産業用電気電子製品のトップメーカーである株式会社電産(本社:東京都杉並区、代表:石川清一郎)は、未来を見据えた大胆なリブランディングを実施いたしました。ビジョン・ミッション・バリューの再定義から各ツールの刷新まで、ブランディングファームであるブランコ株式会社(本社:福岡県福岡市、代表:山田 泰弘)が全面サポートしております。
リブランディングの背景
電産は、1973年の創業以来、国内のコンピュータ業界をリードする組込みシステム・ボードメーカーとして成長してきました。産業用コンピュータの頭脳として利用される電産の製品は、確かな品質と経験で、世界から尊敬と信頼を集める「ニッポンのものづくり」に貢献しています。
2023年7月に迎えた50周年を節目に、新たなステージへ進むための土台づくりとして、ブランドを上流から見直し全面リニューアルすることとなりました。電産というブランドを、インナーとアウターどちらにも浸透させていくことを目指しています。
今回のリブランディングプロジェクトについて
電産に隠されていた思いを形に
インタビューやディスカッションを通じて明らかになったのは、電産様が社会からの信頼と実績を築いてきた歴史の中で、創業当初にあったチャレンジ精神とベンチャーマインドを取り戻したいという想いが高まっていたという点です。
そこで、「その時代に合った製品を生み出しそれを世に発信していく事でユーザーとの関係を太く構築していく。」という方向性を定め、ビジョン・ミッション・バリューを再定義しました。
未来の基盤となる新しいプロダクトを世に輩出していくという思いを込めたロゴマーク
ロゴマークは「柔軟な発想で未来をつくる」というビジョンに基づき、少し柔らかな印象とフレッシュな印象をあたえる Akko書体をベースに開発しました。
イタリック(斜体)化することで未来へ進んでいく様子を表現し、社内外の人々に愛される存在になるために小文字を採用いたしました。また、ディテールでラウンド(丸め)に加工されたものを採用し、親しみやすい演出を加えています。自分たちを愛し、周りからも愛される、そして柔軟な発想をもち、未来の基盤となる新しいプロダクトを世に輩出していくという思いを込めたロゴマークです。
ツールも一式リニューアルし、ブランドを浸透させる
名刺や挨拶状など、使用されているツールも全面リニューアルいたしました。
リブランディングが必要となったきっかけとして、「ビジョン・ミッション・バリューの運用ができておらず、会社の理念が浸透していない」という課題を抱えられていたことがありました。そのためブランドアイデンティティの見直しだけでなく、浸透させていく仕組みづくりが必要でした。
リブランドを浸透させる施策のひとつとして、ブランドブックや社内掲示用のポスターも制作しています。
ブランディングの成功には運用が不可欠
ブランディングは浸透させることが最も重要で、電産様が抱えていらっしゃる課題はまだまだ解決できたとは言えません。電産様の本質的な課題解決と目標達成に向けて、今後も新たな施策の実施など、ブランコが継続的にサポートいたします。
ブランコ株式会社
設立日:2006年4月
資本金:500万円
代表取締役社長:山田 泰弘
事業内容:企業やサービスのブランディングを調査分析・戦略立案・制作・運用まで一貫して支援
本社:福岡県福岡市中央区西中洲12-25 岩崎ビル6階
公式サイト:
https://bulan.co/ja