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調査サマリー
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調査概要
調査名称:上場企業の中途採用の一次面接に関する実態調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2024年5月17日〜同年5月20日
有効回答:上場企業の中途採用で一次面接の面接官の経験がある会社員110名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
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就職や転職時における一次面接の役割、「応募者の基本的な技能と資格の確認」が47.3%で最多
「Q1.あなたは、就職や転職時における一次面接をどのような役割だと考えますか。(複数回答)」
(n=110)と質問したところ、
「応募者の基本的な技能と資格の確認」が47.3%、「応募者のコミュニケーション能力と対人スキルの確認」が42.7%、「応募者の仕事に対するモチベーションと熱意の評価」が42.7%
という回答となりました。
・応募者の基本的な技能と資格の確認:47.3%
・応募者のコミュニケーション能力と対人スキルの確認:42.7%
・応募者の仕事に対するモチベーションと熱意の評価:42.7%
・チーム内での役割適合性と協調性の評価:35.5%
・応募者の職務経験と専門知識の深堀り:33.6%
・企業文化への適合性の評価:29.1%
・応募者の問題解決能力とクリティカルシンキングの評価:19.1%
・応募者のストレス耐性と柔軟性の確認:17.3%
・長期的なキャリア目標と会社のビジョンの整合性の確認:15.5%
・応募者が持つ可能性のあるリーダーシップ能力の評価:11.8%
・その他:2.7%
・わからない/答えられない:0.9%
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「人となりの確認」や「ビジネスマナーの確認」などの声も
Q1で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、
「Q2.Q1で回答した以外に、一次面接の役割についての考えがあれば、自由に教えてください。(自由回答)」
(n=109)と質問したところ、
「人となりの確認」や「ビジネスマナー」
など45の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・39歳:人となりの確認。
・42歳:ビジネスマナーの確認。
・26歳:面接でしか分からない雰囲気。
・42歳:その方の性格。
・38歳:魅力的かどうかを見極めること。
・33歳:コストパフォーマンスを求めたい。
・37歳:重要な選考。
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9割弱が、「自分が所属している企業の求める人物像を明確に理解した状態で面接を行えている」と回答
「Q3.あなたは、自分が所属している企業の求める人物像を明確に理解した状態で面接を行えていると思いますか。」
(n=110)と質問したところ、
「非常にそう思う」が30.9%、「ややそう思う」が58.2%
という回答となりました。
・非常にそう思う:30.9%
・ややそう思う:58.2%
・あまりそう思わない:9.1%
・全くそう思わない:1.8%
・わからない/答えられない:0.0%
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84.4%が、「一次面接にてしっかりと応募者を評価できている」自信あり
「Q4.あなたは、一次面接にてしっかりと応募者を評価できているという自信がありますか。」
(n=110)と質問したところ、
「非常にある」が30.8%、「ややある」が53.6%
という回答となりました。
・非常にある:30.8%
・ややある:53.6%
・あまりない:14.5%
・全くない:0.9%
・わからない/答えられない:0.0%
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一次面接で実施している面接評価、69.9%が「評価基準がない、または簡易な評価基準で評価している実態」(レベル1〜3)
「Q5.一次面接でどのように面接評価を実施していますか。以下の選択肢から最もあてはまるものをお選びください。」
(n=110)と質問したところ、
「レベル3|簡易な評価基準があり、決められた質問と自分の気になる箇所を質問して評価している」が32.7%、「レベル2|簡易な評価基準があり、今までの経験をベースに質問し主観で評価している」が22.7%、「レベル4|明確な評価基準があり、今までの経験をベースに質問し主観で評価している」が17.3%
という回答となりました。
・レベル1|今までの経験をベースに主観で評価している:14.5%
・レベル2|簡易な評価基準があり、今までの経験をベースに質問し主観で評価している:22.7%
・レベル3|簡易な評価基準があり、決められた質問と自分の気になる箇所を質問して評価している:32.7%
・レベル4|明確な評価基準があり、今までの経験をベースに質問し主観で評価している:17.3%
・レベル5|明確な評価基準があり、決められた質問と自分の気になる箇所を質問して評価指標を用い評価している:7.3%
・レベル6|明確な評価基準があり、全ての項目を網羅的に確認するために会話と深掘り質問を行い評価をしている:5.5%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:0.0%
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89.1%が、「一次面接の合否理由をしっかりと説明または報告できている」と回答
「Q6.あなたは、一次面接の合否理由をしっかりと説明または報告できていると思いますか。」
(n=110)と質問したところ、
「非常にそう思う」が28.2%、「ややそう思う」が60.9%
という回答となりました。
・非常にそう思う:28.2%
・ややそう思う:60.9%
・あまりそう思わない:10.0%
・全くそう思わない:0.9%
・わからない/答えられない:0.0%
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一次面接を通過した際の合格理由の説明方法、58.2%が「議事録なしで合格理由を軽く共有、または共有している」と回答(レベル1〜2)
「Q7.一次面接を通過した際、どのように合格理由を説明していますか。以下の選択肢から最もあてはまるものをお選びください。」
(n=110)と質問したところ、
「レベル2|合格理由を共有している(合格させた要素が明確に説明できる)」が40.0%、「レベル3|議事録と合格理由を共有している(合格させた要素が明確に説明できる)」が21.8%、「レベル1|合格理由を軽く共有している(一言レベル)」が18.2%
という回答となりました。
・レベル1|合格理由を軽く共有している(一言レベル):18.2%
・レベル2|合格理由を共有している(合格させた要素が明確に説明できる):40.0%
・レベル3|議事録と合格理由を共有している(合格させた要素が明確に説明できる):21.8%
・レベル4|議事録と合格理由、懸念点を次回の面接で利用できるように共有している(情報が足りないと指摘されたことがない):13.6%
・レベル5|議事録と合格理由・懸念点・他候補者との差別化ポイントなどを説明できる(複数の第三者が見ても評価のズレが起きないレベルの申し送りが可能):5.5%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:0.9%
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一次面接を見送る理由、78.2%が「評価項目に対して明確な理由がない」実態(レベル1〜3)
「Q8.お見送りを出す場合、どのような理由が多いですか。以下の選択肢から最もあてはまるものをお選びください。」
(n=110)と質問したところ、
「レベル3|評価項目に対して何とは言えないが、足りない項目があると感じる」が30.9%、「レベル2|経験上、スキルレベルが足りないと感じた」が30.0%、「レベル1|気になる発言などがあり、なんとなく違うと感じた」が17.3%
という回答となりました。
・レベル1|気になる発言などがあり、なんとなく違うと感じた:17.3%
・レベル2|経験上、スキルレベルが足りないと感じた:30.0%
・レベル3|評価項目に対して何とは言えないが、足りない項目があると感じる:30.9%
・レベル4|評価項目に対しての面接内容を比較して明確に足りない項目がある:11.8%
・レベル5|合格基準が明確であり合格ラインに対してどの能力値が足りていないかを具体的に説明できる(第三者にお見送り理由を納得感をもって説明できる):8.2%
・その他:0.9%
・わからない/答えられない:0.9%
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42.8%が、「一次面接の必要性を感じていない」ことが明らかに
「Q9.あなたは一次面接の必要性についてどう思いますか。」
(n=110)と質問したところ
、「全く必要性を感じない」が10.1%、「あまり実施する意味を感じないのでできればやりたくはない」が32.7%
という回答となりました。
・全く必要性を感じない:10.1%
・あまり実施する意味を感じないのでできればやりたくはない:32.7%
・必要な業務だと考えている:32.7%
・非常に重要な業務である:24.5%
・わからない/答えられない:0.0%
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まとめ
今回は、上場企業の中途採用で一次面接の面接官の経験がある会社員110名を対象に、上場企業の中途採用の一次面接に関する実態調査を実施しました。
まず、面接官が考える就職や転職時における一次面接の役割については、「応募者の基本的な技能と資格の確認」が47.3%で最も多く、「コミュニケーション能力と対人スキルの確認」と「仕事に対するモチベーションと熱意の評価」が共に42.7%でした。
また、約9割の面接官が「自分の所属している企業の求める人物像を明確に理解している」と回答し、84.4%が「一次面接で応募者をしっかり評価できている」という自信を持っていることもわかりました。
一方で、一次面接でどのように面接評価を行っているかという質問の回答として、「レベル3|簡易な評価基準があり、決められた質問と自分の気になる箇所を質問して評価している」が32.7%でもっとも多いことから、意識と実態のギャップが浮き彫りになりました。
さらに、一次面接の必要性について、「全く必要性を感じない」が10.1%、「あまり実施する意味を感じないのでできればやりたくはない」が32.7%となり、42.8%が「一次面接の必要性を感じていない」ことも明らかになりました。
今回の調査では、一次面接官の多くが応募者の評価に自信を持つ一方で、評価基準の曖昧さが浮き彫りになりました。
企業はますます高度な人材を求める中、実際には評価基準が明確でなく、適切な人材を見逃してしまうリスクが考えられます。企業が明確な評価基準を設定することは、自社が求める人材を獲得しやすくなり、採用選考が効率化するだけでなく、採用ミスマッチの防止などに役立つため、社員の定着率向上も期待できるのではないでしょうか。
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会社概要
会社名 :PortRay株式会社
設立 :2019年3月
代表者 :代表取締役 鹿野翔太
所在地 :〒107-0061 東京都港区北青山2丁目12番8号 BIZSMART
事業内容:転職のセンター試験「OSUMITSUKI」、動画メディア、有料職業紹介事業
URL :
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