仮想世界の設計・構築・運営を手掛ける株式会社ambr(東京都文京区、代表取締役:西村拓也、以下ambr)は、自社で提供するバーチャル体験プラットフォーム「xambr」において、同一空間への最大500人の接続、VRM形式のアバターへの対応、出展ブース入稿システムなどを含んだ機能アップデートを行いました。
これらのアップデートについては、2024年7月5日から15日まで開催されるBOOTH主催の3Dオンライン即売会「X-NEOKET」で体験いただくことができます。X-NEOKETではクリエイターとファンが同じ空間に集まりコミュニケーションを楽しむ即売会の醍醐味を、ご自宅から体験いただけるイベントになっています。
X-NEOKET公式サイト:
https://neoket.net/
多人数同時接続について
xambrは、500人のユーザーが同時に一つの仮想空間に接続することを可能になりました。
これにより、大規模なイベントや交流がよりスムーズに実現できるようになります。例えば、バーチャルカンファレンス、ファンミーティング、ライブなど、さまざまな大規模イベントをオンラインでインタラクティブに実現可能になります。
リアルタイム通信を担うゲームサーバーにはMagicOnionというgRPCのフレームワークを技術採用しています。
大量のアバター表示に最適化し、端末ごとに最適な描画数及び通信帯域制御を行うことで多人数同時入室を実現しています。
独自のアルゴリズムにより、遠方のユーザは軽量なアバターを表示することで、多くのアバターの描画に対応しつつVRMアバターの表示に対応しました。また、属性付与した一部のユーザを優先的にVRMアバターに表示することにも対応しており、例えばスペシャルゲストやスペース出展者を優先的にVRMアバターとして表示したい、といった要件にもお応えすることが可能です。
MagicOnionの詳細な導入背景に関しては下記の技術ブログをご覧ください。
VRM形式のアバターへの対応
VRM形式のアバターをxambr上で利用できるようになりました。
これにより、ユーザーは他のプラットフォームでも利用しているVRMアバターをxambrでも利用することができるようになり、より個性豊かにxambr上の空間を楽しむことができます。
出展ブース入稿システム
参加型の展示会が簡易に実施できる、出展ブースの入稿システムも構築いたしました。
出展者の権限を持つユーザーは、xambr上でブースのデザイン、レイアウト、展示している画像やVRMモデルを編集することができます。
例えばX-NEOKETでは出展ブースを3つのデザインから選ぶことができ、そこに画像やVRMモデルを配置できます。
このブース編集機能によって、ユーザー参加型の展示会や即売会といったイベントがより簡単な形で開催できるようになりました。
ambrについて
“The World Is a Playground. たのしみに満ち溢れた世界”をビジョンとする仮想世界創造企業です。
自社独自の仮想世界の開発、及びIP・ブランド・企業と共同での新たな仮想空間やXR体験の開発に取り組んでいます。これまでに『TOKYO GAME SHOW VR 2021/2022/2023』や『マジック:ザ・ギャザリング バーチャル・アート展』等の企画開発を手掛け、『VR Awards』や『CEDEC AWARDS 2022』等を受賞しました。
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