株式会社リクルート(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:北村 吉弘)の美容に関する調査研究機関『ホットペッパービューティーアカデミー』(
https://hba.beauty.hotpepper.jp/
)は、全国の人口20万人以上の都市居住者のうち、15~69歳の男女1万3,200人を対象に、過去1年間におけるアイビューティーサロンの利用に関する実態調査を実施しましたので、その結果をご報告いたします。
■市場規模推計※1(消費者ベース)・1年以内のサロン利用率※2
美容センサスから推計した市場規模は、1179億円(前年比28.9%増)。1年以内のサロン利用率が男女ともここ5年で最高値。
※1サロン利用率、1回あたり利用金額、年間利用回数と人口推計(総務省統計局)からの推計(P4参照)
※2「過去1年間に1回以上利用」の割合(いずれの年も男女各n=6,600/各単一回答)
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市場規模の大幅な拡大には、男女ともに利用者が増えたことに加えて、女性の1回あたり利用金額と年間利用回数がコロナ禍前からV字回復したことも影響(P1-2)。
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女性は「まつげエクステンション」「アイブロウ・眉カット」などの利用率が前年から増加。特に40代が前年から大きく伸びている(P3)。
研究員からのコメント
外出機会が“コロナ禍前”の水準に戻る中で、目元美容は「高単価・広範囲」へ
コロナ禍では、「マスクから見える」目元の美容への意識が高まり、アイビューティーサロンでは「まつげパーマ・カール」の女性利用が増加していました。マスク着用の規制が緩和され、外出機会がコロナ禍前の水準に戻ったここ1年で、施術単価が高い「まつげエクステンション」は復活の兆しを見せています。また、「アイブロウ・眉カット」をサロンで利用する男女が増えており、目元美容は高単価化、そして施術の範囲が広がる傾向にあります。
特に、40代のオトナ女性は1回あたりの利用金額が顕著に上昇しました。「まつげエクステンション」や「アイブロウ・眉カット」の利用も伸びており、アイメイクに時間をかけない時短美容として取り入れる人が増えていると考えます。
『ホットペッパービューティーアカデミー』研究員 田中 公子
■1回あたり利用金額
女性の利用金額はここ5年で最も高い。年代別に見ると、40代の利用金額が前年から大きく上昇。
男性の利用金額は前年から上昇。年代別に見ると、20代が大きく上昇。
Q. サロンを利用の際、1回あたりどのくらいの費用をかけていますか。
(アイビューティーサロン利用者/実数回答)
【アイビューティーサロン】1回あたり利用金額の平均
【アイビューティーサロン】1回あたり利用金額の平均(年代別)
※人口統計比率に合わせた集計(ウェイトバック集計、以下WB)前n=30以下の年代は、斜体グレー表示にしている。前年のみWB前n=30以下の場合は「増減率」のみ斜体グレー表示
■年間利用回数
女性の年間利用回数はここ5年で最も多い。コロナ禍以降落ち込んだ利用回数がV字回復。
Q. あなたは過去1年間に、サロンをどの程度利用しましたか。
(アイビューティーサロン利用者/実数回答)
【アイビューティーサロン】年間利用回数の平均≪1回以上利用者ベース集計≫
■1年以内のメニュー利用率
最も利用率の高いメニューは男女とも「まつげパーマ・カール」。
女性は「まつげパーマ・カール」が前年差1.2ポイント減。2位の「まつげエクステンション」が2.0ポイント増。3位の「アイブロウ・眉カット」は5.2ポイント増。
「まつげエクステンション」「アイブロウ・眉カット」は、40代女性が前年から大幅に増加。
Q. 過去1年間、あなたはアイビューティーサロンで、以下のメニューをどの程度利用しましたか。
(1回以上の利用者の割合)(アイビューティーサロン利用者/実数回答)
■調査概要
調査名 :「美容センサス2024年上期≪アイビューティーサロン編≫」
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2024年2月1日(木)~2月12日(月)
調査対象:全国、人口20万人以上の都市に居住する15~69歳の男女各6,600人
※図表内の%の値は小数第2位を四捨五入しているため、差分や合計値において、単純計算した数値と合致しない場合があります。
※実数回答設問では、想定範囲から外れた値を「外れ値」として除外して集計しているため、記載しているn数と算出に用いた基数が異なる場合があります。
【人口統計比率に合わせた集計(ウェイトバック集計)】について
今回より人口統計比率に合わせた集計(ウェイトバック集計)に変更しています。(2020年~2023年のデータも再集計)
詳細は「美容センサス2024年上期≪アイビューティーサロン編≫報告書」をご参照ください。
P1【市場規模推計 算出の方法】
男女各年代の市場規模推計の合算値(15~69歳・男女合計)
市場規模推計(円)
=人口(人)※1×1年以内のサロン利用率(%)※2×1回あたり利用金額平均(円)※3×年間利用回数平均(回)※4
※1人口データは人口推計(総務省統計局)を使用。年齢(5歳階級)、男女別人口―総人口(各年10月1日時点)。調査年の前年10月1日時点の人口を使用。
※2※3※4ホットペッパービューティーアカデミー「美容センサス2024年上期≪アイビューティーサロン編≫資料編」より使用。
■『ホットペッパービューティーアカデミー』とは
美容に関する調査研究機関。「美容の未来のために、学びと調査・研究を」をビジョンに2014年に開校しました。美容サロンのマネジメントやマーケティングを学ぶ「経営セミナー」、美容センサスなどの「調査研究」、訪問美容・女性活躍・SDGsなどの情報提供・イベント開催などをはじめとした「サステナビリティ活動」を柱に、全て無料で美容業界へ情報発信しています。これらの活動により、美容業界の成長に寄与する場の提供を目指しています。
リリースPDFはこちら
https://www.recruit.co.jp/newsroom/pressrelease/assets/20240625_beauty_06.pdf
美容センサス2024年上期≪アイビューティーサロン編≫報告書
https://www.recruit.co.jp/newsroom/pressrelease/assets/20240625_beauty_12.pdf
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