を設置している。
デジタルコミュニケーション学部では、不確実で予測不能な未来を自分らしく生き抜く力を身につける。 デジタルコンテンツ(3DCG/VFX、VR/AR、ゲーム、映像、グラフィック、Webデザイン、メディアアート、プログラミング等)と企画・コミュニケーション(ビジネスプラン、マーケティング、広報PR等)を産業界の第一線で活躍する教員から幅広く学べる一学部一学科制を採用。さらにグローバル人材を育成するために外国語の重点的な学習プログラムを備え、留学を推進している。世界43か国・地域出身の学生が在籍し、御茶ノ水駅前で多様性に富むキャンパスを運営している。
デジタルコンテンツ研究科では、超高度情報化社会においてデジタルコミュニケーションを駆使し、社会に変革を起こすリーダーを輩出すべく、創発的学究領域 [SEAD(Science/Engineering/Art/Design)]の4要素をバランス良く身につけ融合し、理論と実務を架橋する人材育成を行う。新規事業プランニングとプロトタイピングなど、院生のアイデアの実装およびスタートアップ支援により、「令和5年度大学発ベンチャー調査」(経済産業省)では全国大学中13位、私立大学中5位となっており、多数の起業家を輩出している。