スポーツテック事業を行う株式会社TAFDATA(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:山田将大、以下「TAFDATA」)は2024年4月、テニススクールを運営するノアインドアステージ株式会社(本社:兵庫県姫路市、代表取締役社長:大西雅之、以下「ノアインドアステージ」)と共同で、テニス選手のフォームを指導するAIテニス指導サービス「Tennis Labo(テニスラボ)」の導入を開始したことをお知らせいたします。
健康寿命とテニスの関係性
現代社会において、健康寿命の延伸は重要な課題となっています。スポーツの中でも特にテニスは、心身の健康を維持し、健康寿命を伸ばす効果があることが科学的に証明されています。「Various Leisure-Time Physical Activities Associated With Widely Divergent Life Expectancies: The Copenhagen City Heart Study」に基づくと、定期的なテニスのプレーは体力の向上、ストレスの軽減、そして社会的なつながりを強化することで、健康で活動的な生活を支援します。
テニスコーチの不足と質の高い指導の必要性
日本では、テニスを楽しむ人々が増え続ける一方で、高品質な指導を提供できるテニスコーチの不足が深刻な問題となっています。技術向上を目指す生徒の需要に応えるためには、革新的な解決策が求められています。
TennisLaboの導入
このような状況を打開するため、日本最大級のテニススクールノアインドアステージがTennisLaboの導入を開始しました。TennisLaboはTAFDATAによって開発された、人工知能を活用したテニス指導支援アプリです。プレーヤーのテニスプレイをタブレット端末で撮影するだけで、AIが骨格の動きを解析し、フォームを診断。改善のための具体的な指導ポイントを提案します。この技術により、コーチの人手が少ない中でも、質の高い指導を生徒に提供することが可能になります。
(イメージ図)
実証実験からの学び
前回の実証実験を通じて、コート上でのコーチは非常に多忙であることが確認されました。またお客様からは「AIとコーチにいつも言われていることが同じ」や、「プレイを見ながら確認できるので修正しやすい」などのお言葉をいただきました。そのため、本格導入TennisLaboの開発では、コーチの負担を最小限に抑えつつ、最大の効果を発揮できるよう、アプリのユーザーインターフェース(UI)の簡素化が重要なポイントとなりました。このアプローチにより、コーチは生徒により集中して指導する時間を確保でき、指導の質の向上に繋がります。
プロジェクトの展望
関西地方でのパイロット導入を皮切りに、このテニススクールはTennisLaboの本格的な導入に向けて前向きに取り組んでいます。このイニシアティブは、テニスを通じてより多くの人々の健康寿命を延ばすという目標に貢献するものです。
テニスを通じた健康寿命の延伸へ
TennisLaboの導入により、ノアインドアステージは、プレーヤーがテニスの技術向上だけでなく、健康寿命の延伸にも寄与する環境を提供していきます。TennisLaboは、テニスを愛するすべての人々にとって、健康で活動的な生活への扉を開く重要な役割を担っています。