昨今、行政において、政策の立案や効果の測定を統計データなどの客観的なエビデンスに基づいて実施するEBPM(Evidence Based Policy Making:証拠に基づく政策立案)が推進されています。実践に当たって行政が抱える、必要なデータ・ノウハウ・人材などのリソース不足の課題を解消することが、EBPMの推進につながります。
そこで、LMはPonta会員の属性や消費・購買、意識、人流のデータを活用し、指標設計や地域の魅力開発、情報発信などのあらゆる面でEBPM推進を支援するサービスを開始いたしました。全国1億人超の会員基盤と提携店舗ネットワークを通じて蓄積する多様な定量・定性データと、LMの分析力を生かし、自治体の課題に応じたサポートを行います。
本サービスの提供に当たり、市民の地域に対する意識について実態を把握できる「地方創生データベース」を新たに構築しました。本データベースは、15万人以上の生活者に、自治体の政策に関する幅広いテーマで調査した結果をまとめたもので、「観光」「ふるさと納税」「関係人口・移住」「居住地の行政」に関して、聴取しています。項目ごとの他、訪問した観光地への再訪意向×満足理由のように、聴取データを複合的に分析することが可能です。市民目線で定量的に現状を把握し、政策の内容を具体化するきっかけを提供します。
LMは、本サービスの提供および1億人超のPonta会員のデータ分析を通じて、自治体のEBPM推進における課題解決を目指し、今後も支援の強化を図ってまいります。
※本サービスは、Ponta会員規約および個人情報保護法、その他の法令・ガイドラインに則り、データ分析を行っています
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自治体向け分析サービスについて
■サービスの特長
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分析ノウハウを有する専門スタッフが課題を伺い、分析内容を設計。自治体内で活用できるよう、分析結果を可視化したレポートの提供まで、トータルでサポート
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1億人以上の会員基盤を通じて集まるPontaの多様なデータを活用。会員属性や消費・購買、意識、人流のデータを活用することで、幅広い政策分野の仮説を検証可能
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全国で登録数230万人のPontaリサーチを活用し、自地域に限らず、他地域の市民も含めた意識データの収集が可能です。またPontaのメディアを活用した広告施策など、分析にとどまらず、最適な情報発信の実行も支援
■利用イメージの一例:市内外の居住者に幅広くアンケート聴取し、相対評価を実施
課題 |
自地域の市民モニター制度を活用して、政策別の市民満足度を聴取したが、他の地域と比べて、どの政策がどの程度評価されているか分からない |
解決策 |
Pontaリサーチで全国の会員にインターネットリサーチを行い、全国の自治体と比較した相対評価を実施する |
結果 |
子育て環境の満足度が全国1位と判明。地域のプロモーション戦略で子育て環境の良さを訴求し、若年層の移住促進に生かす |
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地方創生データベースについて
全国15万人以上の生活者にアンケートした結果をまとめたデータベースです。「基本属性(性年代・居住地・出身地・家族構成など)」の他、「観光」「ふるさと納税」「関係人口・移住」「居住地の行政」を、1つのパネルデータとしてまとめています。本データベースを基に分析することで、一から調査を行うよりもスピーディーに地域の現状を把握することができます。
■調査項目一覧
■レポート例
【地方創生データベースの調査概要】
調査方法 |
インターネット調査 |
調査期間 |
2024年2月8日~3月4日 |
パネル |
「Pontaリサーチ」会員(Ponta会員で「Pontaリサーチ」に登録している方) |
調査対象 |
国内在住の10代以上の男女 |
有効回答数 |
158,584名 |