患者さんやご家族の「医療体験に価値を創ること」を理念として発足したNPO法人MedicalPLAY(東京都世田谷区 共同代表:大脇 由樹, 小野 浩二郎)は、ストレスの少ない医療提供や、インフォームド・コンセント/アセントの充実などを目指し放射線検査を受ける子どもと保護者に向けた医療絵本の制作に取り組み、
2024年6月20日よりクラウドファンディングに挑戦します。
諸外国と医療保険制度の違いは、検査への慎重さにも影響?
医療保険制度の仕組みは、国によって違いがあります。
例えばアメリカは自由診療であり、公的医療保険に加入できる人は限定されます。
日本では原則3割負担とされている医療費も、アメリカでは加入している保険会社、住んでいるエリア、受診した病院などによって異なります。
例:胸部レントゲン撮影にかかる医療費
日本では2300円/枚
アメリカではおよそ10,300〜12,300円/枚
保険料や医療費が高額なアメリカでは、医師に勧められた検査であっても、受けるかどうかは患者側が慎重に判断する傾向があります。
一方、日本では「念のためレントゲンを撮る」というケースが多くみられ、特に乳幼児や幼児の場合は子ども達の心理的ストレスを少しでも軽減するために、保護者も一緒になって検査のサポートをしなければならない事もあります。
当事者家族へのインタビューと応援メッセージ
検査に関連した保護者の負担やプレパレーションの必要性について、今回は
一般社団法人チャーミングケア
代表理事 石嶋瑞穂さんにお話を伺いました。
息子さんが小児白血病で入院中、病院の手違いで保険が適応されてない金額で請求書を発行されたことがあり、請求金額に『360万円』と書いてあって、ひっくり返りそうになったというエピソードが印象的でした。
放射線検査や鎮静薬の使用にはさまざまなリスクが伴い、大人でも経験したことがない検査を受けるのはとても不安なこと。
子どもには、物心つきだしたらプレパレーションは必要で、鎮静薬の使用については慎重に判断されるべきだという応援メッセージをいただきました。
プレパレーションは、「子どもに対する検査の事前説明」というだけでありません。
子ども達の医療リテラシーを向上させ、前向きに検査や治療に取り組む姿勢に繋がったり、理解を深めることで、精神的な安定にも繋がります。
私たちは医療絵本の制作・配布を通じて、検査を受ける子どもたちの不安や恐怖を軽減させるとともに、不必要な鎮静検査を一つでも減らしたいと考えています。
クラウドファンディングは、6月20日ー7月28日開催です!
URL:
https://readyfor.jp/projects/medicalplay-ehon-project?sns_share_token=
NPO法人MedicalPLAY(
https://medicalplay.or.jp/)とは
医療体験に価値をというビジョンの元、2021年10月に団体を発足。医療者、大学教員、企業人をはじめとする15名のメンバーでその信念を果たすために活動。
検査や治療の事前準備(プレパレーション)のためのツールを医療現場に届け普及させることで、医療提供の機会損失や不要な鎮静検査を改善することが目的として2024年6月20日からクラウドファンディングに挑戦しています!
問い合わせ先
NPO法人Medical PLAY 代表 大脇由樹(owaki.yoshiki@medicalplay.or.jp)
HP掲載問い合わせ先はこちら
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSejaGFh5J7aFWUywEVmrZW-_3Bl96duu6JW2V_1qglICgtZ6w/viewform