早生(わせ)桃の産地、川西市南部の加茂地区で、市特産早生桃の収穫が始まりました。
加茂地区で最も多く栽培されている「日川白鳳(ひかわはくほう)」の収穫は、来週には全盛期を迎え、JA兵庫六甲の農産物直売所「スマイル阪神」(伊丹市)のほか、市内や近隣市のスーパーなどで販売されます。
加茂地区で早生桃を栽培している農家の大田雅之さん(おおた まさゆき、63歳)は、約2,000平方メートルの桃畑(加茂3丁目)で、早生品種の「日川白鳳(ひかわはくほう)」や「花嫁(はなよめ)」などの桃の木を約50本を栽培しており、桃畑には甘い桃の香りが漂っています。
今年も例年通りの時期に「日川白鳳」の収穫作業が始まりました。
大田さんの畑では「日川白鳳」の出荷は30日ごろまで続き、桃は中1個当たり220グラムのものが中心となり、JA兵庫六甲や市場などに出荷されます。
今年も例年同様の美味しくて美しい桃が育っているといいます。
収穫作業にあたっている大田さんは「今年は害虫の被害などを少し心配していましたが、味も含め、順調に育っていると思います。川西の桃は市場に近いため、収穫した翌日には店頭に並びます。この新鮮でおいしい桃を多くの人に味わっていただきたい」などと話していました。
また、6月21日(金)には川西市特産物イベント実行委員会が主催で「桃の即売会」を開催。
午前10時からアステ川西ぴぃぷぅ広場(栄町)で販売。
当日の午前8時から整理券を配布(先着順で無くなり次第終了)。
なお、価格は、大サイズ1800円、中サイズ1400円(ともに1箱6個入り)で販売し、1人当たりの購入箱数の上限は、当日の入荷個数により決定します(桃が無くなり次第販売終了)。
<川西特産の桃>
市内加茂地区などでは約40戸の農家が約4ヘクタールの畑で早生品種の「日川白鳳(ひかわはくほう)」などを栽培。京阪神地域を中心に年間約60トンを出荷しています。