株式会社WOWOW(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員 山本 均)が制作し、放送・配信した「連続ドラマW フィクサー Season1」が、A-PAB 4K番組アワードにおいて、ドラマ部門で最優秀作品を受賞しました。さらに、「連続ドラマW フィクサー Season1」はドラマ部門、紀行・ドキュメンタリー部門、ライブ・エンターテインメント部門、短篇映像部門の全4部門の最優秀作品から選ばれるグランプリも受賞しました。
また、「ドキュメンタリーシリーズ WHO I AM パラリンピック 小田凱人(日本/車いすテニス)」が、紀行・ドキュメンタリー部門で優秀作品を、「NODA・MAP『兎、波を走る』作・演出 野田秀樹」がライブ・エンターテインメント部門で、優秀作品を受賞しました。当社3作品が同時受賞するという快挙となりました。
A-PAB 4K番組アワードは、2018年12月1日に開始した4K8K衛星放送が5周年を迎えたことを機に、A-PAB会員社によりこれまで制作された4K映像作品を広く募集し、優れた作品を表彰するために、一般社団法人放送サービス高度化推進協会によって設立されました。各受賞番組の詳細は、以下の通りです。
■「連続ドラマW フィクサー Season1」(全5話)概要
審査委員講評
(審査委員長 青山学院大学 総合文化政策学部 教授 内山隆氏)
今回、グランプリに推したWOWOW作品「連続ドラマW フィクサー Season1」は、圧倒的な没入感でした。役者の良さ、脚本の良さは”当然の前提”としたうえで、仮にこれが2K作品だったら、その没入感は大きく減じられたのではないかと思います。1インチでも大きな画面で鑑賞したい作品です。
(審査委員 ジャーナリスト/コラムニスト/放送ジャーナル社取締役 長谷川朋子氏)
数多くのヒット作を生み出されてきた脚本家・井上由美子氏が「フィクサー」を題材に描く骨太かつ極上エンターテイメントです。技術力によって作品の良さを底上げしていることに感動すら覚えたほど。室内、屋外、昼夜と、どの場面に切り替わっても統一感のある安定したグレーディングが上質な映像を作り出し、なかでも夜景のロケシーンは作品の持つハードボイルド感を高める映像美が堪能できるものでした。
主演の唐沢寿明さんをはじめとする豪華役者陣の気迫たっぷりの演技も引き立て、4Kドラマを最上級に味わえる作品です。
初回放送
2023年4月23日(日)午後10:00[WOWOWプライム][WOWOW4K]
WOWOWオンデマンド
配信中
https://wod.wowow.co.jp/program/183893
番組内容
<ストーリー>
ある夜、総理大臣を乗せた車が事故に遭い、死亡した運転手には飲酒運転の疑惑が……。さらに、新薬の認可をめぐる密約スキャンダルとの関係性も疑われ始める。そんな中、事故の対応に追われる総理の秘書官・中埜弘輝(藤木直人)に近づくひとりの男がいた――。「フィクサー」とも呼ばれるその男の名は設楽拳一(唐沢寿明)。拳一は過去にも不祥事をもみ消し、今回の事故直前にも総理と電話で話をしていたのだった。
果たしてこれは偶然の事故なのか?欲望がうごめく政界で仕組まれた事件なのか?副総理の須崎一郎(小林薫)は昵懇の仲にある闇のフィクサー、本郷吾一(西田敏行)と密談を重ね……。そして、取材に没頭する新聞記者の渡辺達哉(町田啓太)のもとに何者かからタレコミ情報が入る。その後、総理は辞任に追いこまれ、総裁選が幕を開ける――。拳一はキングメーカーとして政治家たちを手玉に取り、権力を掌中にしていく。
<スタッフ・キャスト>
脚本:井上由美子
企画・プロデュース:青木泰憲
監督:西浦正記
音楽:得田真裕
プロデューサー:村松亜樹 髙田良平 黒沢淳
制作協力:リオネス
製作著作:WOWOW
出演:唐沢寿明
藤木直人 町田啓太 小泉孝太郎 要潤 吉川愛 斉藤由貴
駿河太郎/ 西田敏行(特別出演)/永島敏行 富田靖子 陣内孝則 内田有紀 小林薫
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「ドキュメンタリーシリーズ WHO I AM パラリンピック 小田凱人(日本/車いすテニス)」概要
審査委員講評
(審査委員長 青山学院大学 総合文化政策学部 教授 内山隆氏)
車いすテニス・プレイヤー小田凱人さんを取り上げたドキュメンタリーですが、スポーツものらしい躍動感ある映像は、4Kの高精細および高フレームレート抜きには伝わりにくいと思いました。
初回放送
2024年1月20日(土)午前11:00[WOWOWプライム][WOWOW4K]
WOWOWオンデマンド
無料配信中
https://wod.wowow.co.jp/content/155512
番組内容
WOWOWとIPC(国際パラリンピック委員会)の共同プロジェクトとして2016年に始まった、世界最高峰のパラアスリートに迫る大型シリーズ「パラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ WHO I AM」が、2023年に「ドキュメンタリーシリーズ WHO I AM パラリンピック」にリニューアル。これまで26カ国43組のアスリートに迫り、国際エミー賞ノミネートに加え、アジア太平洋放送連合(ABU)賞テレビ・スポーツ部門最優秀賞、4度の日本民間放送連盟賞優秀受賞など国内外で評価を得たシリーズの新シーズンを無料放送&配信。ナビゲーター&ナレーターは引き続き俳優の西島秀俊が務める。
最新シーズンでは、2023年に車いすテニスで史上最年少グランドスラム制覇&世界ランキング1位を達成した小田凱人が登場!
<スタッフ・キャスト>
出演:小田凱人(車いすテニス)
ナビゲーター&ナレーター:西島秀俊
音楽:梁邦彦
フォトグラファー:新田桂一
演出:花枝祐樹
プロデューサー:高橋岳、畑希亜良、坂口和之進
チーフプロデューサー:太⽥慎也
In partnership with IPC(国際パラリンピック委員会)
制作協力:共同テレビジョン
<WOWOW WHO I AM PROJECT最新情報>
公式サイト:
https://corporate.wowow.co.jp/whoiam/
公式X:
Tweets by WOWOWParalympic
公式Instagram:
https://www.instagram.com/wowowparalympic/
<WHO I AMシリーズ WOWOWオンデマンドで無料配信中>
・ドキュメンタリーシリーズ WHO I AM パラリンピック(シリーズ全5回無料配信中)
https://wod.wowow.co.jp/program/184156
小田凱人(日本/車いすテニス)
アンブラ・サバティーニ(イタリア/陸上)
エレナ・クラフゾウ(ドイツ/水泳)
サルーム・アゲザ・カシャファリ(ノルウェー/陸上)
鳥海連志(日本/車いすバスケットボール)
・ドキュメンタリーシリーズ WHO I AM LIFE (シリーズ全5回無料配信中)
https://wod.wowow.co.jp/program/178203
シディキ・コンデ(ミュージシャン)
ユリア・クノル(舞台俳優)
ヴィクトリア・モデスタ(バイオニック・ポップ・アーティスト)
チェラ・マン(アーティスト)
マイケル・ハウウェル(作曲家)
・「パラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ WHO I AM」
2016年から2021年に初回放送した過去作品
https://wod.wowow.co.jp/program/M49041
■「NODA・MAP『兎、波を走る』作・演出 野田秀樹」概要
審査委員講評
(審査委員 株式会社IMAGICA EEX 代表取締役CEO兼CCO 諸石治之氏)
舞台の素晴らしさを4Kで余す事なく捉え、暗いシーンが多い演出の中でノイズ感も少なく丁寧に処理。
また、スイッチィングや編集が入ることで、舞台のストーリーがより伝わりやすく構成されています。
初回放送
2023年12月23日(土)午後8:00[WOWOWライブ]
番組内容
野田秀樹率いるNODA・MAPの書き下ろし新作舞台を4Kで収録。
出演は、『フェイクスピア』(2021年)でNODA・MAP初参加にして、その年度の読売演劇大賞最優秀男優賞を受賞した高橋一生、そして『「Q」:A Night At The Kabuki』(2022年)のワールドツアーで国内外の観客を魅了した松たか子。さらにNODA・MAP初参加となった多部未華子に加え、秋山菜津子、大倉孝二、大鶴佐助、山崎一ら、いずれ劣らぬ実力派が勢ぞろい。変幻自在の野田演出を縦横無尽の演技で彩り、森羅万象を肉体で華麗に表現をする18人のアンサンブルキャストにも注目。野田が仕掛ける演出も、舞台装置や映像にアイデアがあふれる。
現代社会を見つめる鋭い視座と圧倒的なストーリーテリングによって、仮想現実やAIと人間の関係性なども作品に盛り込み、連日当日券を求め多くの観客が列を成した話題作。
<ストーリー>
舞台は”つぶれかかった遊園地”。迷子になった娘を捜す母親の妄想が、遊園地でリハーサル中の”不思議の国のアリス”のショーと交錯していく。”世界的な劇作家”の末裔たちも絡んで、物語は展開していく。母は”兎”と出会い、娘の行方を求めて”兎”を追いかけるが……。
収録日:2023年7月8日
収録場所:東京 東京芸術劇場 プレイハウス
スタッフ・キャスト/
作・演出:野田秀樹
出演:高橋一生 松たか子 多部未華子
秋山菜津子 大倉孝二 大鶴佐助 山崎一 野田秀樹