2022年度から高校で必履修科目となった「総合的な探究の時間」は、不確かな社会環境の中で自ら課題を見つけ解決策を導き出す力を育む授業として注目されています。
東京学芸大学の「高校探究プロジェクト」は、「各教科における探究的な学び」と「総合的な探究の時間」の探究の双方を実現するための高校教員のコミュニティの創出を目指しています。
当社では、「探究学習」に最適なデジタルノート機能を備えた“ClassPad.net”をより多くの学校に活用してもらうべく、今回、東京学芸大学が取り組んでいる「高校探究プロジェクト」に参画します。一般の高校生と教育関係者から参加者を募集し、「探究学習」の効果的な授業方法について一緒に議論していきます。
8月4日に当社で同プロジェクトのリーダー西村圭一教授らとともにワークショップを開催します。10月以降、高校生は実際に学校の「探究学習」で“ClassPad.net”の効果的な活用方法やコンテンツの改善点などを探究します。12月には当社開発者との交流会を開き、同アプリについて意見交換を行います。そして、2025年2月の報告会で高校生が学びのプロセスや成果を発表する予定です。
“ClassPad.net”は、「探究学習」に重要なプロセス「課題の設定」「情報の収集」「整理・分析」「まとめ・表現」に各層に対応する最適な機能を備えています。特に、デジタルノート機能は探究のプロセスを記録や整理することに加えて、学びの振り返りや発表に活用できます。また、共有機能により先生の指導や評価に役立ちます。
当社は今後も、「Boost Your Curiosity(学びの支援を行い、あなたの学びへの好奇心を高めます)」を事業ステイトメントに掲げ、“ClassPad.net”を通じて次世代の学校教育の発展に貢献してまいります。
「高校探究プロジェクト」ワークショップの概要
開催日:2024年8月4日 13:30~16:00
会場:カシオ計算機 本社1階 大会議室(東京都渋谷区本町1-6-2)
主催:東京学芸大学「高校探究プロジェクト」、カシオ計算機(カシオ教育研究所)
定員:高校生 30名、教育関係者 約20名 ※高校生には会場までの交通費の一部を支給
参加申込:事前登録制(
https://forms.gle/WhVXqDWAL774yZJS9
)
申込期限:2024年7月26日
西村圭一教授のプロフィール
東京学芸大学大学院教育学研究科教授。東京都立高校を始めとした学校の教諭、国立教育政策研究所 総括研究官、東京学芸大学教育学部教授などを経て、2019年から現職に就く。東京学芸大学「高校探究プロジェクト」のリーダー、日本数学教育学会業務執行理事、数学教育編集部長、日本教科教育学会全国理事、新算数教育研究会全国大会推進部長を兼任。
https://www2.u-gakugei.ac.jp/~knishi/mclass/mclass/
“ClassPad.net”のホームページはこちら:
https://classpad.net/jp/
カシオ教育研究所のホームページはこちら:
https://edu.casio.com/jp/casio-institute/
東京学芸大学「高校探究プロジェクト」のホームページはこちら: