日本のLGBTQI+労働者の34%が職場での差別に直面。半数以上が、企業が問題に取り組み、前向きな変化を起こす…

日本のLGBTQI+労働者の34%が職場での差別に直面。半数以上が、企業が問題に取り組み、前向きな変化を起こす...
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LGBTQI+労働者の41%(日本は34%)が職場での差別に直面、29%(日本は23%)が退職を余儀なくされている。インクルージョンの欠如が企業が重要な人材を失う一因に


調査によると、職場におけるこのような包摂と受容の欠如が、LGBTQI+労働者の全体的なキャリアの可能性に影響を及ぼしているという結果になりました。36%(日本は27%)が、職場で自分らしくいられないため、仕事に対するモチベーションや生産性が低下していると回答し、同じく36%(日本は29%)が、オフィスが自分にとって包括的な空間であると感じられないため、リモートワークの方が好ましいと回答しています。また、職場での差別を心配するあまり仕事を辞めたり(29%、日本は23%)、別のキャリアパスを模索せざるを得なくなっており(32%、日本は23%))、インクルーシブでない職場と職場離脱が直結していることを示しています。


雇用主の取組に対する評価が低い日本:特に若年層の懸念に応える必要は急務


LGBTQI+労働者の半数以上(57%、日本は51%)が、企業は社内でLGBTQI+問題に取り組み、前向きな変化を起こすべきだと考えています。労働者は形だけの行動を強く意識しており、企業はその行動が不誠実であると思われないように注意すべきです。このことは、LGBTQI+の労働者の41%(日本は25%)が、雇用主はプライド月間に積極的に関与していると答えた一方で、39%(日本は29%)は雇用主の貢献を形だけのものと考えているという調査結果からも明らかになりました。特に日本は、私の雇用主は、LGBTQI+の従業員にとって公平な職場を作るために意味のある行動をとっていると回答した人がグローバルで51%に対し3%とそもそも低く、差別がキャリアアップに与える影響に対する懸念についてZ世代とベビーブーマー世代の差が開いている(45%対29%、日本は50%対18%)ことから、若い世代が雇用塗に対して求めているさらなる変化に対し、理解と対応が必要です。



雇用主がLGBTQI+労働者を受け入れる環境を醸成する3つの具体的な方法


これらの調査結果を踏まえ、ランスタッドはこの度のレポートで、雇用主がLGBTQI+労働者を受け入れる環境を作るための具体的な方法として、以下の3つを紹介しています。

1.従業員主導のグループに権限を与える:すべての取り組みが従業員の実際の経験に基づいたものとなるよう確実にすることで、知識に基づき目標を明確にした企業活動につなげ、職場の包括性を支援・強化する。

2.尊重と共感の文化を浸透させる:LGBTQI+労働者を「他者」として認識したり、性別や性的指向のみで定義するのではなく、多様な経験を認識し尊重する。

3.年間を通した真のアライシップ:プライド月間は、企業にとってLGBTQI+を包括する取り組みを振り返る重要な機会となるが、この意識は1ヶ月だけにとどまらない。



ランスタッドN.V. CEO サンダー・ファン・ト・ノールデンデのコメント


日本のLGBTQI+労働者の34%が職場での差別に直面。半数以上が、企業が問題に取り組み、前向きな変化を起こす...

「LGBTQI+コミュニティの一員として、私は自分のキャリアを通じて、企業がより包括的で公平な職場を作るために前向きな前進をしているのを見てきました。LGBTQI+の労働者のかなりの割合が、いまだに差別に直面し、ありのままの自分でいることができずにキャリアアップに支障をきたしています。

ビジネスリーダーには、改善を続ける責任があり、有意義な変化をもたらし、職場への帰属意識を高めるような行動をとる必要があります。労働者は一貫して、職場で自分らしくいられるということは、生産性が上がり、やる気が出て、職場で自分の可能性を最大限に発揮できるということだと語っています。人材不足の中、企業はこれまで以上に優秀な人材を惹きつけ、維持する必要があります。それは正しいことであるだけでなく、ビジネス上も理にかなっているのです。」


「ランスタッド・ワークモニター LGBTQ+労働者のパルスサーベイ」は 下記からご覧ください。


日本語版:右記からダウンロードできます。


https://services.randstad.co.jp/download/form/workmonitor2024q2



英語版(オリジナル):


https://www.randstad.com/press/2024/one-in-three-lgbtqi-workers-believe-their-sexuality-gender-identity-has-negatively-affected-their-career/

*¹ LGTBQI+:Lはレズビアン、Gはゲイ、Bはバイセクシュアル、Tはトランスジェンダー、Iはインターセックスの頭文字をとった単語で、ほか、さまざまなセクシャリティを持つ人々を表すセクシュアル・マイノリティ(性的少数者)の総称のことです。Qはクィアやクエスチョニングの頭文字を取っています。


日本のLGBTQI+労働者の34%が職場での差別に直面。半数以上が、企業が問題に取り組み、前向きな変化を起こす...


日本のLGBTQI+労働者の34%が職場での差別に直面。半数以上が、企業が問題に取り組み、前向きな変化を起こす...


日本のLGBTQI+労働者の34%が職場での差別に直面。半数以上が、企業が問題に取り組み、前向きな変化を起こす...



■ ランスタッドの会社概要


[社  名] ランスタッド・エヌ・ヴィー

[設  立] 1960年10月

[代  表] サンダー・ヴァント・ノールデンデ、ホルヘ・バスケス

[所 在 地] オランダ

[従業員数] 46,000人

[売  上] 3兆9,949億円(254億2,600万ユーロ) 2023年度実績(12月決算)



(人材サービス業として世界最大*²)

[資 本 金]  7,384億6400万円(47億ユーロ) 2023年12月末時点

[事 業 所] 世界39の国と地域

[事業内容] 総合人材サービス

[URL]


https://www.randstad.com/



(1ユーロ157.12円換算/ 2023年12月末時点)

*²Staffing Industry Analysts 2022、人材サービス企業売上ランキングより


■ ランスタッドについて


ランスタッドは、世界で最も公平で専門性を備えた人材サービス会社になるというビジョンを掲げる人材業界のグローバルリーダーです。人材不足の世の中にあっても、人材に寄り添う真のパートナー(Partner for talent)として、4つの専門分野(オペレーショナル/ プロフェッショナル/ デジタル/ エンタープライズ)を通じクライアント企業が成功するために必要な、高品質で多様性に富んだ柔軟な労働力の実現を支援します。また人々が有意義な仕事につき、それぞれが適切なスキルを身につけ、職場に目的と居場所を見出す手助けをします。ランスタッドが創造する価値を通じて、誰もにとってより良い、より持続可能な未来の実現に貢献します。

オランダに本社を置くランスタッドは、39の国と地域(市場)で事業を展開しており、約40,000人の社員が働いています。2023年には、200万人の人々の就職を支援し、254億ユーロの収益を上げています。ランスタッドN.V.はユーロネクスト・アムステルダムに上場しています。詳細は、ウェブサイトをご参照ください。

www.randstad.com


■ Award/表彰ほか

  • Great Place to Work® Institute Japanより「働きがいのある会社」に2年連続認定(2023年9月)

  • LGBTQ+に関する取組み評価指数「PRIDE指標」の最高位「ゴールド」を3年連続受賞

  • ランスタッドNVとしてダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・ワールド・インデックス(DJSI)

    プロフェッショナルサービス部門 9年連続選出(人材サービス企業として唯一)

  • 「D&Iアワード2023」より最高評価のベストワークプレイスに2年連続認定 (2023年12月)



■ ランスタッドのホワイトペーパーとコンテンツ


  1. ランスタッド・エンプロイヤーブランド2023



    https://services.randstad.co.jp/ebr


  2. ランスタッドワークモニターレポート

    (下記のリンクよりダウンロードいただけます)



    https://services.randstad.co.jp/download/workmonitor/2023-form


  3. ランスタッド法人向けブログ「WorkforceBiz」



    https://services.randstad.co.jp/blog


  4. ランスタッド個人向けコンテンツサイト「キャリアHUB」



    https://www.randstad.co.jp/careerhub/

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