高槻城公園芸術文化劇場は、かつて大阪三大城下町として栄えた高槻城の二の丸跡地に、高槻市の新たな文化芸術の拠点として令和5年3月18日に開館。緑豊かな高槻城公園内にあり、気軽に立ち寄ってもらえるよう、エントランスは公園の散策路と一体となっています。また、高槻城をモチーフとした堀や塀を設置し、建物の外壁に城下町の格子戸をイメージした木材を張り巡らせるなど、歴史的な遺構を現代風にアレンジしています。館内は、手すりやフロアマップにも木材を使用するなど木材を多用し、ガラスの壁を多く採ることで、温もりのある明るく開放的な空間に。さらに、北大阪最大級の1500 席を備えた大ホールは、高機能な舞台装置に加え、音響効果を高めるように壁面から天井までホール全体に地元産の木製キューブで覆われた特徴的なデザインになっています。
日本建築大賞は、公益財団法人日本建築家協会(JIA)が主催する建築賞で、日本国内における各年度の特に優秀な建築作品の中から、建築文化の向上に寄与し、芸術・技術面で総合的な価値を発揮した建築に対して贈られるもの。この度、194作品の応募の中から、劇場とは思えないプロポーションが整った美しいフォルムや、外装や内装材で使用されている地元木材の適材適所の使い方が高く評価されたことにより、高槻城公園芸術文化劇場が優秀建築賞に選ばれ、6月14日(金曜日)に開催された表彰式で表彰を受けました。
【参考情報・事業概要など】
高槻城公園芸術文化劇場 南館
竣工:令和4年8月31日、開館:令和5年3月18日
建築面積:5438.86㎡、延床面積:17273.65㎡
設計・監理:株式会社日建設計、施工:株式会社大林組ほか
事業概要:旧高槻市立市民会館(昭和39年開館)に代わる新たな文化芸術拠点として、令和5年3月にオープン。北摂最大の客席数を有するトリシマホール(大ホール、1505席)、緑の見えるコンサートホールである太陽ファルマテックホール(小ホール、205席)、本格的な演劇・ダンス公演に最適なサンユレックホール(大スタジオ)のほか、日常利用できる10部屋のスタジオなど多様なニーズに対応する施設を備える。高槻城の二の丸跡に位置し、外構にはかつての堀や塀など、歴史的な景観を現代に再生する。建物の内装、外装には公園の木立や町屋の縦格子をイメージさせる地元木材によるルーバー材をふんだんに活用している。
【関連ホームページ】
高槻城公園芸術文化劇場ホームページ
https://www.takatsuki-bsj.jp/tat/
高槻城公園芸術文化劇場が「JIA優秀建築賞2023」を受賞(高槻市ホームページ)
https://www.city.takatsuki.osaka.jp/soshiki/61/117161.html
【本件に関するお問い合わせ先】
高槻市市民生活環境部文化スポーツ振興課
電話:072-674-7649
株式会社ヘアジニアス・ラボラト…