佐賀県唐津市相知町横枕の特定非営利活動法人唐津Farm&Foodは、「人と自然の共生地域」を目指す理念のもと、ネイチャーポジティブ宣言を発表いたしました。本宣言は、自然との調和を大切にしながら、有機農業の奨励や地域資源の活用を通じて持続可能な里山づくりを進めることを目的としています。
この取り組みは、ネイチャーポジティブ経済移行戦略と生物多様性地域連携促進法に基づくものであり、地域の経済と環境の両立を図りながら、持続可能な未来を築くことを目指しています。
https://karatsu-f-f.com/np.pdf
ネイチャーポジティブ宣言の主な内容は以下の通りです:
-
自然生態系農業(有機農業)の推進
: 私たちは有機農業を奨励し、自然との調和を大切にします。農薬や化学肥料を使用しない農法を実践し、土壌の健康と生物多様性の保全を図ります。 -
循環型システムの構築
: 地域資源や廃棄物を活用した循環型のシステムを推進します。これにより、廃棄物の減少と資源の再利用を実現し、地域全体の持続可能性を高めます。 -
環境に配慮した産業振興
: 自然の適正利用を通じて、環境に配慮した産業振興や産業観光を推進します。エコツーリズムやグリーン産業の発展を図り、地域経済の活性化を目指します。 -
持続可能な里山づくり
: 研究機関や企業と連携し、持続可能な里山づくりを進めます。環境保全活動や地域コミュニティの強化を通じて、豊かな自然環境の維持と地域住民の生活向上を図ります。 -
伝統と文化の継承
: 自治公民館活動や教育活動を通じて、自然と生活文化のかかわりを大切にする伝統を継承します。地域の歴史や文化を次世代に伝えることで、地域のアイデンティティを守ります。 -
世界との連携
: 唐津の自然共生型の取り組みを世界につなげていきます。国際的なネットワークを構築し、グローバルな視点で持続可能な社会の実現を目指します。
ネイチャーポジティブ経済移行戦略
に基づき、私たちは地域経済の持続可能な発展を目指しています。この戦略は、環境保護と経済成長を両立させるための具体的な計画を含んでおり、自然資源の適切な利用や再生可能エネルギーの導入を推進します。
また、
生物多様性地域連携促進法
の理念を受け、地域内外の連携を強化しています。この法律は、生物多様性の保全と地域の発展を両立させるための枠組みを提供しており、私たちの活動においても重要な指針となっています。
私たちは、生物多様性の保全を重視し、唐津の自然を守り、次世代に引き継いでいくために、ネイチャーポジティブの実現を目指します。この宣言を通じて、地域と世界が共に成長し、持続可能な未来を築くことを目指します。